閉会式当日の長野は・・・
 
2月22日の閉会式当日、長野は人であふれかえっておりました。  

この日も脇野田で電車に乗りましたが、そのときはもうすでにいつもより多い人が電車に乗っていました。電車が長野県に入る頃から乗り込む人が多くなり、10時45分、長野駅に到着する頃には首都圏のラッシュアワー並の身動きひとつできないような混雑となりました。混雑していたのは電車だけではありません。  

電車から降り、改札を抜け、駅ホールに入るとそこは人・人・人。日本人、外国人が右往左往するさまは、東洋系、西洋系でごった返すトルコのバザールにでも紛れ込んだのではないかと錯覚するほどです。駅ビルを抜け、大会関係者シャトルバス乗り場へ向かうことさえ、大変な仕事です。駅東口の歩道や広場はテント小屋に向かう人で長い列ができていました。また、その流れを乱すようにあちこちに出店がありました。あまりの混雑状態に自分の行きたいところへ行くことすらできません。ただただ廻りの人の流れに身を任せて動いていくという感じです。公式商品を扱う店では入場制限をしており、店内に入るだけで1時間も待たなければならない有様でした。入ったと

ころで買える商品はもうほとんどないのですが。  

私は早めに昼食を取り、国際放送センターへ向かったのですが、この日の長野は本当に人であふれかえっていました。その半分は外国人です。さすがにオリンピックの持つ影響力はすごいと感じました。  

国際放送センターで旧知のボランティア仲間としばし歓談後、閉会式場へ向かうシャトルバスに乗り込みました。20分くらいの後、閉会式場へ到着しました。午後3時頃、開会式の時にも利用した仮設ハウスに入りましたが、ほとんどここに訪れる人はなく、私たちは他の部門の仕事を手伝いました。 

閉会式は午後6時30分に始まりましたが、それと同時に私たちの資格認定センターも閉鎖しました。私たち資格認定班は警備課に属しておりましたので、「会場内警備」と言う名目で会場内に入るためです。当日、天気は良かったのですが夜のとばりが降りるにつれだんだん冷え込んできました。私は携帯カイロ3個をフトコロに忍ばせて観客席へと向かいました。もちろん、大会関係者と言うよりは一人の観客として。

 
People were waiting the ceremony to begin.
 
閉会式開会を待つ会場