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おんなのしんぶんかながわ | 女のしんぶん

 HP版 おんなのしんぶんかながわ 2006年12月


思うこと

レイバー・ノーツ大会に参加して             保土ヶ谷支部 千野紀美子

 5月にアメリカ、デトロイトで行われたレイバー・ノーツ大会に参加しました。レイバー・ノーツとは「労働教育調査プロジェクト」が正式名のNPOで、会員組織ではなく機関誌『レイバー・ノーツ』の購読者で財政は支えられています。設立は1977年、8名の専従職員がいますが彼らのほとんどは「設立当時小学生だった」という比較的若い世代です。
 
  大会は2年に一回開かれ 今回の参加人数は約1000人で半数以上が初めて参加者。海外ゲストは約100名ですが日本からの参加者は19人、カナダに次いで2番目でした。分科会は100以上と充実しており、どんなことに興味を持って参加しても自分が参加すべき分科会が用意されていています。全体会、分科会で議論、交流する場が大会です。(大会と呼んでいますが運動の総括・方針を出す場ではなく正確には交流会です。)そして、今回のメインテーマは「Building Solidarity from Below 下からの連帯を作ろう」です。
 
  大会全体で感じたことの一つは女性たちの活躍ぶりです。マーシャさんは私たちの大会参加のために努力をし、大会中も多くの時間を割いて日本の訪問団のために働いてくれました。また、開会集会でと説得力のあるスピーチをし、「労働運動をどのように立て直すか。職場で闘い、職場で自分たちの力を築き上げること。組合を民主主義的な組織にしていくこと。」を訴えました。彼女は10月に女の子を出産、アメリカでも家事労働の負担は女性が担う事が多いですが、その実態を聞くことが出来なかったのは残念です。他に分科会やミーティングでも女性たちが中心になって進めていたし発言もしていました。大会以外にもいろいろな組合などを訪問しました。「デトロイト再建委員会」、「メキシコ人労働者のワーカーセンター」など。ここでも女性が中心となり組織運営をしています。ウェイン州立大学でも日本労働運動セミナーを企画・運営してくれたハイディ教授も女性です。もちろん私たちも頑張りました。このセミナーでは私も含めて3人の女性が報告しました。
  参加者全員で作った報告集をお読みいただければうれしいです。
          

                                    報告集:頒価300円
                         
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