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刃物台の移動量が少なく、刃物台を回転させる時にバイトが支えるので、台座を10mmカットし、角度目盛は反対側に移動しました。白く光っている部分がカットした台の切れ端です。これで10mm余分に手前に移動できるので干渉なく刃物台が回転できます。
 端面削りの際刃物台が固定できるように、キャップボルトを上から挿入し、ショートネックにカットしたヘキサレンチを嵌めてレバーにしてあります。
 親ねじにアルミのパイプを10cmぐらい被せ、キリコ防止にしています。反対側も同じです。
この他には芯押し台のワンタッチ固定レバーはそのままでは固定力不足で使い物になりませんので、8Φボルトに交換し、せり上がり量の調整、レバーの固定用イモネジの交換等をして何とか使用できるようになりました。
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刃物台は8mmバイト用に自作した物に交換しました。ボルト類は質が悪く直ぐになめるので国産品に交換したほうが無難です。固定ハンドルには力が入りやすいようにブラスの握りを追加しました。
 一番の改修点はゼロアジャスターリングです。mm単位で工作をする場合1周40分割目盛は使い辛いので、4目盛毎にポンチを打って10分割目盛をつけました。
 また、リングの固定がイモネジなので、ボールプランジャーに変更し、スムーズに回転、追随するようにしました。
 工房の旋盤を巷に溢れているチャイナ製のものに更新しましたが、想像以上のオモチャで、まとに使用できるようにさまざまな改修をしましたので、購入を検討している人の参考になれば幸いです。購入時のままでは、回転部分にグリスも塗られていない状態なので、分解して摺り合わせとグリスアップは必須です。
刃物台の移動ハンドルは、画像のように自作の円盤型に変えてあります。これは芯押し台と干渉するので小型にする必要に迫られたことによるものです。フェルールの製作には芯押し台で固定しながらの作業が多いので必須でした。芯押し台そのものも5mmぐらい面取りをして、漸く干渉しないで刃物台を送れるようになりました。
近況報告 25.7.18