工学部 機械科

チョロQエンジン

チョロQエンジンの過去のものについて調査を行った結果を報告します。

1 タカラTKRエンジン03
(パンサーエンジン)
A品番チョロQ搭載 1mダッシュ/0.7秒 登坂力/22度
2 タカラTKRエンジン01 すえっ子チョロQ搭載 50cmダッシュ/0.3秒 登坂力/26度
3 ブラックエンジン サーキットチョロQF1搭載 1mダッシュ/0.54秒 登坂力/29度
4 タカラTKRエンジン04 ビッグチョロQ搭載 登坂力/26度 牽引力/200g
5 タカラTKRエンジン02 シルエットチョロQ搭載 1mダッシュ/0.36秒 登坂力/26度

 

幻のゴールドエンジン
   

 シャーシ中央部にはマイクロフィルムが入っていて当たりの車種にはゴールドエンジンが入っていたんだ。

幻のマイクロフィルム入りチョロQ

ゴールドエンジンが中に入っていた!

車種はオレンジのA−88ダットサン4WDダブルキャブ カヌー

<パンサーエンジンカラーバリエーション>
年代順に白、ピンク(濃淡)、水色(濃淡)、灰白、緑(濃淡)、青(濃淡)、赤、赤/水、赤/黄、灰色を確認しているよ。
右端はすえっ子のエンジン。大きさを比べてみてね。

 

エンジン比較 (パンサーエンジンを基準値3として検証)

ブラックエンジン
パワー 5、スタミナ 3、ダッシュ 3
通常より板厚が厚いバネを搭載したエンジン。
あまりにも強力なため開発当初ギアが欠ける問題が発生。
新素材「チスモ」を採用し発売に至った。

登場年 1984年
ゼロヨンQ太大改造セット(前期型)
サーキットチョロQF1(初版のみ前期型)
サーキットチョロQGT
サーキットチョロQWEC
サーキットチョロQアメリカンGT
サーキットチョロQインターテック
オフロードチョロQスパイクバギー
超軽量ホットロッドなど

サーキットチョロQF1の初版モデルにはチスモギアを採用
前期型(写真左)、後期型(写真右)


ブラックエンジン(偽)
パワー 3、スタミナ 1、ダッシュ 5
ガワはブラックでギアは白(乳白色)。でも実際はバネはパンサーと同じ。「狼の皮をかぶった羊」の偽ブラックエンジン。
ギア比は後年登場するマッドエンジンと同じ。黒いマッドエンジンなのだ。

登場年 1985年
サーキットチョロQGTホワイト
サーキットチョロQワールドラリー


ブラックエンジン
パワー 5、スタミナ 3、ダッシュ 3
偽ブラックエンジンと似通っているがこちらは正真正銘ブラックエンジン。
見分けがつきにくいが セカンドギアがパンサーと同じ、偽はマッドと同じで小さい。走らせてみると簡単に見分けがつきますが、外観上は難しい。

登場年 1986年
サーキットチョロQHG F1
サーキットチョロQHG WECなど


マッドエンジン(RSマグナムエンジン)
パワー 3、スタミナ 1、ダッシュ 5
ギア比により初速を重視したゼロヨン向けエンジン。
ブラックエンジンのバネとマッドエンジンの組み合わせにより「幻のブラックエンジン」になる。
90年には「RSマグナムエンジン」と名称を変更し、チョロQスポーツシリーズとして通常品に使用される。

登場年 1984年
QQQゼロヨンQ太チューンナップPACK
サーキットチョロQGTマッド
チョロQスポーツシリーズなど


ブルーMAXエンジン
パワー 4、スタミナ 5、ダッシュ 2
通常より厚く長いバネと大径セカンドギアによりロング走行を可能にしたエンジン。
反面スピードはでない。大きなギアをセットするためガワも専用のものが開発された。初期のものにはギアの後ろにパーツが付属するがカスタマブルチョロQ系には付属しない。

登場年 1988年
マラソンチョロQ
テクニカルロード チャンピオンラリー4000
チャレンジグランプリ
ブルーMAXチョロQ
カスタマブルチョロQなど


ブラックMAXエンジン
パワー 4、スタミナ 2、ダッシュ 4
チョロQエキスパートで初登場。。
その後カスタマブルチョロQ プロトマックスで復活。
ブルーMAXエンジンのギア比をRSマグナムエンジンに変更したエンジン。

登場年 1989年
チョロQエキスパート
カスタマブルチョロQ
スーパーカスタマブルチョロQなど


MADエンジン
パワー 4、スタミナ 4、ダッシュ 3
スピード耐久型。スーパーカスタマブル用に設計。パンサーエンジンより幅が若干広くなっている。
HG-59 ヴィッツ より前のSTDチョロQには搭載できない。

登場年 1998年
スーパーカスタマブルチョロQ スカイライン
スーパーカスタマブルチョロQ TS020
スーパーカスタマブルチョロQ 限定 NSX(黒)など


ロングMADエンジン
パワー 4、スタミナ 5、ダッシュ 2
バランスのよいパワー型のエンジン。
スーパーカスタマブル用に設計。パンサーエンジンより幅が若干広くなっている。
HG-59 ヴィッツ より前のSTDチョロQには搭載できない。

登場年 1998年
スーパーカスタマブルチョロQ ロードスター
スーパーカスタマブルチョロQ R390など


スピードMADエンジン
パワー 5、スタミナ 3、ダッシュ 4
最強エンジン。幻のブラックエンジンとどちらが強いか甲乙つけがたい。
惜しいのは車軸の真円度がいいのがなかなかないところ。
HG-59 ヴィッツ より前のSTDチョロQには搭載できない。

登場年 1998年
スーパーカスタマブルチョロQ マグネプロト
スーパーカスタマブルチョロQ 限定 スカイライン(黒)
スーパーカスタマブルチョロQ 限定 MC8(クリア)
スーパーカスタマブルチョロQ 限定 TS020(メッキ)など


ノーマルエンジン
パワー 3、スタミナ 3、ダッシュ 3
STDチョロQに搭載される通常のエンジン。
バランスのよいエンジン。
パンサーエンジンに比べ 後輪シャフトの位置が若干後ろに移動したため、登場年以前に発売されたチョロQにはタイヤが干渉して搭載できない場合がある。

登場年 2006年


スピードエンジン
パワー 4、スタミナ 2、ダッシュ 3
STDチョロQに搭載される通常のエンジン。
バネを1.5倍にしてパワーをアップしたかわりにスタミナは落ちる。

登場年 2006年


スローエンジン
パワー 3、スタミナ 4、ダッシュ 1
STDチョロQに搭載される通常のエンジン。
ギアをゆっくり回転させることによりスローな走行が楽しめる。

登場年 2006年


2スピードエンジン
パワー 3、スタミナ 4、ダッシュ 1
STDチョロQに搭載される通常のエンジン。
スローエンジンのギアが途中で切り替わるシステム。

登場年 2006年

 

冬の時代に作られたある意味レア?モドQエンジン

ケースにはマルサンと書かれて
おり香港物。デートピンによると95年8月製のようだ。
形が角張っているのが特徴。
   よく見るとネジも違う!

チョロQはみなさんもご存じの通りこの時代は今では考えられない冬の時代を迎えている。コスト削減の苦肉の策なのだろうか、1時期モドQエンジンが搭載されて販売された時期があったようだ。

現在TS010(黄)、パジェロ(蛍光グリーン)JAPAN製を確認している。まだ市場に残っているモデルなので探してみるのもおもしろいかも?

併走させてみるとモドQエンジンの方が加速がいい気がするのは気のせい? 

 

25周年記念発売! ジャンボチョロQエンジン

どんな構造になっているのか
分解したくなっちゃうよね?
6本のねじをはずすとモーター
カバーに収まっていた!
タイヤはプラ製で後輪の外側
のみゴムがはめられている。

左の写真がエンジンの表、右が裏。
機構はスタンダードチョロQと一緒でサイズがジャンボ!
ちなみに3サイズは 25mm×50mm×30mm

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