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上機嫌
いつも通り、論文は締め切り期限ギリギリの一昨日、無事提出しました。
もうただの考察なんか書かないぞ、なんて思っていたんですけど、結局今回も
ただの考察です。なにかの結果に基づかない考察は、要するに単なる推論。
一応演繹という形を取ってはいますが、結局のところ、憶測です。
そんな憶測に基づく仮説が山のように積み上がってしまっているというのが、
私の仙腸関節論の現状です。課題は証明。そんなことは百も承知なのです。
がっ、今回もまた、ただの考察・・・。
そもそも今回はいろいろ訳ありで行った発表でしたから、やや不本意な心境で
書き始めたもの。すっぽかして気の強い選考委員に怒鳴られるのも怖いので、
書いといてやる、い、いや、是非書きます!と言って始めたんですけど、途中で
投げ出したくなること数知れず。ちっともまとまらずにフリーズすること数日。
いやいや、今回はほんとに大変でした。
そんなこんなで結構時間がかかり、ようやく仕上がった論文は、あら不思議、
とても良くまとまってしまった。これまでの考察と臨床との関係、特に内部の
圧力変化と仙腸関節の関係までもが、ひと続きに繋がってしまったのです。
今回、なんだか出来がいいような気がするのである。
これが読者や選考委員の先生方の足元をすくってしまうような論文になったか
どうかは分かりませんが、自分の中では、お気に入りの論文になりそうです。
でもやっぱり「ただの考察」なので、賞とかは無理でしょうけど、もし頂けるなら、
遠慮なく「もらっといてやる」、ですけどね。ま、そーゆー感じです。
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