■ 家庭のまつり |
【神棚の祀り方】
正式な神棚はまず鴨居(かもい)などを利用して棚を作ります。 棚の中央に宮形(みやがた=神殿)をすえ、扉の正面に鏡を、左右に榊や灯明を立てます。 注連縄(しめなわ)太い方を向かって右、細い方を左にして掛け、紙垂(しで)をつけます。
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【お神札(おふだ)をいただいたときは】
お神札をいただいたら神棚におまつりします。 神さまと毎日生活を共にしている意識、これがある家とない家では心の安らぎが全く違います。 神棚はその家の中で神さまがお住まいになるところですから、明るく清らかで目線より少し上が良いでしょう。 神棚の向きは南向きか東向きが良いとされています。
なお神棚がご家庭にないときは、神職にご相談ください。 小型の神棚もご紹介できます。 |
【お神札(おふだ)の順位】
お神札を横に並べておまつりするときは、中央に伊勢の神宮のお神札(神宮大麻)、向かって右にあなたの住む地域の氏神さまのお神札、左にその他の崇敬する神社のお神札の順に並べます。
ひとつに重ねておまつりするときは、一番手前に神宮大麻、つぎに氏神さま、一番奥にその他の神社の順にするのが良いでしょう。 |
【お供え】
神棚には毎朝、神饌(しんせん)を上げます。
神饌は米・塩・水で、米は洗米かご飯のお初、水は毎朝の初水をお供えします。また、お酒や珍しい物、四季の初物などを得たときは、その都度お供えします。 |
【お参りのしかた】
お供えが終わったら拝礼をします。
拝礼の作法は神社にお参りするときと同じく、二拝二拍手一拝です。 朝・夕には感謝をこめてお参りしましょう。 |
【古いお神札の納め方】
一年間、お守りいただいた古い神札は、粗末にならぬよう神社に納めます。 神社では浄火により焼納(しょうのう)します。 一月十五日の小正月に、左義長(さぎちょう)やどんど焼きの神事として焼納する神社もあります。
旅行先などでいただいたお神札なども一緒に納めてかまいません。 |