今夏、179巻の源氏物語のカセットテープが  
義姉の所から戻ってきた。 大きなお荷物、 
エイヤット廃棄処分にしょうと思っていた矢先、 
今年が千年紀であること、大津の石山寺に  
「紫」と言うロボットが登場したことを知った。  
老後にと折角取りためた物、もう一度聞き直してみよう  
そして石山寺にも行ってみようと思った。 
このカセットは1987年から1994年まで、NHKラジオ   
第二放送で、毎週日曜日10時から、古典講読の時間に  
放送された、須磨から最終章ー夢浮橋までを取ったものである。  
残念ながら気づくのが遅く、最初の桐壺から取ることはできなかった。  

石山寺は琵琶湖から流れ出る 
瀬田川の畔にある古刹である。 
境内には天然記念物の珪灰石の 
巨岩がある。 
 

紫式部が石山寺に参籠した時 
水面に映る月を見て源氏物語の 
想を得たことはあまりにも有名。 
国宝の本堂には紫式部が源氏物語を 
執筆した部屋「源氏の間」がある。

世尊院に展示されていた貝合わせ。
瀬戸物ではなく本物の貝で作られている。  

高さ31cm×幅20cm 重量1.5kg

ナレーションに合わせて、手をかざしたり、 
合掌して祈り、扇を出して頭や腕を滑らかに動かし、   
口を赤く光らせながら舞います。

紫の七変化

紫と言いしロボ女の愛らしく古語りてタイムスリップ

2008年(平成20年)8月27日  石山寺   

ロボットクリエーター 高橋智隆氏のメッセージの一節