画家山田新一の素顔 |
平成14年(2002)1月9日(水)〜2月11日(月)宮崎県立美術館
−画業70年の軌跡ー 山 田 新 一 展
宮崎県立美術館だより「パレット」2011.11.1 23(表紙の記字から抜粋)
本県を代表する洋画家山田新一は、1899(明治32)年台湾台北市に生まれました。
県立都城中学校(現都城泉ヶ丘高校)を卒業して、東京美術学校に学び、卒業後朝
鮮 (現韓国)に渡り、朝鮮美術展覧会の発展に寄与(注1)します。戦後帰国し、日展、
光風会を中心に活躍しました。
本展覧会では、山田の画業70年の軌跡を初期から晩年の作品約80点に、交友、師
弟関係のあった佐伯祐三、アマン・ジャン他の作品を交えながら紹介するものです。
(注1)1922(大正11)年〜1943(昭和18)年まで22回開催。
宮崎県立美術館の案内チラシ
(表) (裏「一部分」)
企画展のために出版された図書
−画業70年の軌跡ー山田 新一 展 2002.1.9 2.11 主催:宮崎県立美術館 後援:宮崎県市長村教育委員会連合会 (財)宮崎県芸術文化協会 宮崎日日新聞社 朝日新聞 毎日新聞 読売新聞社西部本社 西日本新聞社 日本経済新聞社 南日本新聞社 NHK宮崎放送局 MRT宮崎放送 UMKテレビ宮崎 エフエム宮崎 目次 あいさつ・・・・・・・・・・・3 〔エッセイ〕 山田新一 その生涯 ・・・5 園田博一 〔図版〕・・・・・・・・・・・17 〔資料〕 参考文献・・・・・・82 山田新一著述抄・・・93 出品作家紹介・・・105 年譜・・・・・・・106 出品目録・・・・・121 表紙作品:《 椅子に凭るY嬢 》 1929(昭和4)年 |
本書はA4版(122頁)で目次に記載された構成により装丁されています。
図版には1・自画像(東京藝術大学大学美術館)、8・裸婦(東京都現代美術館)、
9・読後(京都市美術館),28・湖上客船(都城市立美術館)、
37・湖畔の午後(宮崎県立都城泉ヶ丘高等学校)、 56・パリの窓辺(滋賀県)、
57・ピアノに憩う(滋賀県立近代美術)など 山田新一の作品が83点、
友人の佐伯祐三、江藤純平、師の藤島武二、アマン・ジャンが収められています。
参考資料として山田新一の戦争記録画2点(いずれも東京国立近代美術館無期限
貸与作品)が紹介されています。
1自画像 1923(大正12)油彩・カンヴァス 60.6×45.5
東京藝術大学美術館
8 裸婦 1929(昭和 4)油彩・カンヴァス 80.5×100.0
東京都現代美術館
9 読後 1929(昭和 4)油彩・カンヴァス 91.0×73.0
京都市美術館
28 湖上客船 1950(昭和 25)油彩・カンヴァス162.0×130.2
都城市立美術館
(昭和25年、初出品で日展岡田賞に輝いた「湖上客船」)
37 湖畔の午後 1958(昭和 33)油彩・カンヴァス 129.8×97.3
京都県立都城泉ヶ丘高等学校
56 パリの窓辺 1973(昭和 48)油彩・カンヴァス 145.5×112.0
滋賀県
57 ピアノに憩う 1974(昭和 49) 油彩・カンヴァス 145.5×112.0
滋賀県立近代美術館
山田新一Top 山田新一と戦争記録画