●住まいの寿命を縮める[結露]


結露は「水」です。

その水が内装材を傷めてしまうのは言うまでもなく、

カビの原因となり、そのカビを好むダニがアレルギーの原因になることはよく知られています。

さらに、結露が壁の中に入って断熱材を濡らし、長期間に渡って構造材が湿潤状態に置かれたらもう大変です。見えない所で腐食が進み、気が付いたときは床下や壁内が大変な事に……なんていうことにもなりかねません。

この結露が、日本の家の寿命を短くする原因の一つにも
なり得ています。

家のなかに暖かい部分と寒い部分があると、水分は寒いほうへと移動しながら、冷やされて結露します。そのため、寒い部屋の壁や温度の低い窓に特に多く結露が発生するため、対策は

「温度差をつくらないこと、湿度を低く保つこと」

に尽きます。




古い寺のように外と中の空気が同じであれば結露はほとんど起きないのですが、寒すぎ、、、ます。
家中フルパワー暖房して全体を暖めるという手もありますが、それだと大変な暖房費がかかります。

そのため、家そのものの断熱・気密性能を高める工法が必要になるわけ
です。

国の「次世代省エネ基準」をクリアする性能で家を造れば、今までの半分ぐらいのランニングコストで家全体の暖房が可能になります。家全体が均一に暖房されると基本的にもう結露は起きません。

こうした考え方を「全館暖房
と言い
住宅を高断熱・高気密化する事が近道と言えます。





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