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2007年 2月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
       
01
牛乳パックの箱
02
牛乳パックの箱2
03
牛乳パックの箱3
04
片野鴨池観察館
05
牛乳パックの箱4
06
牛乳パックの箱5
07
牛乳パックの箱6
08
楽しいころがり村
09
プリンター
10
牛乳パックの箱7
11
有料教室
12
牛乳パックの箱8
13
牛乳パックの箱9
14
牛乳パックの箱10
15
箱屏風
16
牛乳パックの箱11
17
牛乳パックの箱12
18
牛乳パックの箱13
19
牛乳パックの箱14
20
牛乳パックの箱15
21
水とり用ワイパー2
22
牛乳パック針穴写真機
23
牛乳パックの箱16
24
「驚きの嵐!」
25
針穴写真機
26
囲碁大会
27
五つ編み
28
テンセグリティー
     
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2007年2月28日(水)
テンセグリティー

3月10日の手づくり教室の出し物は「テンセグリティー」だ。テンセグリティー(tensegrity) は建築家のフラーによる命名で、tensile(張力)と integrity (完全性)との合成語である。何本かの真っ直ぐの棒を、棒同士が互いに触れることなしに、糸の張力で空中に保つ構造とは、どのような構造であろうか。このおもしろい構造については来月にシリーズで紹介したいと思う。

3年ほど前に、私はテンセグリティーを簡単に組み立てられるように工夫した。そのときは、竹の串を薄いのこぎりで苦労して細工した。今回は電動糸鋸を所有しているOさんの作業所に2日ほど通って、教室の材料を作らせてもらった。

2007年2月27日(火)
五つ編み

牛乳パックを編むシリーズでは、三つ編みのいろいろな種類を紹介した。そこでは「紙」を編むという意識しかなかったが、「皮」を編む場合と少し異なることがわかった。皮を編む場合は、皮の面をひっくり返さないのである。すなわち、ある面が表に出れば、他の面が裏にくるようになる。すなわち、三つ編みの場合は、


    図1.同じ面の三つ編み

図1のように常に同じ面が表に表れている。
Nさんからいただいた五つ編みの資料に基づいて、今度は五つ編みに挑戦してみよう。


   図2.同じ面の五つ編み

図2は3段に編んだものだ。編み方が分かるとそんなに難しくはない。

2007年2月26日(月)
囲碁大会

一昨日の手づくり教室の出し物「牛乳パックの針穴写真機」はもう一つの出し物「日光写真」と共に始めての試みだ。一度やったものでも準備に丸二日ほどかけるのが普通だ。初めてのものになると、試作品や材料の準備で、丸一週間はつぶれてしまう。これだけ苦労しても、常連でない、有料の来館者が2名だけでは気持ちが落ち込んでしまう。まあ、継続は力なり、ということでがんばっているけれど。

というわけで、昨日の日曜日はのんびりとしていると、電話がかかってきて「本日の囲碁大会にすぐ参加してください。」とのこと。すっかり忘れていたのだ。心の準備をしていないときには、勝負事に勝てることが多い。この日も運よく3位入賞を果たすことができた。もちろん、強い人からはハンデをもらっているので、本当の実力ではない。

2007年2月25日(日)
針穴写真機
昨日の手づくり教室「牛乳パックの針穴写真機」は、初の試みであった。全員がうまく風景の映像を見ることができるかどうか、確信はなかったが、うまくいったようだ。しかし、難しいぞということを強調しすぎたために、来館者の数が極端に少なくなってしまった。Nさんは針穴の代わりにレンズを使った写真機をこしらえてきた。非常に明るく、はっきりと像を見ることができるすぐれものだ。
2007年2月24日(土)
「驚きの嵐!」

日本テレビから、物理の実験について聞きたいという電話が21日に入った。すぐに返事せよというので、メールで答えたところ、さらに昨日まで連日の質問攻めである。なんでも、「驚きの嵐!」という番組で放送するものだそうだ。

実験内容はなかなかおもしろそうなものなので真剣にお答えしたのだが、さて、私の答えやアドバイスがどのように生かされることになるのか。

2007年2月23日(金)
牛乳パックの箱16
好評の(?)牛乳パックの箱シリーズもこのあたりで終わりにしよう。今回は、小さな箱だ。まず、牛乳パックを図1のようにカットする。


      図1.展開図

一辺が 3.5 センチの正方形が右から3,5,3,1,1コと並び、真ん中の正方形でつながっている。これを組み立てると、


      図2.完成

裏面の銀面を出して、銀色サイコロのできあがりだ。もちろん、のりは不要である。このサイコロを4つ使うと、トムキューブができる。他にもいろいろの使い道が考えられる。
2007年2月22日(木)
牛乳パック針穴写真機

今週の手づくりおもちゃの科学館の教室は「牛乳パック針穴写真機」だ。針の穴からどのように風景が映るのかを学ぶのにいい教材である。しかし、実際にはけっこう面倒な作業であるかもしれない。受講者がどのくらい熱意を燃やして取り組んでくれるかが勝負だ。少し疲れたら、日光写真も楽しんでもらう予定だ。


        日光写真

2007年2月21日(水)
水とり用ワイパー2
ここ2,3日は絶好の晴天続き、昼間はぽかぽかと春の陽気だ。しかし明け方には、雲などによる保温効果がないために放射冷却が起こり、霜や氷がはる。また、窓には水滴がたくさんつくので、水とり用ワイパーのタンクも一杯になる。溜まった水を捨てるときに、口がネジ式になっていないので、少々面倒だ。そこで、ふたを取らずにタンクごとひっくり返して立てた状態で放置して、自然に水を排出させることにした。ペットボトルの水を抜くときには、ボトルを回転して渦を発生させるとよいのだが、このタンクは軸対象ではなく、しかも、かなり縦長なのでうまくいかない。放置するときの角度も難しい。鉛直に近い角度で立てたときには、水はまったく出ないが、水平に近くても出方が遅い。45度くらいが丁度よいのか。水の出方も、初めはポコ、ポコ、ポコと1拍子だが、途中からポコポコッ、ポコポコッ、ポコポコッと変わったり、4拍子になったり、タンゴ調になったりしておもしろい。最後は1オクターブほど高くて早い1拍子で締めくくるようだ。
2007年2月20日(火)
牛乳パックの箱15
今日の箱は、のりが必要である。牛乳パックを3つの輪切りにし、のりの部分をはがし、図1のようにはめて、再びのりでくっつける。


     図1.3つの輪

これを互いにはめ合わせると、図2のような箱のできあがり。


    図2.完成図

完成図には2通りの面の出し方がある。すなわち、いま表に出ている面をすべて裏に隠してしまうことができる。例えば、このキューブをサイコロに見立てると、2色のサイコロを作るというパズルを作ることができる。
2007年2月19日(月)
牛乳パックの箱14
牛乳パックの箱の連載も14回を数えた。本ホームページの来訪者が減ってきたのは、このシリーズに関心が持てない人が多いからであろう。あと2,3回で終了しよう。今回は昨日の箱を作ったときの余りを利用する。


   図1.余りの部分を利用

これを昨日のパーツと一緒に組み込むと、


   図2.完成

いろいろの長さの箱を作ることができる。
2007年2月18日(日)
牛乳パックの箱13
今回の箱は、2つのパーツを組み合わせて作る。


    図1.2つのパーツ

図1のような2つのパーツを組み合わせると、


     図2.完成

図2のように1つのキューブができあがる。
2007年2月17日(土)
牛乳パックの箱12
牛乳パックの箱7では牛乳パックをねじっていって、ぺちゃんこに折りたためることを示した。今回は、ねじれを入れないで、折りたたんでみよう。


   図1.1段半折ったところ


   図2.2段半おったところ

図2の斜めの線は谷折り、それ以外は山折りにする。


   図3.3段半折ったところ

完全にぺちゃんこになっている。ねじれのある時と比較するとおもしろい。
2007年2月16日(金)
牛乳パックの箱11
一昨日の箱は竹かごのようであった。このかごを斜めに編むことができるだろうか。


   図1.斜めに切る

図1のように牛乳パックを斜めにらせん状に切り開く。これを編んでいくと、


     図2.完成

図2のように斜め向きの(市松)格子模様ができあがる。この格子模様で、箱の底面を含めた6面すべてを覆うことができる。
2007年2月15日(木)
箱屏風

今週末の手づくり教室は「不思議なパズルノート」だ。普通のノートのように端からめくるのではなくて、ノートの真ん中から開いていくものだ。これ1つだけでは飽きてしまうかもしれないので、箱屏風を用意した。


    図1.箱屏風1

コーヒーパックを利用して作ったものだ。屏風の4面の絵の側面を開いてみると、図2のように、


    図2.箱屏風2

縞柄の屏風に変わり、別の4面の絵が現れるという仕掛けだ。

2007年2月14日(水)
牛乳パックの箱10

昨日のキューブの網目を細かくしてみた。


     図1.展開図

1センチ幅にした。帯と帯の間に1ミリの余裕を持たせた。これと、輪を組み合わせてみると、


    図2.完成図

図2のように市松模様のできあがりだ。竹かごのような仕上がりになった。

2007年2月13日(火)
牛乳パックの箱9

昨日の箱は上面のみが市松模様であった。側面まで市松模様にしてみよう。


   図1.展開図

まず、牛乳パックの側面を底部まで切り開き、さらに輪切りにしたものを用意する。これらを編み合わせて箱の側面を作る。


   図2.側面と上面の半分


   図3.完成

完成図では、4つの側面と上面が市松模様になっている。

2007年2月12日(月)
牛乳パックの箱8
今回からの箱シリーズは箱と言うよりもむしろ、牛乳パックのキューブを編むといった方が正しいかもしれない。

   
          図1.展開図

まず、図1の左側の帯と下の帯を折り込み、次に上と右側の細い帯を交互に織っていく。

   
     図2.上面の出来上がり

上面で余った部分は、箱の上面と側面に切り込みを入れて差し込む。

   
         図3.完成

この箱は見た目にはきれいだが、開け閉めをするにはかなり面倒だ。
2007年2月11日(日)
有料教室

昨日の手づくりおもちゃの科学館では、初めて有料教室を実施した。昨年の秋から入館者が減ってきて、募金も集まらず動けなくなったためだ。地元の新聞社に記事で取り上げていただいたおかげで、丁度満員になった。


   図1.オロイド作り

パズルの得意なNさんによる、手づくりおもちゃの科学館をデザインした、折り紙パズルを配布することができた。また入り口には、オープンとクローズの看板を、工作の得意なOさんに掛けていただいた。

2007年2月10日(土)
牛乳パックの箱7

牛乳パックの箱6の折り方を何段まで重ねられるかな。はさみをまったく用いないで、牛乳パックの箱を開いたままのものを使用する。


  図1.2段半まで折ったところ

ついでに図1の箱の部分も折ってしまうと・・・


  図2.3段半折ったところ

完全にぺしゃんこになってしまった。ここまで折るのは相当難しい。

2007年2月9日(金)
プリンター

プリンターが壊れた。ヘッドのクリーニングなどの手を尽くしても印刷がうまくいかない。保障期限切れのため、修理費用は新品を買うのと同じくらいかかるといわれた。わずか1年半しかもたない製品を売るな、といいたいところである。しかも、古いプリンターを置いていこうとすると、引き取り料が 1,050 円余分にかかる。次から次へと新製品の開発もよいが、壊れないもの、部品の交換がたやすいものを作ってほしいものだ。あまりにも無駄が多すぎる。

2007年2月8日(木)
楽しいころがり村

10日(土)の手づくりおもちゃの科学館の教室「楽しいころがり村」の材料の展開図をJw−Cad を用いて書くことができた。このソフトの存在は1月前にKさんから教えていただいた。


   図1.楽しいころがり村

図1の左からスフェリコン、オロイド、ヘキサスフェリコンと並んでいる。すべて、転がるときに重心が上下しないのでよく転がり、おもしろい転がり方をする。このうちのスフェリコンとオロイドの骨格だけのものは、2つの円盤を組み合わせることで簡単に作ることができて、ツーサークルローラー(two circle roller)という。

2007年2月7日(水)
牛乳パックの箱

今日の箱は、皮の財布などに用いられている折り方だ。


    図1.展開図

まず、牛乳パックを真横に切断し、青い線に沿って4面を同時に折っていく。斜めの線は谷折りに、横の線は山折りにする。


      図2.完成

見た目にも簡潔である。昨日の箱のように、上部を円盤のようにすることもできる。

2007年2月6日(火)
牛乳パックの箱5

昨日の箱で、下になる部分をできるだけ増やしてみるとどうなるであろうか。ついでに、上の部分も箱からはみ出させてみよう。


      図1.展開図

上部を円の一部とした。組み立てて見ると、


     図2.完成

上部に円盤を乗せたようだ。

2007年2月5日(月)
牛乳パックの箱4

今日の箱は、お菓子や小さな折り紙などを入れるときに用いるものだ。


     図1.展開


     図2.完成

箱のふたは交互に折り重なっていて、閉じ方が美しい。このようなたたみ方は「たとう折り」の応用である。

2007年2月4日(日)
片野鴨池観察館

昨日は節分で、朝から良い日であった。午後から加賀市にある片野鴨池観察館に行った。あいにく、出かける頃から曇り空になり始め、到着したときにはどんよりとした天気になっていた。


    図1.片野鴨池観察館
マガモが 2000 羽もいるそうだ。


    図2.鴨池

ヒシクイなどその他の鳥も望遠鏡でよく観察できた。しかし、目当てのコハクチョウが一羽もいない。係りの方に伺うと、コハクチョウはたくさん来ている(確か、200 羽くらい)けれども、ここでは餌付けをしていないので、餌のある田んぼに出かけているとのこと。朝早くに餌さ採りに出かけ、夕方の5時半過ぎにならないと戻ってこないそうだ。係りの方はわんぱくな子どもたちにも親切に声をかけ、ゲームをさせたりしていた。たぶん、野鳥の好きなグループのボランティアだろう。
階下には鳥の声を聞かせるコーナーなどもある。

2007年2月3日(土)
牛乳パックの箱3

牛乳パックの箱シリーズはまだまだ続く。10回くらいは覚悟願いたい。


    図1.展開

図1のように牛乳パックを開き、右の袖を折り込み、次に左の袖をかぶせ、最後にこちら側と向こう側のふたを折り込む。


    図2.完成
 
図2のように真ん中にふたが納まる形となる。この形も結構丈夫だ。

2007年2月2日(金)
牛乳パックの箱2

久しぶりの雪景色である。屋根には数センチ積もっており、雪が降り続いている。

昨日の箱よりも丈夫な箱を作ってみた。

      図1.展開

昨日との違いは分かるであろう。まず上の袖を中に入れ、次に下の袖をかぶせ、最後に右のふたをして端を中に押し込める。


      図2.完成

完成図は昨日のものと同じだが、こちらの方がふたを押したときのへこみ方が少なくて、頑丈だ。

2007年2月1日(木)
牛乳パックの箱

先月も牛乳パックを用いていろいろと遊んだ。今月も牛乳パックを使って遊んでみよう。牛乳パックは丈夫なので、のりを使わなくとも頑丈な箱を作ることができる。


      図1.展開

図1のように牛乳パックの底部を箱の本体として利用する。ふたの部分を展開し、組み立てる。


     図2.完成

簡単な作りであるが、案外壊れにくい。