いままで日本酒とは「酒特有の臭さ、べとべと、甘い」というイメージしかありませんでした。でも、よ〜く調べてみると全国各地には2000社(1998年現在)を越える酒蔵が存在するわけで、その中の数銘柄(特に大手酒造メーカー)しか飲んでいませんでした。それなのに日本酒は臭いし、まずい!と思っていたわけです。ある日、出張先の都内割烹店へ寄ったときのこと。最初は越乃寒梅、八海山など名の知られている銘酒(この程度しか知らない)注文してました。飲み飽きてきた頃、女将と酒談笑してたら「山形のXX桜は違ってますよ」と言われ、どうせどれ飲んでも同じなんじゃないのと思いつつ注文したら、いままでに味わったことのない日本酒を体験することになったんです。何コレ?香りがフルーティー!こんなのあるんだぁ!
半年後、山形に行く機会があったので「山形のXX桜」を買ってこようと思いましたが、”桜”しか名前が思い出せない。とりあえす桜の名前がつく出羽桜酒造の「
桜花吟醸」を購入し自宅に持ち帰えり、栓を抜くと、何とも言えないフルーティーな香が漂い、口に含んだ瞬間、あの時の日本酒だ!!と嬉しくなりました。銘酒といえば「水のごとし」と聞いていた銘酒感を払拭する出来事です。日本酒にも、香り、風味、色など違うことを知り、そこから全国の日本酒を是非、飲んでみたいと思い、日本酒探検を始めた次第です。いままで飲んできた日本酒は100銘柄以上になりましたが、データ収集してから現在まで約100銘柄になりました。これを機会にホームページを開設。これからは、日本酒の素晴らしさを是非、全国の皆さんにも知ってほしいと願いをこめて発信し続けたいと思います。