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2007/11/28



 機種変更で再確認


  この間、携帯電話の機種変更をしました。すごいですね、最近の携帯は。
  インターネットはもちろん、テレビが見られて、ラジオが聞けて、音楽プレーヤー
  にもなる。カメラなんて、家で最近まで使っていたデジカメよりも解析度が高い。
  そんなに沢山の機能があの小さな端末の中に詰まっている。すごい時代です。


  しかも操作が簡単。機械は得意ではない私は勿論、うちの6歳の息子でさえ、
  説明書を読まなくてもある程度は使えてしまいます。中の構造や仕組みなんて
  分からなくても、同じ手順さえ踏めば、誰もが一定のサービスを享受できる。


  当然、使うのは簡単でも、作るのは大変です。大勢の科学者や技術者の努力が
  そこには詰まっています。でも、それも一度完成してしまえば、あとは何個でも
  同じものが作れてしまう。この高性能で便利な道具が。そして我々は誰でも、
  お金さえ払えば、その恩恵に与ることができる。これこそが、科学です。
  私は、科学とは、そういうものだと思うのです。


  だから私は言うのです、「カイロは科学じゃない!」と。でも、それでいいのです。
  そういうものですから・・・。(もしかして、比較がおかしいですか?)





2007/11/24



 初の休みとナスカの頭蓋骨


  昨日は「勤労感謝の日」でしたね。3連休の方も多いのではないでしょうか?
  私は今日は仕事なので、連休ではありません。
  3連休なんてものは、年末年始とGW以外は取れそうにもありませんが、
  それでも日曜以外に休みがあるというのは、やはりうれしいものです。


  その貴重な「祝日」ですが、私がそういうところはアバウトなもんだから、
  休む時もあればやる時もありで、はっきり「休日」とは決まっていません。
  要するに、その時の気分で、やったりやらなかったりしているわけです。
  で、昨日はいうと、「お休み」でした。でも昨日は最初から「休み」と決まって
  いました。なぜなら、昨日は「金曜日」だったから(元々ココはお休みです)。


  その金曜日、いつもは三島中央病院へ行っていて、これまでも何度か祝日に
  重なることはあったのですが、7月まで祝日は病院が休診ではなかったので、
  私も休みではありませんでした。そして、たまたま年末年始やお盆も休診日に
  当らなかったので、三島へ行き始めてから一年になりますが、昨日が初めての
  お休みでした(よくがんばってるな、おれ)。


  そこで昨日は、「県立考古博物館」で開催されている「世界遺産ナスカ展」へ
  子供達と行って来ました。う〜ん、面白かった。出土された土器に描かれた絵の
  感じがどれも同じようで、私が「これは同じ人が作ったんじゃないか」と言ったら、
  読書家の長男(10歳)が、「いや、同じ部族が作るから、同じ絵になるんだよ。
  きっとこういう文化を持った部族だったんだよ」と言うようなことを言ったので、
  なるほど、おまえはそう推察するのかと、ちょっと議論してみたりして、
  なかなか楽しい時間をすごしました。


  その中で私の興味を引いたのは、「頭蓋変形」。当時の価値観の象徴なのか、
  頭の骨を意図的に変形させた頭蓋骨が展示され、それはナスカ人に典型的な
  特徴なのだそうです。その頭蓋骨は後頭部が長く前頭部が扁平で、成長期に
  パッドを当ててわざとそうなるように変形させていたようです。それを見て私は、
  脳の前頭葉を破壊する「ロボトミー手術」を連想しました。そして、もしかすると、
  土器に描かれた絵や形が一律なのと、この前頭葉が強く圧迫を受けそうなその
  頭蓋骨の変形とは繋がりがあるのではなかろうかと、古代ナスカを想起して、
  ひとり密かに太古のロマンに思いをはせた休日なのでした。





2007/11/21



 回転ドア


  10月から始まったディバーシファイドの講義、ようやく仙腸関節の矯正に入った
  ところです。今年は授業の進行が少々遅れ気味のような気がします。
  今週の月曜日で7回の講義を終え、時間にして17.5時間、ひたすら骨盤帯の
  運動学に時間を費やしています。


  私の話はすべてつながっている、ということは初回から再三伝えていて、
  だからこそ一つ一つの話を理解できるように伝えてきたつもりだし、
  毎回冒頭に質問の時間を設けてその確認をしてきたつもりでいます。
  でも、まだまだだなぁ。


  なんで分からんかなぁ。人の身体や自分の身体の動きを見れば分かるでしょ。
  この前の質問も、もう何度も説明したでしょうに、まったく。ぜんぜんつながって
  ないんだろうなぁ。しかし、おかげでいい例えを思いついたぞ。 仙骨の動きは、
  一方向にしか回らない「回転ドア」みたいなものだ。この回転ドアの機能に、
  屈曲伸展を併せて考えてみると・・・。これで分かるかな?


  毎年いつも、このあたりで一度足踏み状態になるなぁ。
  でもこの「回転ドア」、これはなかなかいいアイデアじゃないかい。
  えっ、余計分からなくなったって!? ま、それもまたいいじゃないか。
  分かるまで考えなさいよ、たまには。





2007/11/17



 めまぐるしい日々だった


  11月も半分過ぎました。は、はやい。
  暮れが近づくと時間が速まるのか、あっという間に時が過ぎ去っていくように
  感じます。それにしても、今月は、ここまで非常に忙しい毎日でした。


  特に先週の金曜日から昨日までの1週間は、(金)三島(土)山梨(日)池袋
  (月)池袋(火)横浜(水)山梨(木)山梨(金)三島と、日替わりで居場所が
  変わって、まるで長距離トラックのドライバーのような日々でした。


  そのおかげで今週は、ここの営業日が3日間になってしまったので、さすがに
  忙しかった。治療以外にもやる事があるので、どうしても時間が足りない。
  自営業者にとって、忙しいことはいいことではありますが、やはり私には、
  あまり忙しいのは性に合わないような気がします(怠け者だから)。


  明日は久しぶりの休みです(もう一息だ。がんばれオレ)。
  たまにはゆっくりと休みたいものですが、はたして我が家の息子たちは、
  それを許してくれるのだろうか・・・?





2007/11/14



 東京工業大学へ


  昨日は一日お休みを頂き、横浜の東京工業大学(すずかけ台キャンパス)へ
  行ってまいりました。(お電話いただいた皆様、ご迷惑をおかけしました。)
  緑あふれる広大な敷地の中に立ち並ぶ棟の群は、「大学」というよりも、
  巨大な研究所を思わせます(実際そうした役割りを担っているのでしょうが)。


  ここには、あの脳科学者「茂木健一郎」さんの研究室もあり、今回お邪魔した
  「三宅研究室」と同じ棟に入っており、ご協力頂いた大学院生の澤邊君が、
  「時々エレベーターで一緒になりますよ」と言っていたので、もしかすると、
  と思ったのですが、昨日は見かけることはありませんでした。残念。


  今回は、東工大大学院准教授の三宅美博先生、国立木更津高専嘱託教授の
  大藤晃義先生、東工大大学院生澤邊君と私の4名で、延び延びになっていた
  脊柱の動きに関する研究のためのミーティングを行いました。


  昨日は、あいにく実験機材が「出張中」のため、計測は出来ませんでしたが、
  三宅先生からは「何とかなりそうだ」との言葉を頂いたので、次回はもう少し
  実質的な研究に進めそうです。


  さて、この研究の進む先には何があるのか。まだその展望は不透明で、不安も
  ありますが、それを上回る期待感でわくわくしています。





2007/11/10



  *臨時休業のお知らせ
     来週11月13日(火曜日)は、都合により臨時休業とさせて頂きます。
     ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。


 学校説明会


  明日11日(日)、UCC(ユニバーサル・カイロプラクティックカレッジ)の、来年度
  入学希望者を対象とした「学校説明会」を、13時からUCC教室にて行います。
  毎回説明会はUCC講師が持ち回りで担当していますが、今回は、UCC一の
  「男前講師」こと今村先生と、私の「男前コンビ」(ぷぷっ)が、「ダンディズム」を
  テーマにお送りします(うそです)。


  さて、何を話そうかな。「何でもいいから」ということだけど、与えられた時間は
  ごく僅かだから、思うことを存分に話せる時間はないだろうし、かといって、
  ありきたりの話をするくらいなら、家で寝てたほうがよさそうだし。う〜ん難しい。
  それから、カイロの話もヒートアップしてくると、ついつい「毒舌」になってしまう
  傾向があるから、気をつけよう。


  そういえば、私も昔UCCの学校説明会に行ったなぁ。でも、その時の話の内容
  なんて、今ではさっぱり覚えてないから、何をしゃべってもおんなじかもね。
  じゃ、適当に・・・うそうそ、真面目にやります。





2007/11/06



   *お知らせ
     UCC(ユニバーサル・カイロプラクティックカレッジ)では、毎月一度、
     入学希望者を対象とした「学校説明会」を開催しています。
     今月は、11日(日)PM1:00から、UCC教室にて行われます。
     ご希望の方は、こちらへお問い合わせください。UCC学校説明会
     (今回の説明会は、私が担当します。)


 automatic side


  今から140年も前に、イギリスの神経学者 John Hughlings Jacksonは、
  「左脳は意思(will)の側、右脳は自動的(automatic)な側」という概念を提唱
  したそうです。脳の機能的な左右差を端的に表すこの表現が、私は好きです。


  身体は、右半身が左脳に、左半身が右脳に支配されていますから、この言葉を
  身体に置き換えると「右半身がwill、左半身がautomatic」という事になります。
  確かに片足立ちの際の仙腸関節の動きでは、右利きの場合、左側は自動的に
  右足を持ち上げるように働くのに対し、右の場合にはそのような自動的な働きは
  見られません。右は能動的(意志的)に左足を持ち上げています。


  右利きの人は左はうまく使えないから、左の方が劣っているように感じている
  方もいるかもしれませんが、実は、左はとても優れていて、常に無意識に右を
  使いやすいようにフォローしています。


  こういうところにも、人体の「不思議」を感じます。普段ヒトは、身体を思い通りに
  「動かしている」つもりでも、実際には無意識が大きく関与して、常に意思通りに
  活動できるように下準備を整えてくれています。普段から仙腸関節などの動きの
  左右差ばかり気にしている私には、それらの働きは右脳によるところが大きく、
  主に左半身がその役割りを担っていることが多いように思えます。


  かつて治療として行われていた分離脳手術(脳を右脳と左脳に分ける手術)の
  記録が沢山残っていて、様々な文献に紹介されていますが、それを読むと、
  右脳には「もう一人の私」がいると思えるような記述が多く見受けられます。
  でも、普段は表には出てこないで、「縁の下の力持ち」として、私たちの活動を
  支えてくれているようです。謙虚だなあ、もう一人のボクは・・・。





2007/11/03



 文化の日ですから


  「言葉」なんてものはとりあえず通じればそれでいいだろうと思っているので、
  あまりやかましいことを言うつもりはありませんが、あまりにもヘンな言い回しに
  出会うと、そこに引っかかってしまうことがありますねぇ。


  たしか3度目くらいだと思うのですが、どんな意図があるのか知らないけれど、
  若い女性(たぶん)の声で、「電話機の調査」とかいう電話がかかってきます。
  「貴院の電話機はリース契約の電話機ということでよろしかったでしょうか?」。
  この言葉の使い方、なんかヘンだよな。


  「よろしかったでしょうか?」と言われても・・・。こういう言葉は、例えば、何か
  商品を取り寄せた時などに、それを引き渡す際、店員さんがその品物に間違い
  ないかを確認するのに使う言葉です。だから、「私」の働きかけが先に来て、
  その確認としての「よろしかったでしょうか?」でなければヘンなのです。


  そっちから勝手に電話をかけてきて、こっちが何も言っていないにもかかわらず、
  「よろしかったでしょうか?」とはこれいかに。きっと何かの営業なんだろうけど、
  これじゃ自分から「あやしいものです」と言っているように、私には聞こえるぞ。
  前の2回ともこれを言われたような記憶があるので、同じ人がかけてくるのか、
  それともマニュアルがあるのか、どちらにしても、ヘンな日本語だなぁ・・・。


  あ、「文化の日」だから、ちょっと文化的な内容(?)に、と思ったんですが、
  こんなんで、よろしかったでしょうか?




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