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2006/11/28



 古典文学


  今、「古典」が静かなブームになっているそうですね。新訳文庫も出版され、
  若者の間で自発的に読まれているそうです。そう言う私のかばんの中には、
  「カラマーゾフの兄弟」の上巻が、しおりが挟まった状態で、読まずに半年以上
  放置されています。


  外国の古典文学って読みにくいんですよね。私も十代の頃から何度かトライして
  いるのですが、一度も読了したことがありません。唯一面白いと思ったのは、
  中学生の時に読んだ「マーク・トゥエイン」くらい(古典文学か?)。
  ヘミングウェイやサリンジャーなども読んではみたものの、全然面白くないので
  途中で放り出してしまいました。


  だいたいお堅い純文学だから苦手なのではなく、外国人作家の本自体苦手で、
  普段から殆ど読みません。なぜなら、登場人物の名前が覚えられないので、
  途中で訳が分からなくなってしまうからです。そういった苦手意識を持つきっかけ
  になった本を、今でもはっきりと覚えています。それは忘れもしない、中学生の
  時に少し背伸びをして読んだ「レイモンド・チャンドラー」・・・。
  あれさえ読まなければ、これほどの苦手意識もなかったように思います。


  「カラマーゾフの兄弟」も、実は二度目のチャレンジです。一度目は図書館で
  借りて読んだのですが、非常に読みにくい文体でなかなか進まず、上巻の途中
  で時間切れになってしまいました。半年ほど前に購入したのは同じ原 卓也さん
  の訳なのですが、だいぶ改稿されていて読みやすくはなっていますが、それでも
  そう簡単には進みませんね(途中で違う本を読み始めてしまうから?)。


  なぜまたそれを読もうと思ったのかと言うと、以前読んだ本(何かは忘れた)の
  あとがきに引用されていた「カラマーゾフの兄弟」の一節、「神父様、少々おつめ
  願います。化学(科学?)さまのお通りですから」という一文に、なにか現代社会
  にも通じるものがあるように思えたからです。やはり、名作と呼ばれる作品には
  なにがしかの「真理」が描かれているのかもしれませんね。当分その場面には
  行き着きそうにありませんが、何かを感じることを期待して、今読んでいる本を
  読み終わったら、また読み始めようと思っています。





2006/11/25



 ドライブ


  三島までの長い道のりも、「ドライブ」だと思えばそれほど苦にもなりません。
  もともと私は早朝のドライブが大好きで、独身時代には、休日ともなると、
  たびたび早起きをして遠出をしていたものです。そんな訳で、金曜日の朝は、
  通勤というよりも、久しぶりに早朝ドライブを楽しんでいる、といった感じです。


  車を運転している時に、支障のない程度に周囲の景色や建物などを眺めるのも
  ドライブの楽しみの一つで、毎回通る道でも様々な発見があるものです。
  昨日も三島へ向かう途中、「東富士五湖道路」の御殿場インターを降りたすぐの
  ところにある、「がはこんだ物語」という店名の看板に目がとまりました。
  「がはこんだ物語」。とてもユニークで、想像力を刺激する、絶妙なネーミング
  だと思いませんか?


  「がはこんだ」とは何者だろうか? 「アナコンダ」の親戚か? いや、名前からは
  もっとモジャモジャっとしたような印象を受ける。多分シリアスな物語ではなく、
  コミカルでファンタジックな「がはこんだ」の大冒険だろう。おそらく店のメニューも
  無国籍な感じで、良い雰囲気の店だろうな。興味深いな、「がはこんだ物語」。


  てな事をいろいろと想像しながら一日の仕事を終えて、帰りに時間があったら
  少し覗いてみようと思い、その看板を探しました。そして御殿場。あったあった、
  「がはこんだ物語」。で、よーく見てみると、「が」の左に絵があって、その中に
  見えにくい感じで「風」と書いてありました・・・。あーあー「風が・・・」ね。
  モジャモジャではなくて、フワッとね。しかもホテルですか、そーですか・・・。


  朝のドライブは好きだけど、夜のドライブは好きではない事を思い出しました。





2006/11/21



 目的が大事


  私が受け持つUCCの講義では、今週から「矯正」の実技が始まりました。
  基本的にはテクニックの授業だというのに、これまで座学が中心でなかなか
  実技が始まらないので、学生さんにとってはかなりフラストレーションのたまる
  時間が続いたかもしれません。それも、内容のほとんどが私の「持論」なので、
  「普通のカイロプラクティックを教えてくれよ」なんて思った人も、中にはいたかも
  知れませんね(失敬失敬)。


  まぁそうは言いながらも、最近では「軸足が」とか「下肢の外旋が」なんて言葉が
  学生の口から出てくる機会も増えてきたので、これまでのところ、私の「洗脳」も
  順調なようです。ま、くれぐれも、だまされないように注意してください(^^)。


  じょーだんはさておき、これまでしつこく言い続けてきた事、そして、これからも
  一貫して言い続けることは、「矯正の目的」に関する事です。「何をするのか」
  「何故するのか」「どうしたいのか」といった目的が明確にないと、「矯正など
  してはいけない」と私は思っていますし、その目的さえしっかりとしていれば、
  矯正の方法など何でも良いとも思っています。間違っても、「矯正という行為」
  それ自体が目的になってしまってはいけないのです。それならば、わざわざ
  数百万円も投資してUCCに来る必要などなくて、近所の整体スクールへでも
  行けばいいわけですからね(それもどうなんだ?)。


  その目的がはっきりとして、決してぶれないものになれば、スラスト(注:ボキッ
  とするやつ)に固執する事もなくなってくるものです。もちろんスラストは不要、と
  言いたいわけではないですよ。そんな事を言ったらまた、「吉岡はスラストしない
  くせに、ディバーシファイドの講師をしている」なんて言われちまいますんで・・・。
  (もう慣れちゃったけど。)





2006/11/18



 必殺技


  昨日は三島(関病院)でした。まだ不慣れな部分もあるので、若干ドタバタした
  場面もありましたが、大きな混乱もなく、今のところ、おおむね順調です。


  さて、ヒーローものなどでは必ず「必殺技」というものがあり、主人公が最後に
  その技で相手を倒すというのがお約束です。私にもそのような「必殺技」があり、
  ここぞと言う場面で、それを繰り出します。もちろん治療の話ですよ。


  私の場合、それはスペシウム光線やライダーキックのような派手さはなく、
  全般的に地味な私の治療の中でも一際地味なテクニックで、受けている人も、
  それを見ている人も、多分何をしているのか良く分からないと思います。
  私もそれを自覚しているので、初めての方には使うのを躊躇してしまうような、
  ちょっと引っ込み思案気味なテクニックなのです。


  特に最近行き始めた関病院では、来る患者さんは私のことをまったく知らない方
  ばかりなので、分かりにくい方法で治療をして警戒心を持たれても困るので、
  出来るだけ分かりやすい方法で治療するように心がけています。それでも、
  あまり変化が見られないような時には、最後にその必殺技を使う事があります。


  多分患者さんは何をしているのか分からないでしょうし、それでなぜ痛みが
  取れるのかも分からないと思います。ま、私にもよく分かりませんけど・・・。
  なんだか、これでは「必殺技」なんていっても、ライダーキックとかではなく、
  ジャイアント馬場の「十六文キック」みたいなもんですね(あぽ)。


  そうそう、そういえば、関病院では、カイロは結構好評らしいですよ。
  とりあえず一安心ですね、桜井センセ。





2006/11/14



 無添加?


  昨日発売の「アエラ」(朝日新聞社発行)で、「無添加というトリック」という
  特集記事がありました。なかなか興味深い内容だったので、少し紹介します。


  まず冒頭に紹介されるのが、色鮮やかな「無着色イチゴ」(ドライフルーツ)。
  「無着色」と一見無添加である事を強調しつつ、実は「亜硝酸塩」を使って漂白し
  色が保たれているそうです。次に紹介されたのは「無添加、無着色」を謳った
  「もやし」。もともと「もやし」は着色する必要などなく、しかも、生鮮野菜に対する
  添加物の使用自体禁止されているので、「無添加、無着色など当たり前の事」
  なのだそうです。それをわざわざ表示するのは、消費者に「他よりも良く見える」
  ように錯覚させるための、業者の戦略のようです。


  もやしに関しては、なんとなく笑って済ませられそうな気もしますが、怖いのは
  「コンビニ弁当」でした。最近は、「保存料、合成着色料」を使用しないものが
  主流になり、コンビニ弁当も健康志向が強まっているように見えましたが、実は
  それに変わる代役(PH調整剤)が、大量に使用されているようです。
  驚いたのは、コンビニから添加物メーカーに、「夏の日中に36時間放置しても
  食べられるような、PH調整剤の開発依頼があった」という点でした。


  夏の日中に一日半置きっぱなしの弁当を食べる人はまずいないと思いますが、
  仮に作りたてだったとしても、そんな弁当食べて大丈夫か?と不安になります。
  こういった記事を読んでしまうと、「無添加」などと書いてある物のほうが、むしろ
  「あやしいんでないかい」なんて思えてしまって、本当に無添加で作っている
  まじめな業者さんにとって、これは少し迷惑な記事なのかもしれませんね。


  ところで、その「Ph調整剤」とは、「細菌の増殖を抑えて保存性を高める事」を
  目的に使用される添加物ですが、食ジャーナリストの郡司和夫さんによると、
  「体内のいい菌も悪い菌も両方抑えてしまうことになり、その影響はわからない」
  そうです。人の腸の中には100兆個(300種類以上)もの細菌が存在していて、
  私達の体中で様々な生命活動に関わっています。これらの添加物が原因で、
  腸内環境を乱し、体調を悪化させる結果に繋がる可能性もあるわけです。
  できれば、そういったものが入っていないものだけを口にしていたいものですが、
  そうすると、食べられるもの、なくなってしまいそうですね・・・。





2006/11/11



 関病院へ


  昨日は関病院へ行ってきました。初日ということもあり、緊張していたのか、
  朝4時頃に目が覚めてしまい少々寝不足でしたが、遠い道のりを、なんとか
  無事に行ってまいりました。


  初日なので、とりあえず様子を見ながら徐々に慣らしていこう、などという甘い
  考えは穴吹先生には通用せず、朝からびっしりと患者さんが入れられていて、
  予約表を見た瞬間、思わず3メートルほど後ずさってしまいました(ひょえー)。
  当然、私にとっては全員が「初診」ということになりますし、一人にかけられる
  時間も普段よりも短いということもあって、「大丈夫かな?」とも思ったのですが、
  案外出来るものですね。「やれば出来るじゃないか、おれ」などと、我ながら、
  ちょっと感心してしまいましたよ(いつもはのんびりやってるもんで)。


  「治療で困ってしまう」という事も特になく、大きく改善した方も何人かいたので、
  初回の結果としては上々ではないかと思っているのですが、どうでしょうか?
  また来週行けば、そのあたりの様子も見えてくることでしょう。


  昨日最後の患者さんは、関病院の看護部長さんでした。一瞬ひるみましたが、
  話をしていると、カイロや代替療法に対する変な偏見もなく、全人的な医療を
  目指す関病院の基本理念が伝わってきて、非常に良い印象を受けました。
  今回も、とても良い縁に恵まれたようです。


  それにしても、患者さんて沢山いるんですよね。昨日、改めてそれを感じました。
  それと、治療するって事は、どこでやっても同じ事で、やはり楽しい事ですね。





2006/11/07



 綿棒に注意


  今日は風呂上りの「ビール」、ではなくて、「綿棒」のお話です。
  お風呂から出た後の綿棒は気持ちいいですよね。うちの子は、綿棒をしながら
  そのまま寝てしまうことがよくあります。私もあれをしないとなんとなくすっきりと
  しないので、綿棒を切らしていたりすると、絶対に「ちっ」と言います。


  先日も、風呂から上がっていつも通り綿棒で耳をごしごししていたら、いつもより
  硬い感じがしたので、抜いて見てみると、綿が付いてないではないですか!?
  あれっ、と思って思い返してみたのですが、確か最初は付いていたはず・・・。
  ということは、綿だけが耳の中で取れて、残ってしまっている、という事か・・・。
  それはもう大騒ぎでしたよ(一人だけ)。その横で妻が、「だいじょうぶだよ〜、
  それくらいで死にゃしないわよ」って・・・コラ〜ッ!! だんなの一大事に、
  なんですかその冷たい言い方は! こっちは耳の中に綿が詰まるかどうかの
  瀬戸際なんだぞう!(それ程たいした事ではない。)


  そんなこんなで、仕方なく冷静になって考えてみました。確か、綿棒の綿って、
  そんなに簡単に取れるものではないですよね。また、取れたとしても痕跡が残る
  じゃないですか、普通は。でも、それが全くないのです。まるで最初から何も
  付いていなかったかのように、きれいに棒だけの状態になっていたんです。
  試しに反対側の綿を引っ張って取ってみたのですが、簡単には取れませんし、
  取れた後も棒にはかなり綿が残っていました。


  「やっぱり最初から付いていなかったのかな」と思ってはみたものの、なんか
  気になる。でも、耳の中を見てもらってもそれらしき物は見えないし、異物感や
  聞こえが悪い感じも特になし。それでも、綿棒で耳の中をつついてみると、
  なんとなく何かがあるような気もするし・・・。それを確認しているつもりが、
  実際にはどんどん奥へ押し込んでいるような気もしたりして。


  ということで、気になって仕方なかったので、昨日「耳鼻科」へ行ってきました。
  結果は、やはり入ってました、それも一番奥に。綿だけがすぽっと抜けて丸ごと
  入っていたので、医者も驚いていました。こんな事があるんですかねー。
  もちろん初体験です。これを取る時は気持ちよさそうだなぁ、なんて期待して
  いたのですが、それ程でもなくて、ちょっとがっかりでした。皆さんも、綿棒には
  くれぐれもご注意下さい。ま、別に死ぬわけじゃありませんけどね、どうせ。





2006/11/02



 今月の目標


  今年も残すところ、あと2ヶ月となりました。と同時に、論文の提出期限も、
  残り2ヶ月になってしまいました。まだ一向に進んでおりませぬ(やれやれ)。
  だいたいギリギリにならないとエンジンの回転数が上がらない設定なので、
  今はまだ「アイドリング状態」といったところでしょうか。それも環境に悪いので、
  アイドリングもストップしたいくらいなのですが、もうそうも言ってられませんぞ。


  しかし、なんでもっと早くから取りかからないのかと、いつも思うんです。
  忘れているわけではないのですが、まだまだ大丈夫、と思っているうちに、
  あっという間に期日直前になってしまうんですよね。今回はそうならないように、
  「よし!今から始めるぞ!」 「ぉぉ」と小さく気合を入れたところで、念のため
  締め切りを確認してみたら、な〜んだ、「1月15日まで」じゃあないか。
  ちょっと一安心。もったいないからエンジン切っとこ、「カチッ」。


  と、これは前回までのわたくし。しかーし、今回は違いますよ。
  今月中に必ず仕上げます! というのも、今月から金曜日に静岡へ行く関係で、
  PCの前に座れる時間が減ってしまうので、出来る時にせっせとやらないと、
  本当に時間切れになってしまいそうな気がするのです。
  なので、今月は、エンジン全開で頑張りますよ。(来週からだけど。)




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