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2007年 8月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
     
01
エイムズの部屋
02
八角星
03
滑空グライダー
04
タラヨウの葉
05
モアレ万華鏡
06
レインボー・スコープ
07
カラー印刷の原理
08
特賞名刺
09
ゆらゆらループ
10
パラパラマンガ
11
雪の結晶折り紙
12
砂山のふしぎ
13
綿菓子作り
14
大テンセグリティー
15
大テンセグリティー2
16
大テンセグリティー3
17
サイエンスワールド
18
巨大テンセグリティー
19
大テンセグリティー4
20
サイエンスワールド2
21
UFO
22
ヤブラン
23
新車
24
残暑
25
モグラおどし
26
パズル大会
27
蜘蛛
28
モザイク蝉
29
泰澄寺の森
30
子ツバメ
31
8月の科学館
 
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2007年8月31日(金)
8月の科学館
今日は野菜の日だそうだ。言われてみると、なるほど8.31はヤサイと読める。しかし、今は野菜の採れる時期かな。

8月の手づくりおもちゃの科学館の入館者はほとんどいなかった。その結果、「過去の教室:8月の手づくり教室」の内容は省略した。こんな調子でいると、科学館を維持していくことはできないだろう。もちろん、その全責任は私にあるのだが、それでは、どうすれば来館者が増えるのだろうか。

私が科学館をはじめた動機は、理科離れの始まる小学校高学年生くらいから大人を対象とした、理科や数学、物理への関心を高めることにあった。自然現象やものの成り立ちを、あそびやパズルを通じて理解してもらいたいという思いである。ところが、最近はやりの科学イベントにやってくるのは、小学校低学年生や幼稚園児が大部分を占めており、中学生、高校生にいたってはほとんど顔を見せないのが寂しい。受験勉強や、他のゲームや、やりたいことはいっぱいあるかもしれないが、理科への関心と比例しているのかもしれない。

ともあれ、幅広い年齢層を相手にいろいろと教材を開発していかなくてはならない。
2007年8月30日(木)
子ツバメ
一週間前の写真で恐縮。毎年稲が稔った頃になると子ツバメを見かけるようになる。自宅のすぐ近くの電線に止まっているところをパチリ。あまり大きく拡大しすぎたので、少しぼやけている。


     図1.子ツバメ

この子ツバメは巣立って間もないのであろうか、飛び方がなんとなくぎこちない。近くに仲間の子ツバメがばたばたと飛んでいたが、動じる風もなく、じっと止まっていた。
2007年8月29日(水)
泰澄寺の森
泰澄寺には立派な杉の木が多く、森のようである。


     図1.泰澄寺の森

しかし、この写真は杉の木ではない。実は、泰澄寺は平泉寺と同じく、苔の美しい寺である。
2007年8月28日(火)
モザイク蝉
今日はあいにくの土砂降りの雨。天気がいいと皆既月食が見られるそうだが、どうだろうか。
先日、我が家の網戸に蝉が張り付いていた。裏側から写真を撮ったら、網目がモザイク模様に写っておもしろい。

        図1.モザイク蝉

蝉といえば、手入れのしていない我が家の庭には、蝉の抜け殻があちらこちらにたくさんくっついている。
2007年8月27日(月)
蜘蛛
弱肉強食。蜘蛛は獲物が巣にかかると、まず獲物を糸でぐるぐる巻きにして動けなくしてから食事に取りかかる。



食事といっても、獲物の体液を吸い取るだけのようである。体液を吸い尽くすと、糸を切り離して獲物を下に落とす。その後巣を修復し、次の獲物を待つ。
2007年8月26日(日)
パズル大会

昨日も残暑が厳しかった。N 氏が参加した”2007 Nob Yoshigahara Puzzle Design Competition”で貰ってきたという交換品を紹介していただいた。全部で100 個近い精巧なパズルのオンパレードに固唾を呑んで見学。その2,3を手にとっていじってみたが、どれも一筋縄ではいかないものばかりだ。世界各国のトップ級のパズラーの作品は、スマートで美しく、しかも難解なものが多い。

2007年8月25日(土)
モグラおどし
孫のおじいさんが、ペットボトルを利用したモグラおどしをこしらえてくれた。風が吹くと、カラカラと音を立ててよく回る。地下のモグラはこのときの振動を体に感じて、恐れをなして逃げていくそうだ。


    図1.モグラおどし
2007年8月24日(金)
残暑
盆を過ぎると、いくら暑くても暑中とはいわずに残暑という。確かに、ここ2,3日は朝夕の風がかなり冷たくなってきた。

先日、N新聞社から、手づくりおもちゃの科学館の展示品はいくつくらいありますか、という問い合わせがあった。恥ずかしい話であるが、近頃展示品の整理を怠っているのできちんと答えられない。改良を加えればもっともっとおもしろくなるというものを含めると、300を超えていると思うが。これまでのおもちゃを整理するよりも、新しい作品を開発する方がずっと楽しいのだ。
2007年8月23日(木)
新車

H社のF車(1300 cc)を購入してから2ヶ月半になる。この車を乗り潰したときには、もみじマークもかなり傷んでいることだろう。というわけで、この車が私の最後の愛車となりそうだ。F車は、私にとって始めてのオートマ車だが、燃費はいいみたいだ。トリップメーターを0にした時点から燃費を刻々と報告してくれるので、おもしろい。試しに、いい状態で走行しているときにトリップメーターを0にしてみると、瞬間的に燃費が 47.1 km/l という値が出たりしてびっくりさせられる。通常、街中を走っている分には、13〜15 km/l くらいのものか。以前に乗っていたN社のB車(1800 cc、5速マニュアル)より燃費は少しよさそうである。

2007年8月22日(水)
ヤブラン

ヤブランの花が咲いた。強い草で、鉢の植え替えをしないでも毎年今時分に花が咲く。

2007年8月21日(火)
UFO
サイエンスワールドでは、キュンキュンという音と共にUFOとおぼしき空飛ぶ円板がドームの中を自由に移動していた。


    図1.UFO

ヘリウムガスで浮上し、四隅に配置されている小さなプロペラによって移動している。四隅のプロペラは横方向と、上下方向のセットになっているので、コンピュータによって自在にコントロールできるようになっている。
2007年8月20日(月)
サイエンスワールド2
鯖江のサイエンスワールドが18日(土)と19日(日)の二日間行われた。入場者数は土曜日だけで1万2千人を超えたそうなので、二日間で3万人近くになっているだろう。私のブースは2階の辺鄙なところにあったが呼び込みなどのおかげで、お客の入りはまずまず盛況であった。
今回は少し欲張って、手づくりおもちゃの科学館の本来の目的である、大人のためのパズル教室を別口で行った。こちらの方は、小学高学年生以上から大人まで、熱心に取り組む姿が見受けられた。用意した三角パズルや、テンセグリティーは約100組ずつがすべてなくなってしまい、苦労して材料を用意した甲斐があった。
2007年8月19日(日)
大テンセグリティー4
6本型テンセグリティーのうちの最後(?)の1つを紹介しよう。


   図1.連結型テンセグリティー(左)

連結型と名づけたのは、3本を単位にしていくつでも上に連結していけるからである。神戸芸術工科大学などでもこれをアートとして用い、天高くまで連結して美しい造形を披露している。図1の右は鼓型テンセグリティーを横から見たものである。
実は、連結型にはもう1種ある。図1左は右巻き3本同士の組み合わせであるが、右巻き3本と左巻き3本の組み合わせを作ることもできる。この場合には、棒の構造は二十面体型と同じになり、そこから糸を6本抜いたものに相当するものとなる。
2007年8月18日(土)
巨大テンセグリティー
今日と明日、サンドームにおけるイベントがある。巨大テンセグリティーは上から吊ってもらうよう依頼しておいたが、下から支える方式になってしまった。


    図1.巨大テンセグリティー(二十面体型)

長さ2メートルのスチール棒6本による作品であるが、サンドームの大きさに負けて、あまり迫力が出ていないように見える。


   図2.巨大テンセグリティー(切頂四面体型)
2007年8月17日(金)
サイエンスワールド

鯖江のサンドームにおいて、18(土)、19(日)とサイエンスワールドが開催される。長州小力などもやってきて、毎日1万人の来場者を見込んでいる。私はドームの一角で「手づくりおもちゃ教室」を開くことになっている。出し物は「不思議なサイコロとカライドサイクル」と「ツーサークル・ローラーとオロイド」だ。ほかに、大人を対象にしたパズル教室「三角パズル」や「テンセグリティー」を用意している。テンセグリティーは昨日までに紹介した大テンセグリティー


    図1.大テンセグリティー

に加えて、巨大テンセグリティーを2つ用意した。これは、長さ2メートルと182センチの棒を用いたものだ。こんなに大きなものでも、サンドームの大きさに飲み込まれてしまうと、かすんでしまうのではないかと心配している。

2007年8月16日(木)
大テンセグリティー3
鼓型のテンセグリティーだ。


   図1.鼓型テンセグリティー

点対称、6回回転対称。このテンセグリティーのみは糸の長さを、全部同じとしなかった。糸の長さをすべて同じにすると、ぺったんこになってしまい、棒と棒の間の距離が短くなってしまう。テンセグリティーであるからには、棒が宙に浮いているという感覚を大事にしたい。
2007年8月15日(水)
大テンセグリティー2
今日は終戦記念日だ。再び日本が戦争に巻き込まれないことを祈る。大テンセグリティーは太いテグスを用いているために、丈夫で見えにくい。


   図1.切頂四面体型テンセグリティー
2007年8月14日(火)
大テンセグリティー
テンセグリティーシリーズは以前にも紹介した(07年3月)。今週末に鯖江のサンドームで行われる「サイエンスワールド」に棒の長さが90センチの大きなテンセグリティーを展示し、さらに、棒の長さが180センチと200センチの巨大テンセグリティーを用意するつもりでいる。テンセグリティーにはいろいろあるが、今回は棒の数を6本と限定してみた。棒の数が6本のテンセグリティーの種類は、4種類ぐらいあることが分かったので、まずこれらの「大」を作ってみることにする。


     図1.二十面体型テンセグリティー

このテンセグリティーのみが一筆型である。すなわち、一本の糸を切らずに用いることができる。
2007年8月13日(月)
綿菓子作り
先週の科学館の手づくり教室のタイトルは「綿菓子作り」だった。猛暑のため、エアコンのない科学館は蒸し風呂のようで、来客数は0であった。それでも、Mさんにお願いしてあった綿菓作りを試してみることにした。


    図1.綿菓子作り

まず、穴をあけた空き缶を空焼きし、つぎにザラメを入れてアルコールバーナーで熱しながらモーターで回転させると、綿のような飴が出てきた。


   図2.綿菓子

口当たりと味は夜店で売っているものと同じである。まずまず、成功!
2007年8月12日(日)
砂山のふしぎ
風間さんの出展。砂の代わりに塩を用いている。安息角を越えて臨界角に達すると、なだれが生ずる。ここでは、山の麓の形と山の形状との関係を説明している。


    図1.砂山のふしぎ
2007年8月11日(土)
雪の結晶折り紙
谷さんの出展。半紙で折るから、透き通って見え、軽いので下からの風を受けてよく舞う。


     図1.半紙の雪の結晶

これに対して「雪の科学館」でいただいてきたものは丈夫だ。


    図2.コピー用紙の雪の結晶

どちらの場合も正六角形の用紙を用いて折る。
2007年8月10日(金)
パラパラマンガ
幅崎さんの出展作品。回転式コマ送り装置で、動画の原理がよくわかる仕組みになっている。


     図1.組み立て前


    図2.パラパラマンガ

糸で吊るして、ねじれを利用してくるくる回してやると、上の覗き穴から動画が見える。
2007年8月9日(木)
ゆらゆらループ
勝村さんの出展作品。


    図1.ゆらゆらループ

土台を早く揺らせるか、ゆっくり揺らせるかによって、どちらのテープが振動するか。地震のモデルとして用いられる。
2007年8月8日(水)
特賞名刺
金城さんからいただいた名刺には特別賞をあげたい。


    図1.金城さんの名刺のうら

名刺には6つの覗き穴があり、異なった分光シートが貼ってあるので、点光源を覗くとそれぞれ異なった模様が見える。一昨日紹介したレインボースコープの覗き口にも使える。
2007年8月7日(火)
カラー印刷の原理
韓国の李さんの出展。カラー印刷は、マゼンタ、青、黄、黒の4色を用いるのが普通だ。この4色のフィルム


   図1.4色のフィルム

を重ね合わせて見ると、


   図2.4色重ねたもの

きれいな画像が現れる。当たり前のことのようだが、ものの成り立ちが理解できておもしろい。
2007年8月6日(月)
レインボー・スコープ
塩津さんの出展。2つの小さな紙コップを使用。片方の紙コップの底に小さな穴をたくさんあける。もう片方の紙コップの底には分光シートを貼り、2つの紙コップを向かい合わせに接着剤で貼り合わせると、できあがり。


    図1.貼り合わせる前の状態

図1を貼り合わせた後に、覗き穴から見ると、分光シートの効果で、きれいな模様が見える。


   図2.レインボー・スコープを覗いたところ
2007年8月5日(日)
モアレ万華鏡
モアレ干渉を利用した万華鏡である。作者の猪間さんの意図はモアレ模様を理解させようということにあるようだ。


    図1.モアレ万華鏡

覗き口にはフレネルレンズを用いているので、小型にできている。反対の方には3枚の縞模様の色シートがくるくると回せるようになっている。


   図2.美しい映像
2007年8月4日(土)
タラヨウの葉
今井さんの出展作品。タラヨウの葉に文字をくぎのようなとがったもので書くと、その部分が黒く変色し、永久に残るというもの。


    図1.タラヨウの葉

家に帰ってからさらに文字を追加した('07-7) が、白くなっただけである。
2007年8月3日(金)
滑空グライダー

確か、中国からの出展作品。製作時間は30秒ほど。銅線を切って、セロテープでとめるだけでできあがり。


    図1.滑空グライダー

エンゼルスウイングやアルソミトラの種のようによく飛ぶ、が、スピードが速い。これを発泡スチロールの薄板で作ると、もっと優雅に滑空するだろう。

2007年8月2日(木)
八角星
昨日に続き、野町さん考案の八角星を紹介しよう。


   図1.八角星の材料

4枚のカラーケント紙に折り線と切込みがある。のりを用いずに組み立てると、


   図2.八角星

図のように相貫正四面体、角付き正八面体などとも言えそうな多面体ができあがる。4枚の絵が各方向から見ると正しく見えるようになっている。

製作者は他にも、多面体万華鏡という独特の万華鏡を出展していたが、普通のラビリンスボックスと勘違いして、残念ながら、材料をもらい損ねてしまった。
2007年8月1日(水)
エイムズの部屋

「青少年のための科学の祭典 2007 全国大会」でいただいてきたものの紹介の続き。以前にホームページにあったものを一応ダウンロードしたことがあるが、プリンターのサイズが合わないので、組み立てずにあきらめていたもの。YOSHIARA さんの作品。


    図1.エイムズの部屋

作り上げるまでに30分ほどかかった。左図より、男の子と女の子が同じ大きさであることがわかる。右図の穴から覗くと、


   図2.穴から覗いたもの

なんと、女の子の方が男の子よりも大きく見えるではないか。周りの円は覗き穴である。