平和と基本的人権を守ろう!仲間たちの連絡会

 No92-4              webへいき連             2022年11月

蓮根の穴から覗くイラスト

レンコン通信No89のロゴ
「レンコン小話」を発信してみました。
如何でしょうか。
レンコンは真実を見通せるのです。
信じる?  信じない?
2022年10月123日  作 ユウキ コウユウ


日章旗と旭日旗を持つ女学生の写真

何もしないと迷彩服を着てしまう

〇 歴史は繰り返す のか?

 21世紀もはや20年過ぎたが、世界の空気は平和とは程遠い流れが渦巻いている。10月1日、新聞紙面は、プーチンがウクラ イナの占領地域の4州を強制的に併合し9月30日にロシア連邦の一部として編入した。ロシアはウクライナ軍が攻撃したときは、ロシ アを攻撃したとし戦争の正当性を主張するシナリオを作った。
 10月4日には、朝のテレビ画面がJアラート一辺倒になった。北朝鮮がミサイル発射、青森上空を通過して、太平洋上のEEZ外に 落下が報じられた。
 国連は緊急安保理を開いても決議は採択されず、機能不全の状態である。この世界の有様は、フィクションではない。世界史で学んだ 様相と酷似していると思いませんか。
 1920~30年代の混沌とした世界、大恐慌後、社会不安からファシズムが台頭した。国家主義・軍国主義が席巻し、国際連盟の影 響力は脆弱で、軍事力のバランスの話し合いは、それぞれの国の思惑が優先し、ワシントン・ロンドン等の軍縮会議は機能不全となった。 結果、第二次世界大戦へと向かった。

 〇 国際社会はどこへ向かう

 歴史を現在に戻す。戦禍に対し、国連安保理・休戦等の戦争停止の提案は反対や棄権により進まず国連の限界を露わにした。核兵 器禁止条約が2017年7月、122ヶ国・地域の賛成多数で採択され、2021年1月22日発効の運びとなった。しかし核保有国及 び核の傘にある諸国は批准どころか参加もしない。唯一の被爆国=日本も。戦争狂プーチンは戦線好転の打開策としてプーチンは核使用 も辞さない。
 第三次世界大戦は何時起こっても不思議でない。正に第二次世界大戦の前と同様に、世界がコロナ感染に見舞われ、西側諸国のロシア への経済制裁とロシアのエネルギー資源、穀物等の輸出制限は、社会・経済の不安定状態を生み、1920年代同様の世界恐慌を想起さ せる。

〇 世界中で極右勢力が勃興 日本では?

 イタリアで極右「イタリアの同胞(FDI)」メローニを首班とする政権が発足した。スエーデンでも新ナチが閣外協力、フラン スではルペン率いる極右政党「国民連合(RN)」が勢力を大幅に拡大している。
 さて、日本では、岸田文雄政権は「安倍国葬」強行で、晋三の遺言「俯瞰的外交、積極的平和主義」「戦争のできる国」の引き継ぎを 宣言した。
 安倍晋三は3月の派閥の会合で「核共有」についてタブーなき論議を述べた。NATO型の核共有を日本でも取り組む「持ち込ませ ず」の原則を緩和して、米国による核持ち込みの意義を検討し提案するとのことで、被爆国日本の悲惨な歴史をスルーする。さらに、防 衛費GDP比2%の実現、憲法を無視した「敵基地攻撃能力」を政府の国家安全保障戦略の提唱、これも専守防衛だとうそぶき年末には 安保関連3文書改訂へと進む。
 日本会議など極右勢力は、安倍晋三政権が誕生以降、政治の表舞台に躍り出た。世界平和統一家庭連合に法律を委ねた時、財産・人権 が奪われる。米国追従で、改憲と安保法制の履行で、戦争の出きる国に邁進では、国民は生きる術を失う。まさに「戦後レジームからの 脱却」が完結すると言うことでしょう。

 「普通の国・戦争の出来る国」は危険言葉。何もしないと迷彩服を着てしまう。

      ありえーる?  ありえーない!! 

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