平和と基本的人権を守ろう!仲間たちの連絡会

 No90-3                    webへいき連                   2022年 8月

    読者・会員の声     国葬反対署名活動を訴える諸氏の写真        国葬反対のポスター

安倍晋三のことを悪く言うな?

 札付きのワル、元首相安倍晋三が暗殺された。だが当時、「亡くなった人のことを悪く言うな」「批判するのは非国民」との雰囲気が 大勢をしめていた。
 しかし、その後の報道で判明した事は、安倍や自民党と旧統一教会との関係が組織的にやられていたことだった。信者への多額の献金 と霊感商法の強要がもとで家庭崩壊が社会問題を引き起こした。反共産主義の共通観念で互いに結びつき、政治家は多くの票と違法に信 者から集めた献金を政治資金とし、旧統一教会は政治家たちから組織損続のお墨付きをもらうズブズブの関係だった。
 選挙の時、旧統一教会組織票の割り振りを主導的にやっていたのが、安倍晋三だった。安倍自身が、旧統一教会が問題の組織であるこ とは知らなかったはずはない。本来なら、監督・指導する立場にある者が、自らの目的達成のためなら手段を選ばないとは。絶対に許さ れるものではない。「桜を見る会」の首相枠で招待したジャパンライフもそうだ。
 統一教会霊感商法やジャパンライフ詐欺事件は、政治(官邸)案件として捜査の手を緩め、忖度した司法判断が被害を大きくしてしま ったのではないか。
 2015年統一教会組織名変更申請時、文科大臣であった下村博文は「申請書類に不備がなかったから承認した。今となっては反省し ている」と居直っている。ふざけんな! 当時、霊感商法対策の弁護士が再三承認しないように訴えていたにもかかわらず。嘘をつく な!
 殺されていい人間などいない。しかし、安倍の場合はその責任が大きく殺されても仕方なかったかなと思っている。  私だけだろう か?

8月15日  房総の山猫

7月16日の朝日川柳が炎上

 安倍晋三のことを読んだ川柳が侮辱的だと批判にさらされネット上で炎上した。川柳の本来の姿を知らない文芸の全く無知な輩の としか思えない。昔から時事川柳の「『寸鉄人を刺す』であり、力のない庶民が権力を切るための文芸であった」(月波余生・川柳の話  満天の星より)
朝日川柳入選作  作品は「◎疑惑あった人が国葬そんな国 ◎利用され迷惑している「民主主義」 ◎死してなお税金使う述べ送り ◎忖度はどこまで 続く あの世まで ◎国葬って国が仕舞っていうことか ◎動機聞きゃテロじゃ無かったらしいです ◎ああ怖いこうして歴史はつくら れる」以上の7句でした。
 しっかり読めば、個人を侮辱したり揶揄したりの文言を見いだせない。川柳の様な社会の違和感に対する一句に対し炎上が生まれる社 会状況は異様としか言いようがない。政権批判、反戦活動に、SNS上の炎上は戦前の特高まがいの監視や検閲と同じに思えます。また、 世間に同調圧力の蔓延することを期待しているような、茂木幹事長発言「国民から『国葬はいかがなものか』との指摘があるとは認識し ていない」は独善的で危険です。
 戦後レジームからの脱却、行き着く先は戦前回帰です。戦時中のように、一市民の自由の声がじられ閉塞感を感じるようになったら危 険水域でしょう。
 時事川柳の炎上から垣間見えたことを記しました。(「世界」9月号 高橋純子著 参照)

8月19日  人ハ生年 庶民の声

本気で総括(議論)しなければ次回はない

 今回の参院選について、NTT労組は「N労新聞」紙上等で総括がされている。しかし、あの程度の総括しかできないのであれば、 石橋みちひろ氏は勿論のこと、組織内議員は次回の選挙で落選の確率は極めて高いと判断せざるをえない。
 NTT労組組合員及び退職者の会会員合わせて30万余いるのに、石橋氏は11万の得票でやっと当選した。何故かかる苦戦をしたの か?  今回私は、全国の友人知人約50人に石橋みちひろ後援会加入のパンフレットを送ったが、その反応は前回吉川選挙に比べて極めて鈍 かった。私の現在の健康状態では50人に手紙を書き郵送す売るのが精一杯の行動だった。これでは本気になって支持拡大行動をしなけ れば「あとがない」と退職者の会にも忠告・進言してきた。しかし・・・。
 良し悪しは別にして「民主主義とは数」である。とりわけ選挙闘争については「数」が勝敗を決する。立憲民主党が共産党と選挙協力 をするから「いやだ」という仲間がいるが、それが正しいのか私は大いに疑問を持つ。
 今、旧統一教会と自民党との関係で大問題になっている。しかし、岸信介氏以来自民党は「反共」という一致点だけでしっかりと手を 結んで、自民党の議員をドンドン増やしてきた。この現実を我々はどう受け止めるべきか。
 我々働く者の立場に立った政治勢力の結集・拡大するために、選挙闘争をいかに闘うのか。多くの選挙ではNTT労組は推薦空白区が 存在した。比例区だけ投票を!という呼びかけは通用しない。
 NTT労組は、今後投票動向調査等を行い総括の深化をはかると言うが、本気になって今回の石橋みちひろ氏の苦戦の分析をして議論 しなければ、次回はないと思うが如何でしょうか。

令和4年8月22日   雪ノ下 枕石

(文責:編集委員会、投稿者名は敢てペンネームとしました)