二階部分は金物の火打ちを留めていきます。
電気屋さんも今のうちに配線の下準備です。
屋根じまいが終われば仮筋交いは取ってしまいます。
足場も取り付けられ、本格的に造作開始です。
強制換気用のホースです。全部の部屋につながっています。
このシステムは、24時間建物が呼吸しているような空気の流れを作ります。
これにより、各部屋の空気を新鮮に保ち、結露発生を抑制し、カビやダニの発生も抑えることができます。
垂木を這わせたら、次は野地板張りです。屋根じまいまで一気にやってします。
上の強制換気をより発揮するためには高気密にしなくてはなりません。
写真にあるように、防水シートのジョイント部分に専用のアクリルテープを張り、空気の漏れを防ぎます。
給排気するとき余計な隙間があると給排気する力も弱まり、余計な電気代も掛かってしまいます。
テープ代と張る手間は大変ですが、大事なことです。
仕上げは中霧島壁(漆喰仕上げ)なので、ラス地を張っていきます。
張り終えたら、左官屋さんにバトンタッチです。
厚み28mmの床板を張り、やっと下を見ながら歩かなくてよくなりました。
写真に見えるのは奥が耐力壁です。断熱材を入れ両面を構造用合板で閉じたものを高耐力壁です(手前)。
耐力壁に打つ金具にも規定のものを使い、釘のピッチ(間隔)も、壁により細かく定められています。
規定のもの・ピッチが違えば、折角の構造計算が台無しになるのでここは間違えられません。
勿論、検査にも通らなくなります。