パソコン・よもやま話

VAIO ノート起動せず 2006/01/29

VAIO ノート起動せず
2000年モデルのSony製VAIO ノートも3回目のRecoveryになった。
大体、リカバリーをすると言うことは何やら動作がおかしくなったからなのではあるが、前回は妙なスパイウェアにやられてしまった。
今回も似たような物であるが、実際はいろいろな新しいソフトに対応しなくなったと言う点、又ディスプレー上に残像や軌線が残る現象が頻発する様な問題もあった。
Win98SE搭載のパソコンはNECのPentium/667もあるのであるが、これは妙な動作は起こさない。後から色々と検証してゆくとNECのパソコンには、OSのリカバリーソフトを作るときにhug(ハグ)が入り込まなかったと思われるものである。

2005年末、多少調子が悪くなったこの「Sony製VAIOノート」をリカバリーすべく電源から切り離して…当然内蔵リチュームイオン電池も外して……保管しておいた。
この間約二週間。
……時間を作ってやおら電源投入。パソコンは起動して、ウェーブ音後から砂時計が出で進まない。要するにフリーズである。

今までは、ウェーブ音後から電源モニターの表示が出て起動が終了する。
IEも5.0→5.5→6.0→6.01と上げてきたのであるから、バッテリーモニターが普通に起動しているというのも不思議ではあったが、今回はエラーも出ず起動していた。
実際のところ、この内蔵リチュームイオン電池のモニター(バッテリーモニターバー)というものは、今までも中々曲者であった。
まだ使い始めた6-7年前でさえ使い続けるうちに表示されなくなる。

このバッテリーモニターは完全充電されると「バッテリーの充電が完了しました。」と言うような「女性のWave音」がする。
この声が多少金属的ではあるが非常に綺麗な声で、何年か前に日経パソコンか何かに「声の持ち主」にインタビューしていてたことがある。
声の人は、この時点では結婚して退職していたと言うがSonyのOLさんであった。
写真も出ていて「モデルさん」かと思われたようなと言うより「普通のモデル」さんも「真っ青」と言うくらいの美形の人であった様に記憶する。声そのままと言って良かった。

そんなので一応残しておいたのであるが、SonyのバイオパソコンというのはIE5.0→5.01とバージョンを上げるだけで動かなくなるソフトが出現する。
2000年3月購入の時点でIEは既に5.01になっていたのに、このモデルは何も変わらすver5.0であった。
WinMeと共にIEはVer5.5になるのであるが、この時点でこのモニターのはエラーになり起動しなくなるようである。…いままでは!

その昔、IEが妙な表示をするのでSonyサポートに電話すると、何でVer5.01にする必要があるのかと今で言えば「笑い話」のようなサポートセンターであった。
その上、ディスブレーのドライバーが不良で残像が残った問題ではそれすら知らなかったようなサポートであった。(ウエプのサポート情報に掲載されていたが)

今回、今まで起動していた「バッテリーモニター」は本来はエラーを起こして、起動しないはずなのであるがここ約10か月何の問題もなく起動していた。…多少もたつくが。
それが、完全に電源から切り離すことによって「記憶…コンデンサーなどに残っていた」が消されたためにある意味正常にもどって起動しなくなったのであろうと思われる。

セーフモードで起動すると、なんとエラーが出る。それも2回。正直言ってこのバッテリーモニターはどこまでシステムの奥まで入り込んでいるのか疑問に思ってしまう。
普通この様なモニターは簡単なソフトのはずである。
一応、セーフモードで起動させ再起動させると同じところで止まる。即ちバッテリーモニターはシステムの一部になっているのである。

リカバリーRecovery
Win98SEは、CDのみによる起動は出来ないはずなのであるが、これはCDのみでリカバー出来るようになっている。即ち起動のFDはない。
これは、いつものSonyの特別仕様。
その他、何やら隠れたSonyの特別仕様も存在した。…特にネットワーク。

Recoveryは相も変わらず、さっぱり訳の分からないVAIOの取説。
うっかり12Gbを二分割でデフォルトでやってしまった。……これに気づいたのはバージョンアップしてから。
兎に角、古いパソコンというのは、リカバリーしてからバージョンアップという作業が永遠と続く。
最後にというか、ネットに繋ぐという作業があるのであるが、このVAIOはこの件に関して「石」のように堅いというかうまく行かない。

初めて、5-6年前にCATVに繋いだときは専用のCDがあった。
これによって難なく繋がったのであるが、Jcomに移行して別のCD。
これによると、チェックにエラーが出る。しかし繋がると言った症状。もともと繋がっていたので…
それが完全リカバリーの後になるとJcomの設定も変わってきてCDを使わなくても設定できるはず。ところがこれはうまく行かない。…NECのPentium667では問題なし。
従って、前回はJcomCDを使って設定をした。これも何回も設定してもうまく行かず…JcomCDでは設定が出来ていないと言うモニターが点灯するも、IEを繋いだら繋がったというものであった。
しかるに、今回はJcomCDの設定は昨年11月に終わっていてJcomCDでは設定できない。当然マニュアルですることになるが、これは以前にも試したとおり全くお手上げ状態である。
この「Sony製VAIOノート」はLANによるネットワークというものを全く想定していない。
従って、LANによるネットワークをどうもさせないような設定になっているようにしか思えない。ダイヤルアップでは全く支障は無いので何か妙なBIOS段階での工作があるかもしれない。…これは設定を間違えないようになのか又は、悪い冗談としか思えない。
又、「Sony製VAIOノート」は何かバージョンアップという作業をすると途端にVAIOのソフトにエラーが出る。
その上全く、無用の長物のようなクソソフトばかりで恐れ入る。

そんなわけで、Win98SEからWindows Millennium edition(WinMe)にバージョンアップすることにした。
WinMeが発売されたときにUpgrade版を安く手に入れていた……結果使わなかったWinMe特別Upgrade版を使うことにした。
前に「Sony」はホームヘージで何故WinMeにアップグレードする必要があるのかと散々力説していたのであるが、今となっては当時のソフトがまともに使えるはずもない。
まあ、今となっては笑い話である。……そのSonyの馬鹿さ加減に!!

さて、アップグレードは以前の設定を保存した上であっけないほどに終わった。
デスクトップもほとんど変わらず、IEが5.5にWMPのバージョンが上がったくらい。
確認してみると、確かにWinMeになっているし………当然なのであるがこれほど拍子抜けであった。
ネットは以前設定してあったまま、ケーブルを繋げればそのまま繋がった。
チェクポイント(以前のレジストリーに戻せるやつ)の問題もバージョンアップで修正は完了。
この辺は、「EpsonのWinMe」ではhugがあって機能しなかった。
即ち新規のCheckpointを作ることは出来なかった。
又「EpsonのWinMe」は何故かクリック音がせず、エラーでどこかがおかしくなるとクリック音がするような変な物であった。
まあ、フリーズを連発する「EpsonのWinMe」であった。
ここのところは、富士通のノートのWinMeも同じようであったが。

結果、Celeron500の7年前の「Sony製VAIOノート」でも少しは軽く動くようになった気がする。「Sony製VAIOノートWin98SE」の時のようなエラーもなし。
使い勝手もよいし、新しいデバイスを認識するのが大変楽。
今ではカードリーダーもCFカードもWin98SEでは認識出来ない物が頻発している。
USBメモリーなどは問題外でもあった。

しかし、ほんの数日前この「Sony製VAIOノートWinMe」が起動しなくなった。
セーフモードで起動するとなんと例のバッテリーモニターがエラーになっている。
今度は、システムから切り離されているので再起動するとバッテリーモニターが表示されず正常に起動することが出来た。
「Sony」の呪縛から多少なりとも自由になると、これほどサクサク動くのかと驚くものである。「EpsonのWinMe」で頻発したエラーもなし。
取り合えず、まだ富士通ノートで起こったfreeze頻発もなし。
このままで行くと、WinMeの不評は何であったのかとおもう。
そのうち、どの様になるのか様子見である。



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