旭メガソーラー海南発電所建設計画

2019年8月20日   

計画地は適地なの?

山の木を伐採して尾根を切り取り、その土砂で谷の部分を埋めるという計画です。この計画地 は土砂災害警戒区域、土砂災害特別警戒区域が含まれています。また、藤白活断層帯の真っ只中であることが明らかとなっています。そこに10トンダンプ12万台分もの大量の谷埋め盛り土が加えられれば、さらに土砂災害の恐れが高まります。盛り土の高さは最大19.6m、およそ7階のビルに匹敵する高さになります。

土砂災害の恐れ

そして何よりも重要なことは、一旦工事が行なわれれば、山は二度と元には戻らないということです。今生きている私たちだけの問題ではありません。子・孫・ひ孫の時代まで、土砂災害の恐れが続くことになります。

絶滅の危機

開発予定地では、準絶滅危惧種のオオタカ、カスミサンショウウオ、ハネビロトンボ、キンランの一種など貴重な生物が見つかっていて、住み家を追われ絶滅の危機に陥ります。

生活環境の悪化

住宅地の近隣に、2万8875枚という大量の太陽光パネルが設置されることにより、平常時には、気温の上昇がみられる恐れがあり生活環境が悪化するリスクがあります。また、景観の悪化や反射光のリスクがあります。台風時などには、強風によるパネルの飛散の心配があります。近くの人家に被害を及ぼすかもしれません。

洪水の恐れ

日方川下流域は現状でも、豪雨時に浸水の被害がでています。森林の貯水機能破壊により、計画地からの雨水・土砂の流出が大きくなると考えられます。計画地に4つの調整池が設けられますが、盛り土の崩壊(土石流)や土砂の流出により機能しない可能性があります。脆弱な日方川の負荷が増し、洪水の恐れがあります。

災害への脅威

近年は地球温暖化の影響もあり、地球規模で異常気象が頻発しています。今まで経験したことがない大雨や台風は、今後いくらでも起こりえます。想定外という理由で片付けられて、辛く悲しい思いをするのはいつも住民です。災害が発生すれば、私たちの家や財産だけではなく、生命すら失われることになります。

私たちがこのまま安心して平穏に暮らしていけるのか、それとも災害に脅えながら生活していかなければならないのかの 大きな分かれ目です。

重根メガソーラー反対署名をすすめる会