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ぬくもり通信 No38

ぬくもりの役割

 

理事長 矢澤 健司

『たすけあいぐるーぷぬくもり』も十三年目になり、自費による家事・介護・子育て支援や公費による高齢者及び障害者の支援を行っています。
この数年の社会福祉の後退は高齢者や障害者だけでなく、定職につけない若者や一番の働き手の人たちにもリストラや倒産という不安をもたらしています。
本年四月から、七十五歳以上の後期高齢者医療制度が実施され、医療機関の対応もだんだん制限されていく傾向にあります。地域の中で事業所の役割は家族だけでは支えきれない様々なご依頼に対応することと考えていますが、介護保険の厳しい制約の中で利用者の方のご希望に十分答えきれない面もあります。
最近ぬくもりでは、重度の独居の方のお世話をする機会が多くなりました。皆、一丸となって地域のお世話をさせていただいておりますが、一事業所だけでは到底成しえることができません。
ご家族を始め、ケアマネージャー、医師による訪問診療、看護師による訪問看護等、多くの方々と、連携を蜜にすることの必要性を感じております。
介護保険や障害者自立支援における報酬単価の低さは、多くの事業所が人材の確保に苦労をしております。介護保険法の改定や障害者自立支援法の見直しの時期である本年度において、関係機関における適切な見直しに期待しています。
その中で、事業者自身も介護支援技術のレベルアップや働きやすい環境(肉体的、精神的ケア)の整備も必要ではないかと考えています。

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会員数
(2008年7月現在)
利用会員   73名
正会員     46名
賛助会員   20名
計       139名