特殊電車線の上げ下ろし

調べてみたらこんな意味だった
特殊電車線の上げ下ろし

特殊電車線の上げ下ろしとは・・・
秩父鉄道(御花畑NO1踏切)にて執り行われる
特殊電車線の上げ下ろし作業で山車が通過出来るように、
支障となる架線を一時的に取り外す作業です。



通常の設備ではこのような事は出来ませんし
出来ても時間がかかるためこの例大祭当日のみ限定、

短時間で架線の取り外し&取り付けが出来るように
上り下りの電車線を両端のカゴ型ビームに引止め、
踏切上の電車線のみ切り離しが出来るような設備に変更、
さらに通常は電車線と電車線をWイーヤという
接続部品を用いているわけですがやはり脱着に時間がかかるため
特殊電車線という金具を取り付けて、
ボルト2本で簡単に取り外す事の出来る部品に交換します。
これで、いつでも取り外しOK! 

取り外しにも手順がありますがその辺を詳しく書くと
まねしちゃいそうなのでここまで・・・

「誰がまねするん?誰もやんねぇ〜よ〜・・・」

なぜ?こんな面倒な事をと思うでしょうが、
列車は電車線からパンダグラフを通し電気を取り入れて
いるわけですのでこの電車線が無いと列車が走れないのです。

当日も列車は運行しているわけですので切りっ放しには出来ませんので
約19:30〜22:00の間御花畑駅構内には列車の進入を禁止して
この間に山車が通過する事になっています、
現在は安全を考えて十分な時間を取っていますが
以前は「山車が来たぁ〜下ろせぇ〜」「電車が来る〜上げろぉ〜」ってな
感じでこちらもお祭りさわぎ?でしたねぇ〜

「お祭りさわぎ」と書きましたが作業員は真剣です、
だってこの作業をすべて活線の中で行っているんですから
活線というのは電気が来ている状態で触ってアースすれば感電死・・・OUTです、
あれっ?みんな触ってるだんべぇと思うでしょうが、
梯子が絶縁(電気が流れない)になっているので
大丈夫なんです、こんな作業は全国的にも類を見ないとても危険な作業なんです。
だから御花畑駅構内には電車は入ってきませんが
両端の駅では頻繁に行ったり来たりしてますね。

今年度より安全面を考えて御花畑構内の電車線のみを死線
(電気を切って流さない)に出来るように改良しました、なぜいままで?・・・
それは言いっこなし台所事情ってもんがあったんでしょうね?
なので完全にアースを取ってから作業を行っていますので、
失敗しても大丈夫になりました

・・・「コラぁ〜(怒)」

あっそうですね失敗してはいけませんね、
それから電車線のみの停電なんで他の線はばっちり生きてます
んで絶対に危険なことはしないでくださいね、
「上記で書いた事も決してやんないでな〜」

取り外し終了!
奥に山車がみえますねぇ
寒空の中唯一の暖房
通称「サラマンダー」
取り外し中!
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