仙丈ヶ岳(3033m)

2006年8月21日(月)曇り〜22日(火)曇り

8月21日(月)
 自宅発 午前3時45分 仙流荘前着 11時30分 南アルプス林道バス経由 大平山荘泊

8月22日(火)
 大平山荘 午前4:35発= 馬の背ヒュッテ 8時5分着= 千畳小屋 9時20分着= 頂上 10時35着= 
 小千丈岳 午後12時15分着= 大滝ノ頭 1時20分着= 北沢峠 3時着 (休憩を多く含む)


 常念岳に行くことに決めていた私たちは、七月末の大雨で予定変更。昨年、ken先輩と登った『仙丈ヶ岳』に家族で出かけました。
 朝早くおきだし、準備は万全だしと思っていたのに、仙流荘についたとたん、息子が『ザック』を忘れてたと平然としているではないか!一気に機嫌が悪くなるわたし。
 伊那市までカッパを買いに戻りました。バスの最終に遅れそうになって電話で連絡。『ほんとはだめなんですけど〜』と5分待っていただいた。(ありがとうございます。)
 バスの運転手さんの『名調子のガイド』はこの日も、わたしを楽しませてくれました。
 昨年も利用した大平山荘は、平日だからかゆったりしていた。手続きを済ませ、早速ビールを飲み出すわたし。夕食は4時30分から、7時消灯ということらしい。小屋の前では、ウイスキィーを飲んでる単独の方。ご夫婦で自炊をしてる方などのんびりしてる。雷が鳴ってるのが少し気になるが、ゆっくり、のんびり時間を過ごすことができました。(下は小屋周辺で見た花たちです。)
タカネマツムシソウ トリカブト
 朝四時に起き、4時35分、みんなでヘッドランプをつけて小屋をあとにする。今回の山行に備えて、子どもたちの靴とヘッドランプを用意しました。娘はジャージはいやだと言うが、いっきになんでもそろえるわけにはいかないのよ、わかった?
子どもたちもなぜか今日はそんなに歩くのが速くない。だらだらと休憩をしながら登る。わたしは下りでまた膝が痛くなっては困るので、とにかくゆっくり登るように心がけた。でも子どもの前では、少し頑張るわたし・・・
 5時20分、小屋で用意してもらった朝ご飯を食べる。おいしい(^^) 昨日も夕飯のご飯はおいしかったな。三杯もお代わりした。おみそ汁だけでも食べられるね。また太って帰るんだろうな・・・
 写真は夜明けの藪沢新道。曇り空で雨や雷を気にしながら登った。こんな時家族で登るのは少ししんどいですね。やっぱり子どものことが気になるし・・・ 
 いろんな花を見かけるけど、名前がわからない。小
屋で仙丈ヶ岳の花の本を購入したけど、立ち止まる
のがおっくうでついつい写真を撮るだけになってしま
う。
 また、小屋ではいつもきれいな星を見ようと楽し
みにしているのですが、天候に恵まれない。昨夜も
すごい雷が鳴ったみたい。わたしはビールのおかげ
で起きなかったけど・・・
 中学校の頃、『天文ガイド』って雑誌に乗っていた
『山で見る星空』みたいな特集にあこがれたことが
ありました。
 天候が悪く甲斐駒方面も見えません。だらだらと
登る。しかし、馬の背ヒュッテまでに何回、休憩をと
った事やら。歩いた時間より、休んだ時間の方が
長いやないの・・・
 これでは先が思いやられるね。
 9時20分、千丈小屋にやっと到着。早めの昼ご飯
にする。今日は展望はだめだな。コーヒーを飲んだ
り、トイレに行ったりしてすごく時間をとってしまった。
 寒いので、カッパを着込む。
10時5分、頂上目指して登りはじめる。一時間近く
休んでしまったやないのぅ〜
 これはわたしにも名前がわかります。『トウヤクリンドウ』ですよね。きれいな花。あともう少しで頂上だ! 遠目に頂上が見えだし、藪沢カールを左に見ながら登る。娘の機嫌が悪い以外は特に問題なし。
 わたしの娘は頂上直下になるとなぜか、機嫌が悪くなる。普通と逆やなぁ。
 はい!頂上です。曇って何も見えません。いつものようにすねまくる娘。みんな写真を撮ってますが、わたしはゆっくり休むことにする。
 いま気づいたのですが、最近たばこを吸う人が少なくなりました。たばこを吸ってるのはわたしだけ・・・
 少し晴れてきて、稜線歩きを楽しむ。昨年はこのあと膝が痛くなって、大変な思いをしましたが、今回は大丈夫でした。ほんと体重も増加してるし、心配してたんです。昨年登ったときより、10キロ以上も太ってるんだから・・・ 1ヶ月で1キロ増えてるよぅ〜m(_ _)m  すっごく若い女性(高校生かな?大学生かな?)に、『この花、なんていうんですか?』って聞かれた。知ってて良かった!『チングルマっていうんだよ。でもおじさん、あんまり詳しくないから、帰ったら調べてね!』と答える。久しぶりに若い女性と話をしたなぁ・・・ 素直に・・・ うれしかった・・・ 笑顔がまぶしい! 

  

  このあと小千丈岳をすぎ、樹林帯の下りを頑張って下りました。3時にはバスに乗り、三重県の自宅に戻りましたが、やっぱり下山して、長距離の運転は疲れます。ちょうど名古屋にかかるあたりで、大雨警報が出て、大渋滞。  わたしがこの山に登ってる頃、ken先輩は、塩見岳方面を縦走してるらしい・・・ 9月になったら、甲斐駒にいっしょに登る約束をしてる。楽しみだなぁ〜

 この山行で役に立った道具