この部屋では私が使っている楽器のリペアのようす、アンプやエフェクターの自分なりの使い方などをアップしていきたいと思います。どうかよろしくお願いします。
アコースティックベースの弦交換
フォルヒの弦高弦高調整
YAMAHA SG 1000のアーム取り付け

アコースティックベースの弦交換

 わたしの持っているアコースティックベースですが、買っていらい弦を交換したことがない。
さすがに弦が死んできたのでいつか買えようと思っていたのですが、ベースの弦って高いし、ずっと交換できずにいたのです。
 まぁ新年にもなったということもあって、弦を購入し、弦交換をしてみました。
 ベースの弦を交換するのって初めてです。
 弦は『エリクサー』のコーティング弦をチョイスしました。ちょっとお高いですが、弦の寿命が長いので、けっきょくエリクサーを使ってしまうわたしです。
 コーティング弦は、いろいろなメーカーから発売されていますが、メーカーによって弦の持ちはさまざまで、ほんとにコーティング弦なの?って思うくらい寿命の短いものもあるので、いろいろ試しています。
 さて、今年はギターばかりでなく、ウクレレやベースにも挑戦しようと思うわたし。
 最近わたしは、ギターを弾くために指につけ爪をつけています。これがけっこう気に入っていて、ギターの音色がよくなったような気がして(あくまでも主観的な印象ですが・・・)
 しばらくはこれでやってみようと思ってるのですが、この爪じゃぁ、なかなかベースは弾けないなぁ。
 そこでいろいろと考え、思いついたのが、『指サック』です。
 これをつけて、爪のアタック感をなくして弾いてみたらどうだろうかと、試してみました。

 これがですね、けっこういけるのです(^^)

爪のアタック感がなくなり音が丸くなりました。
なんでも試してみるもんだなぁ。

 フォルヒの弦高調整

 愛用のギターフォルヒG23CRCTですが、
弾いていて1弦だけ、弦高が高い気がしてい
たのです。
 何回かリペアに出してもなかなか希望する
弦高にならなかったので、ナット調整用のヤ
スリを購入し自分でやってみることにしまし
た。
 用意したものは『弦切り用ヤスリ』『マスキング
テープ』『いろんな厚さのピック』『シックスゲージ
』『ネック調整用の6角レンチ』です。
 1弦側を写真でとったものです。いまの状態で
もけっこう弦高は低いのですが.、あと0コンマな
んミリか追い込みたいのです。
 ギターを傷つけないように、マスキングテープを貼ってしんちょうにヤスリで削り出しましたが、なかなかむずかしい。
 思ったより、削れる量が大きくって、弦がびびるまで削ってしまいましたm(_ _)m
どうしようかなぁと思ったのですが、後戻りのできない作業なので、ナットを新しく買って、自分で調整するかぁとも思ったのですが、お金がないなぁ。
そこで思いついたのが、ツメの補強用につかっているアクリルパウダーです。削り過ぎた弦溝にアロンアルファを少量垂らし、アクリルパウダーをつけ、完全に乾いてからヤスリで削りなおしました。
荒技ですが、なんとか急場をしのげました。
 これに気をよくした私は、最近購入した『ARIYAG-UKU』の弦高調整もやってみました。
これはもう感覚的にヤスリを1回削っては弦を張り、テンションを確認しながら作業したので、失敗することなく弦高を下げることができました。
 弦高や弦のテンションは弾き手にじかに伝わる部分なのでこだわってみました。



 YAMAHASG 1000 復活日記 
     

 私が大学時代に買ったYAMAHA SG1000。高中正義さん、カルロス・サンタナさんが大好きな私にとってはとても思い入れのあるギターです。でも私が所有するSGはコンディションが悪すぎ。とても弾ける状態ではないのです。
 リペアにだそうかとも思いますが、けっこうな金額がかかるとのことで、最低限使える状態にまで何とか自分で
調整してみようと思い始めました。マニアックな記事になりますが、『YAMAHA SG1000-24 復活日記』の始ま
りです。

12年8月12日 現在のSG1000の状態
 現在のYAMAHA SG1000の画像を乗せてみました。写真ではよくわからないかと思うのですが、とりあえず次のような問題点があります。

 □ ネックが順ぞり
 □ オクターブチューニングが狂っている
 □ ハムバッキングをタップしてシングルコイルにしたときにノイズが乗る。
 □ フレットが錆び付いて指が滑らない。
 □ 塗装が曇っている。(私はギターについた傷、へこみは気にしません。
    弾いてきた証だと思ってるし。でも塗装が曇っているのは少し気になるのです。
 □ 金属パーツのさび、くすみ

 まぁ経年変化もあることだし、素人のすることなので電装関係は手が出ないかもしれませんが、とりあえずできる範囲で調整を始めます。

        
□ フレットをきれいにする

まず数十年張りっぱなしの弦を取り外します。
写真でも塗装が曇っているのがわかるでしょうか?
 フレットをグラスウールで磨きます。
 写真の道具はフレットを手入れするためのグッズで、
フレットをマスクする金具とグラスウールです。
 根気のいる仕事ですが、ツルツルになるまでごしごし
やります。
 たくさんの金属粉が出ますので、下にはなにか敷いて
おいた方がいいかもしれません。
 頻繁にやるとフレットがすり減るような気がするのです
が、これをやるとすごくギターが弾きやすくなります。
 私は毎年12月30日にすべてのギターの弦を換える
ようにしているのですけれども、そのときこの作業も同
時に行ってます。
 写真ではわかりずらいですが、左のフレットがグラス
ウールで磨いたもの、右が磨いていないものです。
 左の方がフラッシュを反射してきれいになっているの
がわかっていただけるかと思います。
 とにかく地味な作業ですが、やればかならず弾きや
すくなるのです。
 次に長年ほったらかしで、カラッカラに乾いたネック
にオレンジオイルを塗ってあげます。
 私はもう何年もこのオレンジオイルでギターの手入
れをしています。けっこうたっぷり塗って、しっかりと
乾かしたあと、布で拭き取ります。
 この作業をしたあとは、楽器がしっとりとした印象を
受けます。この作業はたまぁに他のアコギにもしてい
ます。だいたい弦を交換する時にって感じですかね〜
 そして仕上げは、このワックス。製品名は忘れまし
たが、確か蜜蝋のワックスだったと思います。
 これもしっかり乾かしてから、布で拭き取ります。
他のギターには一年に一回ほど、このワックスを塗る
ようにしています。
 私はあまりギターの見た目は気にしないのですが、
この一連の作業をすると、弾きやすさが変わるんです
ね。


□ 塗装を磨く

 次の工程は塗装を磨くです。私のSGは全体的に塗装
が曇ってるんですよね。このギターは長年のあらい扱い
に耐え、傷やへこみがたくさんあるのですが、それはもう
どうしようもないし、私とのつきあいの歴史ですから、気に
しませんする(^^;) でもくもりはなんかなぁ、気になるの
です。
 この気持ちの違い、なんなんでしょうねぇ〜

 写真の製品は『TURTLE WAX ( タートルワックス ) /
Turtle Wax Mini』というもので、私も初めて使います。
コンパウンドの入ったワックスらしいです。さすがにア
コギには使おうと思いませんが(^^;)
 念入りに、ギター全体を磨いてみます。

 コンパウンドで磨いてから、オレンジオイル、ワックスを
掛け仕上げました。何となく光沢が出てきた感じがするで
しょうか?
 でも拭き取りがなかなかうまくいきません。どれだけ拭い
ても油分が残ってしまいます。これは今後の課題ですね。
 コンパウンドで金属部分を磨いたら、このSGは金メッキ
なんですけど、思いっきりはげてしまいました(^^;)
 まぁ気にしないということでOKマークです
□ 弦高とオクターブ調整

 さっそく弦を張りました。弦はエリクサーのナノバーブライ
トです。この弦はげんみつに好みで言えば少し気に入らな
いのですが、とにかく錆びないのです。
 私のような汗っかき、めんどくさがり屋にはもってこいのチ
ョイスです。
 ここから私好みのギターにするための調整が始まりま
す。
 弦高調整とオクターブ調整。アコギの場合、私の設定は
開放弦が少しびびるくらいの低い設定。それをびびらない
ように弾くのもテクニックのひとつと思ってるんですね。
 でもエレキギターになると、弦が細いのである程度弦
高をあげてテンションがかからないとアコギ弾きには弾き
にくいギターになるのです。
 弦高調整をし、オクターブ調整をする。この繰り返しを
三回やりました。このギターは二十数年の楽器ですから、
オクターブ調整の部分が錆び付いていて困ってしまった
のですが、とにかく時間をかけて何とか好みの弾き具合
に設定できました。
 とりあえずおおざっぱに調整しました。この時点でまだア
ンプにはつないでいません。
 ネックの調整と電装系の調整は時間がかかりそうなので
明日以降に持ち越しです。
 このギターのボディシェイプ、かっこいいと思いませんか

 ダブルカッタウエイのボディスタイルはハイフレットに行く
ほど弾きやすくなります。
 このギターを弾くと、レスポールは弾けなくなりますよ。
レスポールは15フレットくらいから急に弾きにくくなります
ね(^^;)
 少し気に入らない点は、ボディの色がワインレッドな
事。
高中ファンだからやっぱり高中さんの初期のSGの『レッ
ドサンバースト』がお気に入りなのです。
 まぁその辺は我慢、我慢ということでいこうと思います。
 リペアショップにボディ色の変更のお値段を聞いたら、
かるくギターを買えるくらいの値段をいわれたのであきら
めました(^^;)
□ リペアの様子

 リペアをお願いした『ギターワークス』さんに特別にお願いして、リペア途中の写真を送っていただきました。リペアの依頼の内容は『フロイドローズ取り付け』『弦高調整』『オクターブ調整』などです。
フロイドローズ取り付けの様子は、私もはじめてみましたが、ピックアップや配線など全部外しての作業になるんですね。

 不必要な穴はきれいにダボで埋められています。ボディ表面、ボディ裏にはアームとスプリングがはいる穴がきれいに開けられていました。これは素人ではできませんね。
 フロイドローズというアームはナット部とブリッジ部で弦を完全に固定し、それまでのアームの欠点だった『音の狂い』をなくしたものです。ということで、ナットも完全に外し、ロックナットを取り付けてもらってます。
 ボディ裏にはスプリングが2本貼られています。このスプリングの張力と弦の張力のバランスでブリッジを浮かせて固定し、アームを動かすことによって音程が変わります。ブリッジはフローティング状態で調整されてますから、アームダウンだけでなく、アームアップもすることができます。
さっそくためし弾きしてみたのですが、1音半くらいアームアップできますね。
音が狂わないというのが大きな売りのフロイドローズですが、新品の弦が伸びきるまで何回もチューニングをしなければならないことに気づきました。またブリッジ部、アーム部分にちょっと触るだけでも音程が変化しますので、私の弾き方をちょっと変えなければなりません。私はブリッジ部に手首を置く癖があるので、これを直さないといけないんですね。
 アームがついたSG1000。音色も気に入っていて、弾きやすい私の愛器です。