モンゴル語について

分布地域
モンゴル語が使われている地域は、主にモンゴル国と内モンゴル(中華人民共和国内モンゴル自治区)です。モンゴル国で一般に使われているのはキリル文字で、内モンゴルでは伝統モンゴル文字が使われています。

モンゴル国と内モンゴルこのため、ひとくちにモンゴル語といっても、モンゴル国向けの文書なのか、内モンゴル向けの文書なのかによって使われる文字が違いますのでご注意ください。

モンゴル国の人口は約280万人、内モンゴルのモンゴル族の人口は約400万人です。

この他、ロシアのブリヤート共和国、カルムイク共和国で話されている言葉も、モンゴル語の方言として分類されることがあります。


キリル文字
モンゴル語に使われるキリル文字は、ロシア語のアルファベットと比べて母音2文字が多くなっています。モンゴル語に特有のものは、円唇母音を表すҮとӨです。

キリル文字のモンゴル語はほぼ発音通りに綴りますが、格語尾を付けた際に特定の子音と子音の間にある母音は省かなければならないなど、複雑な正書法の規則があります。

キリル文字

伝統モンゴル文字

伝統モンゴル文字は、縦書きの文字で、日本語などとは逆に左側から右側に向かって改行して書かれます。ワープロ文書はユニコード対応のフォントで作成し、文字化けやレイアウトの崩れを防ぐためにPDFファイルも併せて納品いたします。

伝統モンゴル文字


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