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Pencil_and_Paper32.gif (245 バイト)DIMSDRIVEの血液型アンケート

 ネットリサーチのDIMSDRIVE(インターワイヤード株式会社)が、「あなたの行動や思考と対人関係に関するアンケート」を行いました。サンプルは4,000人以上ですのでGOODです。こんなアンケート結果が無料で使えるなんて素晴らしいですね! データを見てみると、なかなか興味深い結果が出ているようです。

 例えば、「A型は神経質」では、再現性が確認されました。もう、統計的には全く問題ないと考えていいかもしれません。やった〜  -- H16.9.20

あなたの行動や思考と対人関係に関するアンケート

 提供元とデータ、そしてプレス発表の説明文は次のとおりです。

 提 供:DIMSDRIVE
 データ:あなたの行動や思考と対人関係に関するアンケート

ネットリサーチのDIMSDRIVE(インターワイヤード株式会社)では、2004年7月28日(水)〜2004年7月31日(火)にかけて「あなたの行動や思考と対人関係に関するアンケート」として、A・B・O・ABの4つの血液型毎のデータによる傾向を見るアンケートを行った。回答者は全国の10代から60代以上の男女4094人(男性:1696人、女性:2398人)。
なお、このアンケートでは回答者に血液型のアンケートであることは特に告知せず、アンケートの設問終了後に血液型を尋ねた。…

 「アンケートの設問終了後に血液型を尋ねた」というのがミソですかね。とにかく、このアンケートは使いでがあります。相性までデータがあるんですから…。とにかくすばらしいですね!

 では、早速再現性があるかどうか調べてみることにしましょう。

32.gif (286 バイト)本当にA型は神経質か?(笑)

 ではまず、日本人に一番多いA型のデータで行きましょう。題して、「本当にA型は神経質か?」です(笑)。では、スタート!

A型の傾向は?

 この、「あなたの行動や思考と対人関係に関するアンケート」では、プレス発表の説明文では次のようになっています。

「あなたの日頃の行動や思考について最も近いものをそれぞれひとつお選びください」の各設問について。
6つの項目の“そう思う”度合いを尋ねたところ、「1.日頃、気分が落ち込んだり動揺しやすい方だ」に対して“かなりそう思う”と回答したのはA型が最も多く14%で、“どちらかと言うとそう思う” を合わせた合計51%もA型が最も多かった。
また、“全くそう思わない” “余りそう思わない”と回答した合計はB型とO型が同数で36%となっている。

「2.将来や先のことについては他人より心配してしまう方だ」に対して“かなりそう思う”と回答したのはA型が最も多く14%で、“どちらかと言うとそう思う” を合わせた合計50%もA型が最も多かった。また、それらの回答が少なかったのはO型であった。
また、“全くそう思わない” “余りそう思わない”の合計はO型が最も多く、36%となっている。

「3.日常で、それほどストレスを感じていない」に対して“かなりそう思う”と回答したのははB型が最も多く7%で、“どちらかと言うとそう思う” を合わせた合計33%もB型が最も多かった。
また、“全くそう思わない” “余りそう思わない”の合計はA型とABが同数で最も多く、50%となっている。

[中略]

極度のストレスや不安に襲われたとき、あなたはどうしますか。あるいはどうすると思いますか」との設問に対し、それぞれの血液型による選択肢毎の割合を調べた結果、“どんな場合でも何とかなると思う”とした回答者が全体的に多く特にAB型は40%、続いてB型39%、O型38%、若干少なめに出ているのがA型で32%となった。
「イチかバチか開き直る」との回答が多めに出たのはA型で21%。 「眠って忘れようとする」との回答はB型で21%と多目に出ている。「寝込んでしまうかもしれない」との回答は他の血液型に対しB型回答者の中での割合は少な目に出ており、10%となった。

 確かに、A型は自己評定で「神経質」のようです。そこで、表にしてみました。

1.日頃、気分が落ち込んだり動揺しやすい方だ →最高値が赤 →最低値が青

No.1

AB

n 1138 1583 876 385

かなりそう思う

13%

14%

12%

12%

どちらかというとそう思う

34%

37%

34%

37%

合計

47%

51%

46%

49%

2.将来や先のことについては他人より心配してしまう方だ →最高値が赤 →最低値が青

No.1

AB

n 1138 1583 876 385

かなりそう思う

11.3%

14%

10.6%

10%

どちらかというとそう思う

32.4%

36%

33.1%

37%

合計

43.7%

50%

43.7%

47%

3.日常で、それほどストレスを感じていない →最高値が赤 →最低値が青

No.1

AB

n 1138 1583 876 385

かなりそう思う

6%

5%

7%

5%

どちらかというとそう思う

25%

24%

26%

24%

合計

31%

29%

33%

29%

4.精神的ダメージがあると体に変調が表れる →最高値が赤 →最低値が青

No.1

AB

n 1138 1583 876 385

かなりそう思う

19%

19%

16%

17%

どちらかというとそう思う

36%

38%

38%

39%

合計

55%

57%

54%

56%

6.日頃、気分が落ち込んだり動揺しやすい方だ →最高値が赤 →最低値が青

No.1

AB

n 1138 1583 876 385

かなりそう思う

22%

21%

22%

21%

どちらかというとそう思う

43%

44%

39%

44%

合計

65%

65%

61%

65%

 やはり、A型が一番「神経質」のようですね。

#なお、5番目は「和菓子・洋菓子など甘いものはよく食べる」なので省略しています(笑)。

佐藤さんの論文

 心理学者のデータのトップバッターは、佐藤達哉さんの論文、「プラットタイプ・ハラスメント」からです(『現代のエスプリ〜血液型と性格』 No.324 至文堂 H6 なお、元のデータは上瀬由美子さんのもの)。他人から見たA型のイメージとしては、「几帳面」「神経質」「真面目」が多いことがわかります。

表1 各血液型のイメージ(N=197) →A型の回答が多いものだけを抜粋

回答\血液型

A O B AB 合計

几帳面

111 0 0 0 111
神経質 77 1 1 3 80
真面目 54 0 0 3 57

YG性格検査1−大村論文

 他者評定のお次は、当然ながら性格テストです。
 下の表は、大村政男さんの論文の『VII 血液型と矢田部ギルフォード性格検査(YG検査)』からの抜粋です。YG検査では、ズバリ神経質という特性がありますので、ここだけ集中的に攻めることしますv(^^)。
 なお、被験者は、日本大学文理学部の学生です。

この研究の被験者 単位:人

性別

O型者 A型者 B型者 AB型者 全体
男子 35 53 23 11 122
女子 32 41 28 8 109

YG検査の12尺度のkey answerに対する血液型者別肯定回答数(%) →最高値が赤 →最低値が青

N(神経質)

O

A

B

AB

男子

45.7

53.6

39.1

50.9

女子

43.1

50.2

35.0

45.0

合計

44.1

52.0

37.2

48.1

YG性格検査2−松井論文

 では、松井豊さんの論文(論文1)ではどうでしょうか。神経質のデータだけ抜き出しておきます。

表4 血液型別の性格尺度得点の平均 注1) →最高値が赤 →最低値が青

尺度名

O(182) A(225) B(138) AB(68) 平均値の差
の検定 注2)

神経質

5.47 5.69 5.65 5.66 F=<1

 注1)各尺度得点は1点から11点まで分布し、得点が大きいほどその性質が強いことを表している。

YG性格検査3−長谷川論文

 また、長谷川芳典さんのデータではどうでしょうか( 血液型と性格 ―公開講座受講生が収集したデータに基づく俗説の検討 長崎大学医療技術短期大学部紀要 第1巻 82ページ S63)。ここでも、神経質のところだけを引用します。

#合計については掲載されていないのですが、私がサービスして計算しておきました(^^)。

Table 3 YG性格検査の因子得点平均値 →最高値が赤 →最低値が青

N

O

A

B

AB

男性(45名)

6.0

8.6

7.3

6.7

女性(84名)

7.9

7.6

4.9

8.4

合計

7.3

7.9

5.8

7.4

 実は、このデータは男女で傾向が違うので、私にはちょっと都合が悪いのです。(^^;; しかし、私の手持ちのYG性格検査のデータはこの3種類ですので、あえて正直に書いておきました(エヘン)。

 もっとも、このデータはサンプル数が少ないので、男女別より合計の方が確からしいということは言えますが…。また、この程度の差なら誤差の範囲内という解釈も可能です。なにしろ「異常値」を示したAB型女性は5人と一番少なかったのですから…(ちなみに、AB型男性はこれより多くて7人)。
 え? 誰ですか、AB型は屁理屈がうまいなんて言ってるのは…(笑)。

志賀貢さんのデータ

 YG性格検査ではありませんが、医師である志賀貢さんは、その著書『科学的血液型「相性」診断』(光文社 H8.3)の中で、銀行員約7,000人のデータを分析しています(18〜19ページ)。この銀行の人事部長は、血液型が好きだったのでしょうか? はて?

某銀行の男女1万1451人にアンケートを求め、回答のあった7千人余りを集計…質問した32の項目に対して、好きなだけ○印をつけてもらった結果をまとめたものである。それぞれの数字は、血液型別、体型別で○印を付けた人が何パーセントいたかを示している。

実際のデータは20ページに書かれています。ここでは、血液型の神経質の数字だけ抜粋しておきます。

血液型別・体型別 性格特徴(1) →最高値が赤 →最低値が青

 

O

A

B

AB

神経質

28.2

36.8

30.2

33.1

 つまり、A型は自己評定でも神経質ということになります。

おまけ−松井論文2との比較

 おまけとして、大村さんのデータを松井豊さんの論文の論文2と比較してみましょう。同じ条件にするためには、男女の合計で比較すればいいでしょう。結果は…

 →最高値が赤 →最低値が青 太字→逆転項目(値を負にして計算)

N(神経質)

項目

O

A

B

AB

N(神経質)

44.1

52.0

37.2

48.1

9. 人に言われたことを長く気にかけない 26.2 23.6 26.1 25.9

結論

 もはや、わざわざ解説するまでもないでしょう! 他者評定(佐藤論文)、自己評定(DIMSDRIVE、志賀貢さんのデータ)、3種類のYG性格検査の結果のいずれもが一致しています!
 あまりにも都合のいい結果なので、ひょっとしてデータの信頼性を疑う人もいるかもしれませんね。しつこいようですが、これらのデータは恣意的に選んだものではありません! 私の手持ちのデータで「神経質」に関係するもの全部です。

#正直、ここまで一致するとはうれしい誤算でした。わ〜い! v(^^) -- H16.9.21

A型の傾向は?(続き)

 その後、このアンケートの生データを購入しました。思ったより安かったのでラッキーです。v(^^)
 インターワイアードさん、ありがとうございます。

 もう一度表にして、「1 かなりそう思う」「2 どちらかと言うとそう思う」の合計でχ−検定を行い、危険率を計算してみました。

#今回は、5番目は「和菓子・洋菓子など甘いものはよく食べる」も入れておきます(笑)。 

1.日頃、気分が落ち込んだり動揺しやすい方だ →最高値が赤 →最低値が青

p=33.8%→有意でない

 

AB

n 1,138 1,583 876 385

1 かなりそう思う

13.6% 11.8% 13.0% 11.9%
2 どちらかと言うとそう思う 36.6% 35.7% 33.9% 36.6%
3 わからない どちらでもない 16.6% 16.8% 16.8% 19.2%
4 あまりそう思わない 28.4% 29.2% 30.9% 25.5%
5 . 全くそう思わない 4.8% 6.5% 5.4% 6.8%
1+2 50.2% 47.5% 46.9% 48.6%

2.将来や先のことについては他人より心配してしまう方だ →最高値が赤 →最低値が青

p=1.0%→5%水準で有意!

 

AB

n 1,138 1,583 876 385

1 かなりそう思う

13.8% 10.6% 11.3% 10.1%
2 どちらかと言うとそう思う 35.5% 33.1% 32.4% 37.1%
3 わからない どちらでもない 20.2% 20.4% 20.3% 19.2%
4 あまりそう思わない 26.7% 29.5% 30.7% 29.1%
5 . 全くそう思わない 3.9% 6.4% 5.3% 4.4%
1+2

49.3%

43.7% 43.8% 47.3%

3.日常で、それほどストレスを感じていない →最高値が赤 →最低値が青

p=25.2%→有意でない

 

AB

n 1,138 1,583 876 385

1 かなりそう思う

5.1% 7.2% 5.5% 6.2%
2 どちらかと言うとそう思う 23.8% 25.6% 24.9% 23.6%
3 わからない どちらでもない 21.3% 22.1% 22.4% 21.0%
4 あまりそう思わない 37.1% 32.0% 34.4% 35.6%
5 . 全くそう思わない 12.7% 13.1% 12.8% 13.5%
1+2 28.9% 32.8% 30.4% 29.9%

4.精神的ダメージがあると体に変調が表れる →最高値が赤 →最低値が青

p=33.9%

 

AB

n 1,138 1,583 876 385

1 かなりそう思う

18.9% 15.6% 18.7% 17.1%
2 どちらかと言うとそう思う 38.3% 37.9% 36.4% 39.0%
3 わからない どちらでもない 18.4% 21.9% 19.9% 19.5%
4 あまりそう思わない 20.7% 19.4% 21.7% 20.0%
5 . 全くそう思わない 3.6% 5.1% 3.3% 4.4%
1+2 57.2% 53.5% 55.1% 56.1%

5.和菓子・洋菓子など甘いものはよく食べる →最高値が赤 →最低値が青

p=25.0%

 

AB

n 1,138 1,583 876 385

1 かなりそう思う

17.7% 20.3% 18.7% 17.7%
2 どちらかと言うとそう思う 34.7% 34.6% 36.6% 33.2%
3 わからない どちらでもない 18.3% 18.3% 18.8% 20.5%
4 あまりそう思わない 20.7% 18.3% 17.4% 20.0%
5 . 全くそう思わない 8.7% 8.6% 8.4% 8.6%
1+2 52.4% 54.9% 55.4% 50.9%

6.日頃、気分が落ち込んだり動揺しやすい方だ →最高値が赤 →最低値が青

p=15.3%

 

AB

n 1,138 1,583 876 385

1 かなりそう思う

21.5% 22.0% 21.6% 20.8%
2 どちらかと言うとそう思う 43.7% 38.7% 42.5% 44.4%
3 わからない どちらでもない 21.1% 23.4% 22.3% 22.3%
4 あまりそう思わない 12.3% 13.2% 11.4% 9.6%
5 . 全くそう思わない 1.4% 2.6% 2.1% 2.9%
1+2 65.2% 60.7% 64.1% 65.2%

 ここまでは前回と同じだからいいでしょう。

 もう一度よく考えてみると、この傾向は坂元さん松井さんのデータとほぼ同じ傾向であることに気がつきます。つまり、思っているほどの差がないのです(残念!)。なにしろ、有意差があるのは「2.将来や先のことについては他人より心配してしまう方だ」だけだからですからね。この危険率が1%で、5つの質問(5.和菓子・洋菓子など甘いものはよく食べるは除きます・笑)になると単純計算で危険率は5%だから、ぎりぎりセーフといったところでしょう。

 そういえば、A型の順位は安定してるにしても、B型の順位はあまり安定しているとは言えないようです。

 坂元さんの論文から考察を引用すると、

考察

@大学生は明確な血液型ステレオタイプを有する。
A血液型と性格の自己報告との間の相関は、弱いが認められた。さらに、一般の人々の性格の自己報告は、大学生の血液型ステレオタイプに合致していることがわかった。
B年々、人々が「B型的」(物事にこだわらず、気がかわりやすい、等)になっていることが示された。
CBA型は相対的により「A型的」に、B型は相対的により「B型的」にという変化を示した。それは血液型ステレオタイプによる自己成就現象を示している。これは、「血液型性格学」のマスコミ活動に原因を求められるのかもしれない。
D従来の研究は(1)サンプル数が少なかった、(2)単独の特徴毎に分析していた、(3)A型とB型だけではなく、O型とAB型をも含めていた、などにより血液型と性格との関係を見いだせなかったのかもしれない。
Eただし、血液型と性格の自己報告との間の関連は小さいものであり、その差を統計的に検出するには数千人単位のデータを要するのであり、個々人単位に「▽型の人は△△だ」といった主張はできないと思われる。
F本研究では性格の自己報告を分析対象としたので、いくつかの未解決の問題が残った。それは、(1)血液型と性格との間に関係があるのか、それとも、認知の歪みなのか、(2)自己成就現象に関しても、性格が実際に変化したのか、認知が変わっただけなのか、というものである。

 まさに、坂元さんの言うとおり、きちんとしたサンプリングのデータを使った分析では、「血液型と性格の自己報告との間の関連は小さいものであり、その差を統計的に検出するには数千人単位のデータを要するのであり、個々人単位に『▽型の人は△△だ』といった主張はできないと思われる」ということになってしまうのでしょうか?  -- H16.10.10

有意差が出る質問とは?

 必ずしももそうではないようです…。

 実は、この問題はしばらくペンディングになっていたのですが、今回のような4000人の生データがゲットできたので話が変わってきました。

 すぐに考えられるのは、質問が悪い(失礼!)ということです。では、質問項目を再掲します。

  1. 日頃、気分が落ち込んだり動揺しやすい方だ
  2. 将来や先のことについては他人より心配してしまう方だ
  3. 日常で、それほどストレスを感じていない
  4. 精神的ダメージがあると体に変調が表れる
  5. 和菓子・洋菓子など甘いものはよく食べる(この質問は除きます・笑)
  6. 日頃、気分が落ち込んだり動揺しやすい方だ

 これらの質問に目につくのは「○の方」「それほど」といった言い回しです。質問の内容も割と抽象的なようです。少なくとも、質問に回答するのに具体的なイメージが湧きにくいことは確かでしょう。私の今までの経験だと、こんな表現を使うと差が出にくいのようなのです。

 幸いなことに、今回のアンケートには、もっと面白い質問が用意されています。早速調べてみましょう!
 質問項目ごとにχ−検定を行い、危険率も計算してみました。

Q4 自分と最も気が合わない、あるいは苦手と思うのは次のうちどのようなタイプの人ですか。 (1〜5の中から1つ選択)

 →最高値が赤 →最低値が青 赤太字は有意差あり

Q4

AB

p

n 1,138 1,583 876 385 -
1 マイペースな人 10.0% 7.6% 7.8% 7.5% 8.8%
2 本音と建前を使い分ける人 23.2% 27.3% 24.5% 22.8% 12.6%
3 生真面目な人 5.0% 5.7% 4.0% 3.2% 13.7%
4 理屈っぽい人 19.0% 22.8% 22.3% 19.6% 6.7%
5 自己主張の強い人 32.9% 25.8% 31.6% 34.0% 0.1%
6 頑固な人 9.9% 10.8% 9.8% 12.9% 18.2%

Q5 極度のストレスや不安に襲われたとき、あなたはどうしますか。あるいはどうすると思いますか。(1〜5の中から1つ選択)

 →最高値が赤 →最低値が青 赤太字は有意差あり

Q5

AB

p

n 1,138 1,583 876 385 -
1 どんな場合でも何とかなると思う 31.9% 38.2% 36.3% 38.3% 0.4%
2 イチかバチか開き直る 20.5% 18.1% 17.2% 15.8% 4.2%
3 眠って忘れようとする 19.2% 21.3% 18.7% 16.6% 22.2%
4 思いもよらない行動を取りそうな気がする 11.2% 9.3% 9.7% 11.8% 0.6%
5 寝込んでしまうかもしれない 14.8% 10.2% 15.3% 15.0% 0.3%
6 そのような状況は自分には起こらないような気がする 2.4% 2.9% 2.7% 2.4% 59.4%

 12項目中、危険率が5%以下のものが5つもあるのですから、有意差が出まくりと言っていいでしょう。しかも、差が出ているのはA型とB型だけではなく、O型もAB型もまんべんなくあるようです。

#確かにAB型の私は、己主張の強い人は苦手です。(^^;;

 同じ人が回答したのに、いったい何が違うのでしょうか?

 すぐに気がつくのは、具体的な質問なので(特にQ5)、すぐイメージが湧いて回答しやすいということです。また、「○の方」「それほど」なんて言い回しはありません。やはり、こんな質問だと差が出やすいようですね。もっとも、例外もあるようです。

Q7 あなたは、どのような友人を求めますか。(1〜5の中から1つ選択)

 →最高値が赤 →最低値が青 赤太字は有意差あり

Q7

AB

p

n 1,138 1,583 876 385 -
1 お互いを高めあえるような友人 20.3% 18.7% 20.4% 20.7% 74.6%
2 理解し合える関係の友人 46.2% 44.6% 44.8% 45.9% 16.8%
3 相談相手になれるような頼れる友人 12.5% 12.0% 13.2% 8.7% 14.0%
4 とにかく一緒にいて楽しいと思える友人 17.8% 20.8% 17.5% 20.4% 42.4%
5 広く浅く付き合う関係の友人(特別な関係の友人は必要ない) 3.2% 3.9% 4.1% 4.3% 53.0%

 この質問には、1つも有意差が出ていません。もう一度考えてみると、質問の内容が抽象的であるかもしれないことに気がつきました。「お互いを高めあえるような友人」と言っても、私には具体的なイメージが湧いてきません…。だからかなぁ。はて?

 結局、一番差が出るのは、「○○のとき、あなたはどうしますか」といった具体的な行動を尋ねる質問、一番差が出ない(それも、A型とB型の差しか出ない)のは「○○の方ですか」といった抽象的な内容の質問ということになるようです。

 そこで、坂元さん松井さんの質問項目をもう一度見てみると、

1. 誰とでも気軽につきあう
2. 目標を決めて努力する
3. 先頭に立つのが好き
4. 物事にこだわらない
5. 気晴らしの仕方を知らない
6. ものごとにけじめをつける
7. 冗談を言いよく人を笑わす
8. 言い出したら後へ引かない
9. 人に言われたことを長く気にかけない
10. 友達は多い
11. くよくよ心配する
12. 空想にふける
13. 人づきあいが苦手
14. 家にお客を呼びパーティするのが好き
15. 何かをする時は準備して慎重にやる
16. よくほろりとする
17. 気がかわりやすい
18. あきらめがよい
19. しんぼう強い
20. うれしくなるとついはしゃいでしまう
21. 引っ込み思案
22. がまん強いが時には爆発する
23. 話をするよりだまって考え込む
24. 人を訪問するのにてぶらではかっこうが悪い

 ということですから、割と抽象的な内容と言えるのかもしれません。従って、数パーセントと差が小さくて、それもA型とB型の差しか出ないのはしょうがないのかもしれませんね。本当はどうなのでしょうか?  -- H16.10.10

Red_Ball12.gif (916 バイト)to be continued...

 どうですか?楽しんでもらえたでしょうか?

 残念ながら、相性の分析まではなかなか時間がとれません。
 とりあえず、今のところはこれでおしまいです。時間があれば、次の更新があるかもしれません。
 ではバイバイ。(^^)/~


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最終更新日:平成16年10月10日