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飯福田寺について
当山は伊勢山上と称され、ご本尊は『薬師如来』。
大宝元年(701年)、役小角(えんのおづぬ)により開創された霊場である。広大な表行場・裏行場を有し、古来より諸侯国司をはじめ、信奉の参拝者は多く、北畠家の祈願所として栄える。また、天正11年(1583年)には、織田信雄に寺領・百十五貫文を寄付されたが、松坂城主・蒲生氏郷により、当山の伽藍を壊し、その材を用いて松坂城を築くなど、衰退の止む無きに至る。その後、津藩主・藤堂家の信奉を得、寺運は興隆し、今多くの人々が修行と順拝に参詣している。
下の3つの堂宇と、行場を合わせて飯福田寺と呼ばれている。
薬師堂
本尊である、薬師如来を奉りしている堂宇。
籠り堂
阿弥陀如来を奉りしている堂宇。
護摩堂
護摩焚き法要を行う堂宇。
鐘つき堂
除夜の鐘つきを行う御堂。