先祖伝来五百年の室本麹
地域に根差した新鮮な商品をお客様へ。
室本こうじの紹介
室町時代、永禄元年(1558年)六月二日。四百有余年の昔、讃岐の雨霧城主 香川之景氏の許可状により
室本こうじ製造販売を許されました。室本の土地は字の如く麹を造る室(むろ)の本(もと)です。
永禄時代より、室本麹座(組合組織)の専売品として中讃、西讃に売られていたとされています。
室本麹座(組合組織)に属する店で製造された麹を「室本こうじ」と呼ばれ、先祖伝来の製法により麹が造られています。
「こうじ むろもと製造所」が造る室本こうじは甘酒、味噌、こうじ漬け、塩こうじなど用途の広い日本の伝統的な発酵食品です。
米麹製造工程
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- 洗米、浸漬、蒸米
- 洗米して一定時間汲み水に浸します。甑(大きなセイロ)で水切りしたお米を「外硬内軟」目指して蒸し上げます。
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- 放冷、種切り、床もみ、切返し
- 蒸米を人肌程度に冷まし、麹菌が米全体に満遍なく付着するようにしっかりと手で揉みこみ混ぜ合わせ、一か所に堆積(たいせき)させて発酵させます。一定時間で、更なる麹菌の増殖を促すため手で米粒どうしをもみほぐして全体に酸素を供給させます。
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- 盛り
- 更にハゼコミ(米粒表面が白くなる状態)が進んで来たら、麹菌の増殖により発熱し温度が上昇を防ぐ為、室蓋という箱に小分けにして麹室という麹菌を繁殖させる部屋に入れます。
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- 麹室(こうじむろ)で発酵
- 麹室とは麹菌を繁殖させるために高温・多湿に管理する部屋 昔からの特殊な造りの麹室なので麹菌が繁殖しやすい温度、湿度に人力で管理しています。特に冬場は管理が大変です。
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- 出麹
- 麹室の中でも上下で温度差があるので都度上下入替えながら、麹の花(麹菌のふわふわの菌糸)がきれいに着けば出来上がり。独特な香り。麹室から出して乾燥、袋詰め、冷却。
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- お客様へ
- こうじむろもと製造所の甘酒は、手造り、無添加のもち米入り。アルコールは含まれてないので、小さなお子様にも安心してお飲み頂けます。