平和と基本的人権を守ろう!仲間たちの連絡会

 No90-2                   webへいき連                   2022年 8月

戦後77年目の夏を迎えた

詩 こわいをしって、へいわがわかった

作詞者の写真

沖縄 慰霊の日

「沖縄戦の図」(佐喜眞美術館)

広島 長崎

米との核共有検討
軍事費聖域なき拡大
反省も謝罪もなし
戦没者追悼式典

     安倍路線の継承・岸田首相



岸田首相の写真

唯一の手段は核廃絶
松井広島市長
核依存、断じて反対
田上長崎市長

広島市長と長崎市長の写真


77年前の悲劇を繰り返すな!

 ペロシ米下院議長の訪台を機に、台湾周辺で中国の大規模軍事演習が行われた。中国は台湾周辺の6つの空・海域で8月4日から7日 の予定で軍事演習を実施しました。初日に11発発射した弾道ミサイルの一部は台湾上空を飛び越えたほか、沖縄県に近い日本の排他的 経済水域(EEZ)内にも5発が着弾したと伝えられています。また軍事演習は7日までの予定が9日まで延長され、今後も台湾海峡の 軍事演習を定期的に行うといっています。一触即発の危機はこれからも続きます。
 一方、辺野古の米軍新基地の建設工事は続行され、西南諸島(石垣島・宮古島・沖縄本島・奄美大島)には自衛隊のミサイル部隊が 続々と配置についています。今回このような軍事的緊張のもと、台湾海峡で何か事が起こった場合、島の住民はどうなるのか?一番に狙 われるのはミサイル基地のある西南諸島です。そこには自衛隊員だけでなく、一般住民もたくさん住んでいます。その住民避難計画も進 んでいないと聞きます。軍隊は住民を守りません。77年前の悲劇(集団自決等)が二度と繰り返されてはなりません。
 戦後の日本は平和憲法のもと、戦争を想定した体制とはなっていません。それはウクライナを見ればわかります(日本には、原発の警 備体制や防空壕の一つさえもありません)。日本は平和主義に徹し、東アジアの周辺国と共存して生きていく以外道はないのです。
       
  • 習近平政権による台湾・南シナ海周辺での軍事行動に反対しましょう!    
  • 日米安保同盟の強化に反対しましょう!    
  • 平和憲法を守り、戦争反対の声を大きくしていきましょう!

       8月14日    緑茶ハイ

「反省」も「謝罪」もしない国ニッポン

 アメリカによる原爆投下から77年、岸田首相は、広島・長崎で次のような言葉から「あいさつ」をはじめた。「一発の原子爆弾 が広島の街を一瞬にして破壊し尽くし」(8月6日)、「一発の原子爆弾が長崎の街を一瞬にして破壊し尽くし」(8月9日)と。
 こんな紋切り型の言いぐさしかできないことに、岸田が吹聴する「核のない世界」なるもののインチキ性がはっきりと示されているで はないか。しかも、岸田は「誰が原爆を投下したのか」という肝心なことにはまったくふれない。だが、「アメリカ(トルーマン大統 領)が広島・長崎に原爆を投下した」という厳然たる事実を曖昧にしたり、不問に付してしまっては「核問題」を語る出発点にも立てな いではないか。
 アメリカ政府は、広島・長崎への原爆投下による大量虐殺について、一度たりとも「反省」も「謝罪」もしていない。このような人道 のかけらもないアメリカ政府に対して、歴代自民党政権は抗議も弾劾もしないのである。岸田政権もまた、「核廃絶」など望んでもいな いし、やろうともしていないのだ。
 じっさい、岸田は核兵器禁止条約への参加を頑なに拒否し、日本の、世界の人々の「核兵器廃絶」の願いを傲然と踏みにじっているで はないか。それは、岸田政権が「核共有」=日本の核武装化を狙っているにちがいない。(かつて、オバマ大統領がアメリカの「核先制 不使用宣言」を検討した時に、これに強く反対してオバマに断念させたのが日本政府だったのだ。)
 8月15日に発足した岸田改造内閣は、真黒な〝統一教会内閣″ではないか。自民党はまるで〝統一教会自民党支部″ではないか。だ が岸田や茂木(幹事長)は、「自民党と組織的関係はない」などと開き直っている。彼らは、党としても・党員としても一切「反省」も せず、悲惨極まりない数多の統一教会被害者に対して「謝罪」もしない。彼らは、反社会集団=統一教会との「利用し・利用される黒い 関係」をつうじて、被害者を拡大してきた共犯者ではないのか。だが、だれも責任をとらない。統一教会と関係したすべての閣僚・議員 は即刻辞任すべきではないか!
 「反省」も「謝罪」もしないニッポン。誰も「責任」をとらないニッポン。戦後77年―このモラルを失った軍事大国ニッポンは、一 体どこに向かっているのだろうか?

       8月18日    星 一喝