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2007/09/29



 雨ニモ負ケテ


  雨にも負けて 
  風にも負けて 
  雪にも夏の暑さにも負けて 
  決して無理をしない


  けれど これでもか というほどの丈夫な身体を持ち
  欲は・・・無いと楽だけど ま そこそこで 
  いつも楽しく笑っている


  一日に焼酎四合とビールと少しのワインを 
  飲みたい時に飲み 
  食べたいものを食べ


  あらゆることを自分とは無関係なものとし 
  よく昼寝をして 
  すぐ忘れる


  高原の白樺の陰の 程々に豪華な家にいて 


  東に自分にしか治せない と思うものあれば
  行って一度で治し


  西に誰でも治せる と思うものあれば 
  行かないで家でゴロゴロしている


  南に常夏の島あれば  
  ときどき行ってのんびり過ごし


  北に苦手な人や嫌いな人あれば 
  いっさい付き合わず
  めんどうなことには決して首を突っ込まず 逃げ回る


  日照りの時はオンザロック 
  寒さの冬はお湯割り梅入り 
  人生カネじゃねーゼ とうそぶくだけの預貯金は常にあり
  楽しく生きて ほどよいところでぽっくりと逝く


  世の中の事は気にもとめず 
  本質的な話を好み 
  こだわりはない


  そういうものに わたしはなりたい・・・・・・・・・・なんつって。





2007/09/25



 はじめてのカウンター


  皆様、一人ではじめてカウンターに座ったのは、いつだったか覚えていますか?
  大人になったら馴染みの店の一つや二つ持っていて、一人でカウンターに座り、
  「マスター、いつもの」というあれに、若い頃は誰でも一度は憧れるものでしょう。
  残念ながら、私にはまだそんな店はありませんが。。。
  ちなみに、毎週お昼に同じものを食べる馴染みの店が三島にあるのですが、
  一人でカウンターには座るけど、注文は券売機で食券を買うシステムです・・・。


  さてさて、日曜日は三週間ぶりのお休みでした(三週間、長かった・・・)。
  折角のお休みなのに三男が熱を出してしまい、妻と三男は自宅待機にして、
  私は長男(10歳)次男(6歳)を連れて、午後からドライブ&買い物へ。


  外も暗くなり始め、話題は自然と夕食のことに・・・。
  私は「そば」が食べたくて、三男の事も気になっていたので、
  てんぷらでも買って家でそばを、と考えて、長男はそれに同意したのですが、
  次男は「ラーメンが食べたい」と譲らない。・・・よくあることです。


  こちらもあの手この手でなだめすかしますが、敵もなかなか意志が固く、
  どうしても、よく行く店の「お子様ラーメンが食べたい!」と折れない。
  そこで、「よし、分かった。それならお前は一人でラーメン食べて来い。
  パパは帰るから」と、こう言えばさすがに諦めるだろうと、最後の手段に。
  しかし、ヤツは折れない。ムムム、おぬしもなかなか頑固者よのぉ。


  ま、今はそんなこと言ってるけど、いざお店に着いたら気が変わるよね、と、
  とりあえず店へ行くことに。車を店に横着けし、「さあ、着いたぞ、行け」と。
  さすがに行かないだろうと思ったら、少し躊躇はしたものの、ヤツは店に向かう。
  うっ、行きやがったな。ようし、車が見えなくなったら慌てて戻ってくるだろ、と、
  車を少し下げ、待機。待つこと数分、それでもヤツは戻ってこない・・・。


  ちょっと心配になり、もしかしたら、車が見えなくなったから驚いて、泣きながら
  大通りに向かって走って探しに行ってしまったのではと思い、怖くなって、
  慌てて店の中を覗いてみると・・・。ヤツは一人でカウンターに座ってました。
  それが余りにも可愛くて、しょうがないから、一緒にラーメン食べました(^^)。


  しかし、よく行きやがったなぁ(誰に似たんだ、あの頑固さは)。後で聞いたら、
  カウンターの椅子が高かったから、一度座り損ねて落ちてしまったそうです。
  ま、それでも6歳でカウンターデビューとは、たいしたものですよ、まったく。
  注文の時に、「マスター、いつもの」と言ったかどうかは知りませんけどね。





2007/09/22



 穴埋め


  近頃、PAACの様子が少し変わってきているように思います。
  今年の徒手医学会にはめずらしく会長・副会長が顔を出していましたし、
  先日の国際セミナー後にあった理事会でも、積極的な展開の予兆が見られ、
  明らかに以前の会議とは印象が変わったように感じます。


  会長も中島先生から長谷川先生へとバトンタッチされ、いよいよ世代交代の
  感が強まりました。長谷川先生、ヤル気満々で期待が持てます。
  こんな時には、何かががらっと変わるような予感がします。
  PAACもそろそろ、一度シフトチェンジしてみてもいいかもしれません・・・。


  カイロプラクティック自体に関して言えば、ここらで一度立ち止まって、自分達の
  足元を見直す必要があるような気がしています。なんて書くと、いかにも私が
  カイロプラクターの代表である、みたいに捉えられそうで怖いけど、あまりにも
  足元が不安定なような気がしてならないのです。なんか「穴だらけ」みたいな。
  その穴をふさぐ作業もしておかないと、誰かに後ろからその中に突き落とされて
  しまうかもしれないぞ。


  まあ、科学の最先端を総動員しても全ての穴をふさぐ事はできないだろうけど、
  ところどころ、ふさげる部分もあると思います。
  とりあえず、出来るところから・・・。泉先生、ちょっと頑張ってみましょうか。
  と、また面倒な事に自分から首を突っ込んでしまったような気が・・・。





2007/09/19



 遙かなるSOTの道


  16日17日と、所属するパシフィックアジア・カイロプラクティック協会(PAAC)の
  国際セミナーに参加してきました。今回はJonathan M.P. Howat D.Cによる、
  仙骨後頭骨テクニック(SOT)のセミナーでした。SOTはPAACの看板テクニック
  だけあって、皆さん非常に熱心に講義に聞き入っていました。
  やはりSOTは人気があります。


  私はSOTに関して、誤解を受ける事が大変多いのです。PAAC以外の人からは
  「吉岡はPAACだから治療はSOTでしょ」と思われ、逆にPAAC関係者、特に
  UCCの一部の先生方からは、「吉岡はSOTが嫌いだ」と思われているようです。
  してその真相は、どっちもハズレ! 私は普段SOTはあまり使いません。が、
  それは嫌いだからではなく、もしろ好きなのですが、分からないから、SOTは
  「使えない」だけなんです(^^;。


  そう、SOTは難しい! これだけ多くの先生方が勉強しているPAACにだって、
  SOTを本当に分かっているのはごく一部の先生だけではないかと思うんです。
  そしてそこまで行くのにはきっと相当な努力が必要で、それが出来ないから、
  私はSOTを使えないんです。


  しかしDe jarnetteがカイロプラクティックに残した功績は大きく、それは
  カテゴリーシステムやブロッキングよりも、硬膜と内臓に対するアプローチを
  カイロに取り入れたことだと私は思っています。これらが無ければ、カイロは
  とうの昔に衰退していたのではないかと思うほどです。


  そんなSOTに興味はあって、これを研究したいとずっと思っているんです。
  でも、肝心なところは「De jarnetteがそう言っていた」で済まされてしまうから、
  もうそれ以上踏み込めなくなってしまうんです。Howat D.Cでさえもそうだから、
  これは誰に聞いても同じなのかなぁ・・・。


  その「言っていたこと」の裏に、 De jarnetteは何を見ていたのか、
  私はそこに大変興味があるのです。
  しかしそれを見出すためには、まだまだ道のりは長そうですなぁ。





2007/09/15



 そういえば、7周年


  朝晩はすっかり秋めいて、随分過ごしやすくなりました。
  もう9月も中旬です。本当に月日の経つのは早いものですね。
  早いといえば、今月で、当院は無事開業7周年を迎えることが出来ました。
  振り返ってみると、あっという間の7年間でした。


  今思えば、経済的に厳しい時期もありました。
  宣伝らしいことはひとつもせず、初めてこられる方はことごとく道に迷うような
  分かりにくい場所でひっそりと開業しているにもかかわらず、
  こうして無事7周年を迎えられたのも、ひとえにわたくし自身の努力の賜物・・・
  いえいえ、私を信頼して来て下さる患者さま方のお陰であります。


  特にここ数年は本当に良き出会いに恵まれ、改めて、「人」というのは誰かの
  支えがあってはじめて生きていけるものなのだということを、実感しています。
  こうした有難い出会いに恵まれたのも、ひとえにわたくし自身の努力の賜物・・・
  いえいえ(×2)、支えて下さる周囲の方々のお陰であると感謝にたえません。


  今後もますます良き出会いに恵まれ、同時に、私と出会った方々にも
  同様の感動を与えられるような治療家になりたいと、切に願う次第であります。
  今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。





2007/09/11



 学会報告


  8日、9日と、浜松市で開催された「日本カイロプラクティック徒手医学会」の
  学術大会に参加してきました。これは毎回思う事ですが、学会は面白い!
  今回は地方開催ということもあり、当初は参加者が少ないのではないかと
  主催者側は心配していたようですが、大会長の木村先生をはじめ実行委員の
  皆様のご尽力により、活気溢れるすばらしい大会になりました。


  今回のメインテーマは、「歩行と運動」。サブテーマは「カイロプラクティックに
  おける全体性と内的秩序」と、大会長の木村先生らしさが現れていました。
  そして、今大会を通しての隠れキーワードは、「いっちゃってる人」(?)。
  この言葉を最初に言った人が一番いっちゃってるような気もしましたが、
  ま、大体において、カイロ関係者、皆さんいっちゃってますね、私以外は(笑)。


  一般講演の中にも興味深い発表はいくつかありましたが、やはり今回は(も)、
  基調講演、特別講演、ワークショップが良かったですね。基調講演は、東洋大学
  哲学科の河本英夫先生による、「オートポイエーシス」に関するお話。
  哲学的な話は好きなのですが、これはまたちょっと次元が違い、「いってない」
  私にはほとんど理解不能でしたが(^^;。


  特別講演として行われた穴吹先生の「腰痛の診断と治療」は大変好評でした。
  マッケンジー法の有用性から最先端の西洋医学的治療法まで、内容充実の
  すばらしい講演でした(お世辞抜き)。画像診断でも見落とされやすい問題を
  見分けるポイントなど、臨床に役立つ内容が満載で、大変勉強になりました。
  穴吹先生さすがだな、と改めて感服いたしました。


  二日目の、京都大学の小田伸午先生と治療家の小山田良治先生は、共に
  「常足」いわゆる「ナンバ歩き」の第一人者。小田先生の本は仙腸関節の論文を
  書いた時に参考にさせていただきましたし、常足についても以前から関心が
  あったので、この講演はとても楽しみでした。内容的には期待通りで、面白さは
  期待以上と、笑いながら勉強できる、とてもお得な講演でした。二軸歩行も、
  少し理解できたような気がします。


  まだ書きたい事は沢山ありますが、やはりこういうものは自分で参加するのが
  一番ですね。来年再来年は東京での開催が決定しているようなので、
  これを見ている徒手療法家の皆さん、是非参加するように!
  (一年も先の話ですが、取り合えず宣伝しときましたよ、桜○センセ。)





2007/09/05



 一回休み


  8日土曜日は、学会参加のためお休みをいただきます。よろしくお願いします。
  そのため、このレポートも今週は一回お休みです。
  徒手医学会では昨年まで3年連続の発表でしたが、今回は諸事情により、
  こちらも一回お休み。来年はまた良い発表が出来るよう頑張ります。


  今回は発表がないので、のんびりと聴講できるかと思いきや、さにあらず、
  「座長」という大役が待っています。今学会では、三島中央病院でお世話に
  なっている穴吹弘毅先生の特別講演があるので、そのお手伝いです。
  演題は、「腰痛の診断と治療 Mckezie法の有用性」です。


  座長を務めるのは、今回で2度目です。活発なディスカッションを期待しますが、
  なにせ座長が私ですから、皆さん、そのあたり、しっかりと「空気を読んで」、
  円滑な進行にご協力をお願い申し上げます。m(__)m





2007/09/01



 盛りだくさん


  早いもので、もう9月ですね。
  ここ数日は気温もやや低めで、過ごしやすい日が続いています。
  このまま涼しくなってくれるとありがたいですが、そうもいかないでしょうね。
  さて、今月はいくつかイベントがあり、少し忙しい月になりそうです。


  まず、8日9日と、「日本カイロプラクティック徒手医学会」の学術大会が、
  静岡県浜松市で開催され、参加してきます。そのため、8日土曜日は、当院は
  臨時休業となります。ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いします。


  翌週の16、17日には、所属するパシフィックアジア・カイロプラクティック協会
  国際セミナーが、池袋のサンシャイン文化会館で開催されます。
  今回は、Jonathan M.P. Howat D.Cによる「SOTセミナー」です。


  くしくも同じ日に、これまたお世話になっている「場の研究所」のイベント、
  「場のアーツ・コミュニケーション」が、早稲田大学国際会議場で開催されます。
  これは確か去年もPAACのセミナーと重なって出席できなかったのですが、
  今回もまた同じ日になってしまったので、残念ながら欠席です。
  カイロ関係以外の方(カイロ関係者でも)で、「場」に関心のある方は、
  この機会に覗いてみてはいかがでしょうか?


  このように、今月は関わりのあるイベントが盛りだくさんです(リンクもたくさん)。
  夏の疲れが出てくる頃ですが、そんなことを感じる暇もなく終わりそうです。
  ま、でも、たまには勉強もしないとね。




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