平和と基本的人権を守ろう!仲間たちの連絡会

 No96-5              webへいき連             2023年 3月

蓮根の穴から覗くイラスト

レンコン通信No96のロゴ
「レンコン小話」を発信してみました。
如何でしょうか。
レンコンは真実を見通せるのです。
信じる?  信じない?

 ユウキ コウユウ


また戦争するのかね?
東京から2000㌔国境の島、与那国島

 ある日の情報番組、「沖縄与那国島」と「鹿児島鹿屋基地」を取材、自衛隊基地強化と日米共同使用が進んでいると報じた。安保 関連3文書が閣議決定された今、九州南端から馬毛島・奄美大島、沖縄本島、宮古島・石垣島・与那国島までの南西諸島の自衛隊基地強 化・要塞化が進んでいる。
 南西諸島は、中国軍の海洋進出とミサイルなどで威嚇・阻止する米国の対中国最前線に位置付けられる第一列島線と重なっている。
 台湾から約110㌔、尖閣諸島まで約150㌔しか離れていない与那国島が安全保障の「最前線」に浮上した。

国境の防衛で自衛隊の島へ

 自衛隊配備を巡っては、大論争になり島を二分した住民投票を経た賛成票が勝り決着をみた。2016年、この島に国境を監視するた め、自衛隊沿岸監視隊の駐屯地が出来、アンテナ施設(レーダー塔)5基がそびえたっている。定番のように誘致によって町財政は潤い 「防衛施設周辺対策事業」で町の各種事業が進められた。しかし自衛隊配備に当たっての約束ごと、「町の総人口に対して4分の1以上 の自衛隊が来ないこと。米軍が島に来なこと」はいつの間に空手形、むしろ島民が「疑問の声を上げにくくなった」の環境ができてしま った。
105ミリ砲搭載の最新鋭戦車の写真  離島のレーダーによる国境監視に留まらず、ミサイル防衛の一環として、22年にはミサイル部隊、さらに23年度中には電子部隊も 配備されることが決定した。昨年11月17日には日米統合合同軍事演習「キーンソード23」が初めて与那国島で実施された。br>  今までの平和な島がいつの間にか、戦争の最前線なるとは思いもよらなかったであろう。戦争をできる国になると、まず南西諸島・与 那国島は捨て石されてしまう。

 自衛隊(軍隊)は島民を守る? 守らない?

 東日本大震災の際、風水害などの被災地の自衛隊の活躍をテレビ番組等で見るにつけ「災害対応 」で頼りになると思われているが、国家を守る国防が主たる任務と知るべし、である。
 「国民保護法」は有事における住民避難について自治体が国に要請することが「できる」とし、自衛隊法も自衛隊による国民保護が 「できる」と定めてはいる。しかし、歴史を振り返っても、軍隊は住民を守らない。事が起これば再び多大の犠牲を強いられるのはあき らかである。島民は、日本国民であっても植民地支配のような扱いとしか思えない。
 戦争を目の当たりにした高齢の方が語った。「島を守ると言うけれど、危険だと思っている。自分の経験から、何にもないところに弾は飛んでこない。基地のある所に飛んでくる。あんな施設がある所には、必ず来ると思っている」「また戦争するのかね?」と。

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	 結局は、「自民党による自民党とお友達のための」「政権維持のため」の年頭会見でした。 そんなことありえ―る? 為政者たちは、	今年も政治に無関心な有権者の増殖がお望みなようで。</p>

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