C値とQ値は一言でいうと家の暖かさを表わすレベルの数字です。

この数字は小さいほど高性能の暖かい家ということになります。
詳しくは下記をご覧ください。
        
●C値ってなに? Q値ってなに?

最近、住宅の話になるとすぐに飛び出す言葉が、「C値はいくら?」とか「Q値0.96!へえっすごい!」とか、一見、プロ同士の会話かと思うくらいに専門的?ですが、解かっていそうでも実はあんまり詳しくはないという方がほとんどではないでしょうか。

C値もQ値も、1999年に政府が告示した
「次世代省エネルギー基準」の、これからの住宅に期待する性能を数字をもって評価していく、という考えのもとに生まれたキーワード的な言葉なのです。

ちなみに、C値の‘C’はCrevice(隙間)かClearance(隙間)の頭文字、Q値の‘Q’は熱を逃がしてしまうQuantity(量)か、ズバリ!その住宅のQuality(品質)を物語る数値としての頭文字かもしれませんが、語源までは触れたこともなく、大変あしからず、デス。

まず気密性能を表すC値(相当隙間係数)について、「次世代省エネ基準」では、
T地域(北海道)とU地域(主に岩手も含む北東北)では基準値2.0cu/u以下、V〜Y地域(宮城県以南)では5.0cu/u以下となってております。

この数字の意味は、建物の外皮である断熱と気密で覆われた外気との境(床、外壁、開口部、屋根又は天井)面に、平均どのぐらいの(隙間)が開いているか、ということなのですが、各部位共まちまちなので、”仮想延べ床面積”という、表現を一律化するための数値を用い、仮想の床面積1uあたりにどのくらいの隙間があいているのか、という形に表したものです。



画像は拾い物です。

ちなみに、C値2.0cu/uだと、1uの仮想床面ごとに直径約16oの穴が開いているという意味ですから、換気の計算をして機器を設置しても屋内空気が負圧になれず、「いつも部分的な、同じ空気の通り道しか換気されない」といったまずい現象がおこるでしょう。
いつも澱んでいる空気は悪臭発生と結露から免れられないのですから、いわゆる部分的『密閉化』がこの家の寿命に大きな影響を及ぼし続けることになってしまいます。

それでは、C値0.3cu/uならどうでしょうか?

1uの仮想床面ごとに直径約6oの細い穴(隙間)しか開いていない状態では、計算により設置した“排気機”はほぼ計算通りに換気を行い、屋内空気に微妙な負圧をつくって、押入の中の空気まで引っ張り出すようになります。もう安心です。

全館輻射熱暖房を使う“オール電化住宅”ではなおさら、気密C値の家に及ぼす影響は大きく、
やはり0.5cu/u前後の性能を確保しなければならないのだと考えます。



次に断熱性能を表すQ値(熱損失係数)について、「次世代省エネ基準」では、T地域(北海道)では1.6(W/u・K)以下、U地域(岩手を含む北東北)では1.9(W/u・K)以下、V地域(宮城県以南)では2.4(W/u・K)以下、W地域(関東周辺)では2.7(W/u・K)以下、・・・・となっております。
この数字の意味は、建物の外皮である断熱で覆われた外気との境(基礎又は床、外壁、開口部、屋根又は天井)面から、暖房等による屋内の熱が、外気との温度差1℃につき、1時間あたり平均どのくらい逃げてしまうのかという、前記の通り、まさにその家のQuality(品質)を直接問う数値でもあります。

気密値の表現と同様に”仮想延べ床面積”にたいしての表現になります。
ちなみに、「次世代基準」によるU地域の1.9(W/u・K)で家を造ってしまうと、“オール電化”の輻射熱暖房では1月〜2月の最も冷える時期には、予め蓄熱暖房機の台数を何台か多めに設置しておくとか、はたまた、FFファンヒーター等の補助暖房を後付けするとかになってしまうのです。それでは光熱費が思うようには安くならず、「何のためのオール電化か!」と、そして「後の祭りでしたァ!」いうことになってしまうでしょう。

寒冷地の岩手では、北海道の基準1.6(W/u・K)以下で家を造らないと、“オール電化の家”は決して快適な家にはなりません。

“ヒートポンプシステム”や“太陽光発電システム”は、地球温暖化を止めるためにも可能な限り取り入れていかなければならないのですが、その前に、
どのレベルで、どのQualityで家を造るかということが、実は最も重要な“家造りの条件”なのです。

その考え方の実践として、
造る家の性能をQ値0.9(W/u・K)前後にまで高めた結果、前記システムを導入すべくもなく、光熱費を半分近くまで抑えられる超理想的なエコハウスが実現しております(エコキュートは標準仕様で装備済み)。

←高橋





Q値ってなに? C値ってなに?
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