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川俣町山木屋地区調査

川俣町山木屋地区多人数方言調査(2010年)

 川俣町山木屋地区は,阿武隈高地の一角をなす,山間地域の集落です。
 山木屋中学校での3年間の勤務の中で山木屋地区独自の方言形の存在に気づき,大変興味をひかれていました。それは,山木屋が福島市をはじめとした近隣の中心市街地からはかなり離れており,かつては交通網の整備が不十分であったため他地域に住む人々との交流が容易ではなかったということが原因として考えられます。また山木屋地区は相馬郡飯舘村,双葉郡浪江町,二本松市東和町の3市町村とも隣接しています。このことから山木屋地区は様々な地域の方言の影響を受けていることも予想されます。
 2010年8月19日から22日,9月4日と9月30日から10月4日までの計10日間,川俣町山木屋地区を対象とした多人数方言調査を実施しました。調査に協力していただく方の条件は,15歳までの言語形成期を山木屋地区で過ごしていることとし,これらの条件を満たした男女94名の協力を得ることができました。
 調査に協力くださった方々の人選および調査会場の提供等については川俣町役場山木屋出張所と山木屋中学校より多大なお力添えをいただきました。また,山木屋地区自治会の各行政区長の皆様にもさまざまにご尽力をいただきました。いずれもあらためて深く感謝を申し上げる次第です。


119.明々後日,120.明々後日の翌日

103.おなもみ

101.かなへび

116.よそう

117.嗅ぐ

111.怠け者

123.インガミル

134.ウルケル

129.マカシー・カタシー

130.コッツァカネ・コッツァクネ

131.デカサネ

132.メッコメシ・ネッコメシ

201.見よう,202.飲もう

203.言っただろう

206.いいだろう

204.寒かっただろう

207.けれども

210.知らない

223.ハー

233.ノマサンショ・ノマンショ・ノマッセ

234.シッサンナ,235.シランナ

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