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ぬくもり通信 No49

 

この一年を振り返って

 

理事長  矢澤健司

年の三月に、ぬくもりのサービス提供責任者が病に倒れ、三月十一日には千年に一度の大震災が東日本で起こり、ぬくもりの内外で大変な年でした。そんな中で、スタッフ全員が一団となって課題に取り組む事が出来たことは普段のチームワークのお陰だと思います。
又、災害時の事業所の責任の重さを感じるとともに、その対応として、緊急時連絡体制を組み、安否確認が敏速に取れるようにしました。震災当日は、多くのスタッフが事務所に集まり利用者の安否確認を行い、遅くまで色々話しが出来たことは心強いことでした。
ぬくもりの中の仕事の役割も、若いスタッフが積極的に関わり、それをベテランのスタッフが支え、話し合いをしながら仕事を進める体制が出来てきました。ただ、経理担当のスタッフが昨年の初夏に亡くなったことは大変悲しいことでした。ぬくもり一同心からご冥福をお祈りしております。
又、ある事業所の理事長さんからベテランの経理担当者を紹介して頂きましたことは大変うれしいことでした。
介護保険の大幅な改定で、事業所の中も大変混乱をしております。年度末ぎりぎりで内容が明らかにされることは、新年度からの仕事に影響を与え、対応にも大きな問題を抱えています。
介護保険の大幅な改定で、事業所の中も大変混乱をしております。年度末ぎりぎりで内容が明らかにされることは、新年度からの仕事に影響を与え、対応にも大きな問題を抱えています。
障害者自立支援法は二〇〇六年に実施されましたが、応益負担に対する批判が大きく二〇一〇年には、二〇一三年八月までに廃止されることが約束されました。障害者の方々が委員として加わった障害者制度改革推進会議で障害者総合福祉法が検討されました。昨年八月末に骨格提言を出しましたが、今年二月末に出された障害者総合支援法は、骨格提言をほとんど反映していない障害者自立支援法の改正法案として提出され、多くの批判が全国から寄せられています。制度が改正される中で、ぬくもりはできるだけ障害者の方の立場に寄り添って行きたいと思います。

写真

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会員数
(2012年3月現在)
利用会員    62名
正会員     44名
賛助会員    15名
計        122名