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2008年5月4日(日)
アルミ缶をつぶす(18)
アルミ缶をつぶすのも終りに近づいた。

3段、四角形ではα+βが90°に近く、60°近くにもっていくには六角形以上とする必要があるだろう。そこで、3段、七角形を採用した。八角形でもかまわないのだけれど・・・

ほとんど連続的に折りたたむことができる。折りたたんでみると、なかなか美しい形をしている。しかし、厚みの方はどうか。ぎゅっと圧縮しても3センチはある。自然長は4センチ強というところで、真上から見ると、四枚の七角形を少しずつ回転したような模様が現れる。


 上から見たところ

 3段、七角形

 折りたたんだところ
2008年5月3日(土)
アルミ缶をつぶす(17)
紙を折ってみてわかったことは、3段ならば四角形以上、2段なら七角形以上でなければ、アルミ缶は折りたためないということである。

そこで、3段、四角形でアルミ缶を実際に「ねじりながら」折りたたんでみよう。まず、折り目にあらかじめ線を引いておいてから、慎重に折り曲げていく。

下の写真は折り曲げたところである。真上から見ると、4枚の正方形を少しずつ回転させたような模様が現れている。厚さは2.5センチくらいで、ギュっと押し付けておかないと、すこし戻るくらいの弾力がある。

 3段、四角形

 折りたたんだところ
2008年5月2日(金)
アルミ缶をつぶす(16)
先月「氷結」のカット模様について記したが、パズル愛好家のAさんから「ダイヤカット缶」について記載している新聞(A新聞、今年2月)の紹介を得た。記事によると、このダイヤカットは缶の強度を高めるために開発されたものらしい。そこで、昨日の測定方法を用いて厚さを測ってみると、0.20ミリと出た。強度が増すならば厚さを薄くしてもよさそうなのに、誤差を考慮しても、普通のアルミ缶と変わりないではないか。

また、先日も記したが、この折り目のままでは折りたたむことができない。あえて折りたたもうと思うならば、図のように細い幅に切ってから折ることである。図は縦と横が逆。

下図はそれを折りたたんだもので、正方形になっている。

強度も出ない、折りたたむこともできない。それでは何のためのダイヤカットなのだろうか。それは、見た目の美しさではないかと思う。次に、缶を開けたときにぷくっと膨らむことのおもしろさにあるのではないだろうか。

 細幅にカットしたもの

 折りたたんだもの
2008年5月1日(木)
アルミ缶をつぶす(15)
アルミ缶を「折る」ためには、まず、アルミ缶の性質を知らなくてはならない。上面と下面の硬いところを除いて、薄い部分の厚みはどれくらいなのだろうか。

そこで、上下面を切り取ったのが右の写真だ。普通のはさみでも楽に切ることができる厚さだ。ノギスででは誤差が大きすぎるし、まっ平らでもないので、たくさん重ねて測ることも難しそうだ。そこで、質量を測ることによって厚さを求めることにした。質量は8.2グラム、面積は160平方センチ、比重を2.7として、厚さを0.19ミリと計算した。たぶん、5%くらいの誤差はあるだろう。

 上下面を取ったところ