住宅性能の数値化   

    数値が小さいほうが性能が良い!   
    これは住宅の性能表示です。

    
    (U値)  外皮平均熱貫流率
    
    ηAC値) 冷房期平均日射熱取得率


    
          総熱損失量 
 (U値)  
  
(外皮平均熱貫流率)  
外皮等面積


  (U値)、ηAC値を計算して基準値への適合性     を確認して断熱等性能等級基準に従います。
    (U値)は W/(u・k)で表します。
    (U値)の前はQ値(そこでQ1.0住宅)            でそれ以前はK値でした。




   (C値) 
建物の外皮である断熱と気密で
   
(計測値) 覆われた外気との境(床、外壁、
        開口部、屋根又は天井)面
に、
        平均どのぐらいの(隙間)が開いて
        いるか、ということなのですが
        各部位共まちまちなので、
        ”仮想延べ床面積”という、
        表現を一律化するための数値を
        用い、仮想の床面積1uあたりに                
        どのくらいの隙間があいて
        いるのか、という形に
        表したもの。
 







  ちなみに、C値2.0cu/uだと、1uの仮想床面  ごとに直径約16oの穴があることなので、換気の計算をして機器を設置しても屋内空気が負圧になれず、「いつも部分的な、同じ空気の通り道しか換気されない」という現象がおこるでしょう。
  いつも澱んでいる空気は悪臭発生と結露から免れられないので、いわゆる部分的『密閉化』が家の寿命に大きな影響を及ぼし続けることも懸念されます。

  それでは、C値0.3cu/uならどうでしょうか?

  1uの仮想床面ごとに直径約6oの細い穴(隙間)しか開いていない状態では、計算により設置した“排気機”はほぼ計算通りに換気を行い、屋内空気に微妙な負圧をつくって、押入の中の空気まで引っ張り出すようになります。もう安心です。

  気密C値の家に及ぼす影響は大きく、
  やはり0.5cu/u前後の性能を確保することが
  理想的な居住空間を保つ事に繋がると思います。




           ←高橋






  家企画工房