近年のスポーツ技術の向上は目まぐるしく、接触プレイの多いスポーツに関しては、その激しさゆえ外傷・障害が多発することも事実であり、またそのもとで安全対策を重視したルール改正も多く行われています。
スポーツにおける安全対策として最も重要なことは、外傷・障害の予防であり、10年程前より歯の外傷を予防するマウスガードの使用を要望する声が高まってきてます。
そこで、マウスガードはあらゆる障害の予防に役立つとともに、歯医者さんで作る(カスタムメード)マウスガードの有用性について述べたいと思います。
歯科疾患はスポーツパフォーマンスに対して大きな影響をあたえます。
例えば、虫歯からくる痛みや、歯の欠損による噛み合わせの崩壊は、集中力を落としたり、筋力発揮を阻害します。その為、スポーツ選手は体の健康管理はもとより、普段からの歯科健康管理にも気を使う必要があります。
一流のスポーツ選手の中には矯正治療をおこなっている方が多いそうです。少し昔の話になりますがカール・ルイスやリーロイ・バレル選手も矯正装置を付けていたそうです。
そのぐらい噛み合せは重要なんですね。ですから、これからスポーツを始めようとしている方や
もっと上達したい人は、口腔も全身の一部とゆう認識のもと、歯科検診を行い、悪いところがあれば改善しスポーツに取り組む事をお勧めします。
歯および詰め物の保護
歯肉、唇などの保護
顎関節の保護
下あごの骨折の予防
脳しんとうの軽減
首周囲損傷の予防
相手プレーヤーへの損傷予防
マウスガードの種類は前に説明しましたが、いざ購入するとなると、どれが良いか判らない物です。
それぞれの種類で長所、短所があり、また、行うスポーツによっても左右されるでしょう。
例えば、あなたの行うスポーツがプレイ中に話をすることが多い場合は、適合性が良く外れにくいものを、また、ウエイトリフティングなどの瞬発的に力が加わる競技には衝撃吸収能および耐久性に優れたものが良いでしょう。
ストックタイプやマウスフォームドタイプは安価ですが、自分で製作するため噛み合わせや適合性に欠点があります。それに比べカスタムメイドタイプは、適合性、かみ合わせの安定性に当然のことながら大きな差異があり、よく選手が訴える不快感、呼吸、発音障害などの軽減にも優れています。
以上の点を考慮してマウスガードとしては、かみ合わせの問題も含め様々な利点を有し、歯科医師の管理下に製作されるカスタムメイドタイプが用いられるべきでしょう。
【大人】
単色 11,000円
【高校生以下 学割】
単色 6,600円
使用後は水洗し、汚れがひどい時は、軟らかい歯ブラシを用いて汚れを落とす。
熱湯による消毒は、マウスガードの表面を軟化し変形の原因となるため避けなければならない。
洗浄後のマウスガードはプラスチック容器に入れて保管する。
夏の暑い時期、車内に放置すると変形してしまうので注意!