ここは一般登山道以外の沢登りとか、薮山コースの記録を集めてみました。
今回はMizoo様からの投稿です。
8月2、3日で当会の会員3人でベニガラ谷を遡行してきました。天気は快晴、下界は酷暑の中、沢筋は快適な沢登りを楽しむことができました。8時過ぎに中岳川の砂防堤に着いた時には、あまりの水量の少なさにビックリ。とりあえず、最初の淵を目指して出発しましたが、別の沢のようでした。途中少し水かさがでてきた所から、沢装備をつけて、最初の淵を目指しました。ここは、6年位前に来ていましたが、今回の方が穏やかな(簡単そうな)感じに見えました。
水量が少ないのと、天候状態がこの2週間近く安定していて、条件的に恵まれていたのかも知れません。最初の淵(右側)をザイルをつけて難なく超えて(9:20)、次からが泳ぎになりました。
上流でも泳ぎの個所はありますが、この2~3ピッチの泳ぎの場面が最高に楽しめました。6年前は、流れを横切ったり、高巻こうとしたりで大変でしたが、今回はあっさり、泳いで通過してしまいました。(途中、ピン1ヶ所あり) 連れの一人も九州の沢で、それも近場で泳ぎができると喜んでいました。 水も心地よく、泳ぎには最適でした。
最初の1日は、沢の状態も良く、あまり荒れている感じは、ありませんでした。砂防堤と砂防堤の間の10m直立の滝が、流れに沿ってもろに登れるだけに、これが1番、滝としては、面白かったです。 ここだけは、水量が厳しくて、滝の吐き出し口で水の流れに叩きのめされて両手をついてしまう1幕もありました。確保用に打ったピンを抜けずにそのままにしていますので、わかると思います。 その後に現れる20m滝は、登れそうと思って近づいてみましたが、全体的に逆層で苔や草が随所にあって、結果的に高巻きをせざるを得なかったです。
この滝が1番この沢の中では、迫力を感じました。この辺り一帯が一番開けています。その後15m滝がすぐ横から現われてきます(14:00頃)。 更に2時間半程度遡行を続けて今日の行動を中止にしました(17:00)。 途中の涸谷との出会いから右手遥か高いところに筋のような滝が見えます。ここから先が、倒木が多く歩きづらいところです。
8月3日、6時半出発、滝を目指して遡行を再開する。筋のように水が流れ落ちる滝に着てみてどこをどう登ろうかと思案していましたが 滝、に近づいて、壁に沿って右上していると、右壁に階段状のワイドクラックがあってそれを登る。途中、横から滝を眺めると結構、立っていたりしていて、直登無理を納得。登ってしまえば滝の上流の落ち口近くにでてしまう位のところです。
更に遡行を続けましたが、まだ状態は良いと思いました。 本当に沢が細くなってくる頃からブッシュ、倒木がうるさくなり、最後に水流のある小滝を越えると、突然水流が、途絶えていました、目の前の少し苔むした涸滝10mを登って遡行終了でした(9:23)。その後、約1時間をかけて、稜線に出ました。ブッシュやすず竹にもあまり煩わされずに、稜線にでることができました。
頂上からは少し距離があるところに出てしまったようです。下りの縦路路も乾ききっていて、割と楽に車を停めた場所まで戻ってきました。(約2時間50分/休憩を入れて)かかりました。林道にでてからが50分位かかりましたが、木陰が林道を覆って歩きやすかったです。(写真も撮っていますが、デジカメではないので見せられないのが残念です。)
====投稿いただきありがとうございました。管理人========