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2 曲げ直し

バンブーロッド作りの誰も教えないコツ

曲げ直しは、スプリット12本で1時間はかかるので、何度やっても好きになれない行程です。しかし、後のカンナ作業のし易さと仕上がりに影響する作業ですから、根気よくやりましょう。

アルコールランプは竹が燃えやすく、直しづらいのでヒートガンがお勧めです。

節落としはヤスリでも良いがグラインダーが効率がいいです。

節の裏にニッパーで逃げを作っておきます。

@ 曲げなおしに入る前に、スプリットの幅と形はある程度ナタを使い揃えておきます。

A 最初は節と節の間を直します、特に節の近くは曲がりが多いです。

B 左右よりも上下の凸凹に注意して直すのがポイントです。(節の近くにくぼみが多い)

C 節の間を直し終わったら、画像のようにイナズマ形になります。

D 2回目で節の曲がりと凸凹を一緒に直します。。コツは十分に熱することと万力にはさんで凸凹をとることです。節の裏に逃げを作るのはこのためです。

E 床に置いた時に、ひっくり返ったり、反り返ったりしないで画像のように並べることができれば完了です。 

 曲げ直しは、ロッドビルディングの行程中では、重要な割には地味で辛い作業です。ストリップの幅に余裕あれば、左右の曲がりについては厳密でなくても影響が少ないので、慣れるまでは幅に余裕を取ったほうが無難です。
 竹の繊維が曲がったままでも、カンナの切れがよければ問題ありませんが、切れが悪いとササクレが出来てエッジが欠けることになり、張り合わせのときに隙間が出来ます。性能的には隙間ができたり、繊維が切れたからといって、大きな影響はありませんが見栄えが悪くなります。

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