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しあわせをひとつ・・・・。 |
無精子症臨床症例
無精子治療症例 31 | |||||||||
基礎環境 | |||||||||
非閉塞性無精子 | 精巣生検 済 | 初婚 | 結婚歴約4年 | ||||||
初診時年齢33才 | 通院病院3軒 | 小児期夜尿症無 | 住所地-関東(TK) | ||||||
初診以前の病的環境や治療経緯 | |||||||||
○妻側の検査を開始してまもなく無精子症が確認され、大学病院にて検査処置を行っておりました。採血の異常数値に気づき、公立病院に転移して再検査(2側目)等からセミノーマ(睾丸のガン)が確認され右睾丸を摘出手術を行いました。手術の際、左睾丸から精巣生検(TESE)で精子を回収凍結されました。のちに凍結精子による顕微受精を行いトータルで8個採卵するも受精卵は出来ませんでした。 |
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科学的検査、ホルモン検査、精液検査等 | |||||||||
精巣生検結果 | 染色体検査 | 過去の採血 | 精液検査 | ||||||
実施せず |
一般染色体検査 46XY(正常) Y染色体一部欠失 実施せず |
PRL・・22.4・未検査 LH・・0.1・・0.57 FSH・・1.1・・・1.34 TST・682.8・・・・628 他( ) |
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既往疾患、特殊事情など | |||||||||
○セミノーマ(睾丸のガン)右睾丸摘出 (上記の採血はガン摘出前の結果) 下記は睾丸摘出2ヵ月後の採血 LH・・・・・5.87 FSH・・・・10.92 TST・・・・708 ○左睾丸 精索静脈瘤 |
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はり治療前の不妊環境のまとめ | |||||||||
・左睾丸内に精子がいる事が確認されておりますが、顕微受精で利用できない劣化精子?だったと判断します。この精子の改善とできれば精巣生検なしで射精精液中から確認したい希望を持って来院されました。 | |||||||||
日本ハリセンター初診および受診後の検査結果 | |||||||||
○精索静脈瘤の存在を見逃すわけにはいきませんでした。 | |||||||||
問 診 | |||||||||
呼吸器疾病 | 循環器疾病 | 内科的疾病 | 甲状腺機能 | ||||||
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神経内科系 | 脳外科系疾患 | 大腸の疾患 | ストレス障害 | ||||||
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メンタル障害 | 糖尿病 | 感染症の有無 | 禁止薬物 | ||||||
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触 診 | |||||||||
睾丸・陰嚢温度 | 睾丸のサイズ | 睾丸の硬度 | 陰嚢容積 | ||||||
35.1℃ | 右なし 左14.5ml | やや軟化 | 大きめ | ||||||
陰嚢内睾丸位置 | 睾丸の左右状態 | 陰嚢下垂状態 | 陰嚢色素形態 | ||||||
下方定位型 | - | 下垂 | 標準タイプ | ||||||
陰嚢表皮形状 | 陰嚢引っ張り度 | 陰部陰毛形状 | 陰嚢陰茎の色 | ||||||
標準タイプ | 標準タイプ | 標準タイプ | 標準タイプ | ||||||
陰嚢温感検査 | 陰嚢冷感検査 | 陰嚢収縮検査 | パルス感応検査 | ||||||
反応あり | 反応あり | 反応なし | 反応あり | ||||||
疾病の有無 | 陰嚢発育度 | 特殊事情 | その他 | ||||||
精索静脈瘤 | 標準タイプ | - | - | ||||||
性機能の環境について | |||||||||
逆行性射精 | ED 有 無 | セックスレス有無 | 早漏 遅漏 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
性機能低下症 | 異常性愛 | 泌尿器疾病 | 小児期夜尿症 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
いつも勃起状態 | 第二次性徴異常 | 鼠径ヘルニア | 内分泌障害 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
包茎・仮性包茎 | 頻尿 | 生殖器奇形 | 思春期異常 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
前立腺障害 | 腎機能障害 | 性犯罪歴 | その他 | ||||||
な し | な し | な し | - | ||||||
小児期発育障害の有無 | |||||||||
言葉の発達 | 情緒の発達 | 知識の発達 | 体の成長 | ||||||
- | - | - | - |
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運動器系の発達 | 協調性の発達 | 感覚器の発達 | 鼠径ヘルニア | ||||||
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科学的検査とその経緯について | |||||||||
一般血液検査 | 染色体検査 | 性感染症有無 | 血液特殊 | ||||||
問題なし | 一般染色体検査 検査済み Y染色体一部欠失 正常 |
異常なし | ・ ・ ・ ・ ・ |
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体質や病的環境・遺伝的疾患など | |||||||||
体質障害 | メンタル障害 | 遺伝疾患 | 罹患疾患 | ||||||
- | - | - | セミノーマ | ||||||
総合的診断 | |||||||||
・精子の確認は以前の精巣生検(TESE)で確認されております。受精卵0個が大きく問題を広げています。精索静脈瘤と精子の環境と睾丸温度を考えて、FSH値を少し高めで25mIU/mlまであげてみることに致しました。 |
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診断とはり処置と科学的経過について | |||||||||
○加療により徐々にFSH値が上昇し始めました。一般無精子ではFSH上昇は禁忌ですが、睾丸が一個しかないのに脳は二個ある睾丸に安定供給をしているわけです。単一睾丸の方はFSH値を20以上で正常とみなします。そこまで上昇を待って精液検査を行います。 |
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科学的動態 | |||||||||
PRL・・未確認・・・・9.8・・・・7.5 LH・・・未確認・・・・7.4・・・・12.2 FSH・・11.03・・・・・15.2・・・・24.0 TST・・・590・・・・・651・・・・・598 ※1側目の採血はガン摘出後一年目の公立病院のデータです。 |
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治療の結果と進路について | |||||||||
精液検査結果 | 精巣生検結果 | ||||||||
・第1回・・・正常精子4匹 ・第2回・・・・正常精子1匹 以後の処置は公立病院で行うことになりました。 |
回避されました。 | ||||||||
ご通院期間 約5ヶ月 治療後記 セミノーマと宣告された時はどうなるのか将来が不安になりましたとのことでした。 |
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