一緒に食べよう!一緒に笑おう!
あだち子ども食堂

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栄養満点の食事を子どもに無料で提供し、さまざまな生きづらさを抱えた子どもたちに寄り添える地域の居場所を目指します

子どもの貧困は6人に1人 これが先進国と言われる日本の実状です。

貧困と言うと遠い国の事のように感じる方もいらっしゃると思いますが、日本にも貧困に苦しむ子どもがたくさんいます。貧困が生む弊害は満足な食事がとれないだけではなく、教育格差や虐待も生んでいます。

日本の子ども(17歳以下)の貧困率は16.3%

4人世帯の場合で年244万円未満、単身世帯で年122万円未満が貧困に該当します。貧困ライン未満世帯の食費は1人1日約330円です。
※平成25年 国民生活基礎調査の概況・社会経済的要因と健康・食生活日本における実態と今後の生活保護受給者支援に向けてより

保護者の経済状況が子どもの学力に影響しています

日本では進学・教育にお金がかかるため、保護者の収入が高いと子どもの学力が高く、保護者の収入が低いと子どもの学力も低いという結果が出ています。
※平成25年度全国学力・学習状況調査「保護者に対する調査」より

1週間に1人の子どもが命を落としています

児童虐待のあった家庭のうち、「生活保護」「所得税非課税」など低所得世帯は約65%です。
※社会保障審議会児童部会児童虐待等要保護事例の検証に関する専門委員会 子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について 第1次報告~第11次報告

あだち子ども食堂の貧困支援

未来への可能性をいっぱい持った子どもたちを支援するため、あだち子ども食堂は活動しています。また保護者や子どもを孤独にしないため、誰かと話せる場所を提供しています。

パートで収入を得ているシングルマザーのお子さんが不登校になり、その子を支えるために仕事を辞めて生活保護受給を選択しました。受給しても食事は毎回おにぎりのみ、食事は空腹をしのぐためのものと言っていました。子ども食堂の存在を知ってからは親子で月に2回の食事を楽しみに通ってくれています。
保護者が共働きで多忙のため、お子さんはいつも夕飯を一人きりでコンビニ弁当やスナック菓子で済ませていました。栄養不足で口には口内炎だらけ。子ども食堂でワイワイ食べる温かい食事に喜んでくれました。

また、宿題が分からなくて聞きたくても聞ける人がいない、塾に通いたくても経済的に厳しいなど学習意欲を支えるために、今後は学生ボランティアさんによる学習支援も取り組み、学力向上に貢献したいと考えています。

お母さん、お父さんも毎日の生活に疲れた時や、誰かと話したい時にはお子さんと一緒にあだち子ども食堂に遊びに来てください。温かい食事とおしゃべりで歓迎します。

子どもの貧困の解消には、地域の方々の支えや関係が大切だとあだち子ども食堂は考えています。
どの子も、かけがえのない未来の宝として見守り支える。そんなあだち家族の輪を、このあだち子ども食堂から皆さんと共に広げていきたいと願っています。

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