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ぬくもり通信 No44

7月ヘルパー学習会・「熱中症と食中毒

☆ 熱中症は、夏はもちろん季節を問わずに起こります。体温調節がうまくできないことが原因です。熱中症で見られる症状は以下の通りです。
・軽症‥めまいやけいれんが起こる。汗が止まらない。
・中症‥吐き気や頭重感がある。真っすぐ歩けない。
・重症‥意識障害やショック症状
冷却、水分、塩分補給などの応急手当後医師の診察を受けましょう。

人間は皮膚から空気中に放熱し、汗が蒸発するときに熱を奪う働きを利用して体温調節を行います。しかし、体温より気温が高いと皮膚からの放熱が難しくなり、さらに気温はそれほど高くなくても湿度が高いと、 熱が体内にこもり熱中症が起こります。

 

図 ペンギン

☆ 食中毒は、食中毒菌やその毒素によって汚染された食品を食べて、急性胃腸炎や中毒症状を起こしたものです。
☆ 感染予防に務めましょう。
☆ 手洗い、調理器具の衛生、食品の十分な加熱、汚物処理時の手袋使用、などに気をつけることが大切です。
 
食中毒が疑われる場合は、腹痛や下痢、嘔吐、発熱などの健康状態を観察しますが、そんな時つい薬さえ飲めば大丈夫と思ってしまいがちです。でも原因によっては下痢止めを飲んだために、逆に重症化したケースがあります。近年はノロウィルスによる食中毒が圧倒的に多く、重症化すると命に関わります。

熱中症、食中毒が疑われる場合は、早期に受診するよう心がけましょう!