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しあわせをひとつ・・・・。 |
無精子症臨床症例
無精子治療症例 25 | |||||||||
基礎環境 | |||||||||
非閉塞性無精子 | 精巣生検 済 | 初婚 | 結婚歴9年 | ||||||
初診時年齢37才 | 通院病院5軒 | 小児期夜尿症無 | 住所地-九州(M) | ||||||
初診以前の病的環境や治療経緯 | |||||||||
○結婚直後に婦人科検診にて、無精子症と診断され正確を期すため泌尿器科受診をすすめられ受診するも、両側精索静脈瘤がレベルが高く大学病院での処置になりました。大学にて精索静脈瘤の処置を行い精液検査も実施されましたがやはり精子が確認できておりませんでした。九州地区の体外受精施設にて精巣生検を実施いたしました。精子の確認はできなく、ジョンソンスコアーも不明のままでした。その後何もせず、このことに触れたり不妊のことを耳にするだけで気分的にアレルギー状態が続いておりました。5年が経って投薬療法を半年ほど行いましたが結果が得られずハリセンターを訪れていただきました。 | |||||||||
科学的検査、ホルモン検査、精液検査等 | |||||||||
精巣生検結果 | 染色体検査 | 過去の採血 | 精液検査 | ||||||
精子確認できず | 一般染色体検査 46XY(正常) Y染色体一部欠失 実施せず |
PRL-10.2-14.2- 22.6-25.8 -22.3 LH-14.0-13.2- 11.0-10.25-15.1 FSH-40.5-40.0 -42.3-46.4 -56.1 TST-555 -823-946-1060 -1961 その他・ ーーーーーーーーーー |
・精液量・・3.2ml ・白血球・・15万 /ml以下 ーーーーーーー |
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既往疾患、特殊事情など | |||||||||
○この無精子症は一般的な非閉塞性無精子症ではありませんでした。 | |||||||||
はり治療前の不妊環境のまとめ | |||||||||
・九州からの飛行機による遠方外来のため継続しての治療が可能かどうか不安でした。 | |||||||||
日本ハリセンター初診および受診後の検査結果 | |||||||||
○病的因子が原因かも? | |||||||||
問 診 | |||||||||
呼吸器疾病 | 循環器疾病 | 内科的疾病 | 甲状腺機能 | ||||||
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神経内科系 | 脳外科系疾患 | 大腸の疾患 | ストレス障害 | ||||||
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メンタル障害 | 糖尿病 | 感染症の有無 | 禁止薬物 | ||||||
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触 診 | |||||||||
睾丸・陰嚢温度 | 睾丸のサイズ | 睾丸の硬度 | 陰嚢容積 | ||||||
35.3℃ | 右9ml 左10ml | 高度軟化 | 大きめ | ||||||
陰嚢内睾丸位置 | 睾丸の左右状態 | 陰嚢下垂状態 | 陰嚢色素形態 | ||||||
中間型 | 平行型 | 下垂 | 標準タイプ | ||||||
陰嚢表皮形状 | 陰嚢引っ張り度 | 陰部陰毛形状 | 陰嚢陰茎の色 | ||||||
標準タイプ | 良好タイプ | 標準タイプ | 標準タイプ | ||||||
陰嚢温感検査 | 陰嚢冷感検査 | 陰嚢収縮検査 | パルス感応検査 | ||||||
反応あり | 反応あり | 反応なし | 反応あり | ||||||
疾病の有無 | 陰嚢発育度 | 特殊事情 | その他 | ||||||
精索静脈瘤 | 標準タイプ | - | - | ||||||
性機能の環境について | |||||||||
逆行性射精 | ED 有 無 | セックスレス有無 | 早漏 遅漏 | ||||||
な し | あ り | な し | な し | ||||||
性機能低下症 | 異常性愛 | 泌尿器疾病 | 小児期夜尿症 | ||||||
あ り | な し | な し | な し | ||||||
いつも勃起状態 | 第二次性徴異常 | 鼠径ヘルニア | 内分泌障害 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
包茎・仮性包茎 | 頻尿 | 生殖器奇形 | 思春期異常 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
前立腺障害 | 腎機能障害 | 性犯罪歴 | その他 | ||||||
な し | な し | な し | - | ||||||
小児期発育障害の有無 | |||||||||
言葉の発達 | 情緒の発達 | 知識の発達 | 体の成長 | ||||||
- | - | - | - |
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運動器系の発達 | 協調性の発達 | 感覚器の発達 | 鼠径ヘルニア | ||||||
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科学的検査とその経緯について | |||||||||
一般血液検査 | 染色体検査 | 性感染症有無 | 血液特殊 | ||||||
問題なし | 一般染色体検査 検査済み Y染色体一部欠失 検査せず |
異常なし | |||||||
体質や病的環境・遺伝的疾患など | |||||||||
体質障害 | メンタル障害 | 遺伝疾患 | 罹患疾患 | ||||||
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総合的診断 | |||||||||
・陰のう組織と睾丸組織の区別ができにくく、陰のう裏側には静脈が浮き出ていて「メズーサの頭」様の形態でした。 ・投薬療法により、下垂体と睾丸のホルモン濃度のバランスが崩壊し精子製造の下準備にもなっていない状態でした。 精巣生検は二度と行わないとの本人からの強い要望でした。 |
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診断とはり処置と科学的経過について | |||||||||
○器質性疾患による無精子症ですが、投薬療法により追い討ちをかけるように陰のう・睾丸組織が生殖能力を完全に失った状態でした。 ○はり治療の開始は採決の結果をみてから約半年後から開始することとなりました。(4か月間の治療期間の条件) ○治療開始後はPRL値を除き投薬の後遺症が徐々に自然改善がはかれておりました。陰のう周囲の環境は以前となんら変化はありませんでした。 |
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科学的動態 | |||||||||
(治療開始直前) (治療2ヵ月目) (治療3ヵ月目) PRL・・・16.0・・・・・・・・16.3・・・・・・・・14.2 LH・・・・14・・・・・・・・4.0・・・・・・・・・6.9 FSH・・・36.55・・・・・・・22.8・・・・・・・・20.1 TST・・・939・・・・・・・・670・・・・・・・・507 その他・ |
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治療の結果と進路について | |||||||||
精液検査結果 | 精巣生検結果 | ||||||||
・第1回・・・・・0匹 ・第2回・・・・・0匹 ・第3回・・・・・0匹 治療終了 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・第4回・・・・・通院終了後九州で0匹 ・第5回・・・・・運動正常精子1匹 ・第6回・・・・・かなりの数の精子とのこと |
実施せず | ||||||||
ご通院期間 約4ヶ月 治療後記 患者さまには、何はともあれよかったです。 |
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ハリセンター終了後 |
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○女児に恵まれ大家族の下で再出発をなさったそうです | |||||||||
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