広島低肺友の会








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◆私たちの願いと、その願いをかなえるために

 【私たちの願い】
◎息切れの苦痛を和らげよう
◎肺機能の低下を防ごう
◎急性増悪の危険に備えよう
◎低酸素血症に伴う障害をふせごう
◎息切れと共に息切れと共に楽しく生きよう

 【願いをかなえるために】
◎適切な医療を選択しよう
◎呼吸リハビリを習得しよう
◎酸素療法を有効に採用しよう
◎保険・福祉等の援助を受けよう
◎お互いに励ましあい、学習しよう

 【急性増悪について】

 急性増悪を起こす原因とは

 慢性呼吸不全の一般に病気になると治療を受けることは積極的になりますが、毎日の生活への注意は忘れられがちで、しかし、慢性の病気の場合は、「生活のしかた」が病状や自覚症状にも大きな影響を与えます。 
生活のしかたも、一種の治療といえます。入院生活と、家庭での生活は自分で生活の調整を「自己健康管理」が一番大切です。
  1. 最も多いのが、呼吸器感染とうっ血性心不全です。
  2. その他急性増悪の前ぶれとして、体重の減少、脱水や栄養障害の状態が現れていることも有ります。
  3. 風邪をひかないこと。肺炎を起こしたり、気管支炎を起こすのが非常に悪い。
  4. 心不全を起こさないようにしなければなりません。あまり慢性不全が長いと、酸素が足らないので、心臓がもたなくなります。心不全を起こすと慢性呼吸不全も悪くなります。
  5. こういう患者さんに睡眠剤とか麻酔薬を与えると、あっという間にわるくなります。
  6. これも重要なことですが、高濃度の酸素吸入を続けると、急に悪くなることがあります。

 急性増悪を起こさないために

抵抗力をつけることと呼吸器感染の予防が最も重要です。
「抵抗力をつける。」
  1. 日常生活動作に複式呼吸を十分取りいれましょう。
  2. 適度の運動をし、体力の低下を防ぎましょう。家にとじこもらないで外出して日光、外気にふれましょう。
  3. 十分な睡眠をとり、バランスのとれた食事をとりましょう。
  4. サークル活動などに参加して、精神的な活力をつけましよう。
  5. 規則正しい生活を送り不摂生をしないようにしましょう。

 予防と対策

  1. 感染を防ぐインフルエンザワクチンの接種を受け「風邪」を引かない事、12月〜2月頃にかけて流行します。
  2. 平素からバランスのとれた食事を適量にとることで体力を養っておくことが、感染に対し抵抗力を付ける事は、非常に大切なことです。
  3. 十分な睡眠と疲れをためないこと。
  4. 外出から帰ったら必ず手を洗い、うがいをする習慣をつける。うがいは口中の細菌の繁殖や咽喉の奥へ侵入するのを防ぎます、また、うがいの後はサッパリと爽やかさが残り、気分的にも良い。うがいは水でよいですが、重曹水や食塩水を用いればいっそうさっぱりする。
  5. 感染したと思った時は、室内を暖かくして安静をとることが、早く回復する鍵です。入浴を控え肌着を毎日着替え、清潔を保つことを忘れずに注意すること。また、早めに病院に行き処置をする。
  6. 家族はどのように注意したらよいか家庭間で感染し合うことになりますから、流行期には家族全員で予防を心がける。もし家族で風邪にかかった人が出た場合は。
    • 呼吸不全の患者に近寄らない。
    • 風邪にかかった人がマスクをかける。
    • 咳、くしゃみが出るときは、必ずティッシュペーパーで口をおおうなどに注意すること。この早めの三原則を守り、早期の回復に努めることが家族間の感策です。
  7. 人ごみの場所は避ける。
  8. 呼吸不全患者は1回急性増悪をすることで低肺が悪く進行していきます。
  9. 口の中を清潔に保ちましょう。
    • ア、朝、昼、晩「寝る前」にはみがきをしましよう。うがいをしっかりと行いましょう。入れ歯のお手入れも、歯みがきからの感染症防止しましょう。「タンを出した後、吸入の後、外出後は必ず行いましょう。」特に外出後は、しっかりと実施して下さい。
    • イ、清潔、手洗いを充分に行いましょう。
      • タンを出した後、トイレ「おしっこや便」の後はきれいに手をあらいましょう。うがい、手洗い行いましょう。
      • 洗面・食後は歯みがきをしましょう。
      • 入浴・清拭(せいしき)「体を拭くこと、」洗髪(せんぱつ)「頭を洗うこと」を行い皮膚の清潔を保ちましょう。
      • 入浴後は湯ざめをしないように気をつけましょう。
 【適切な医療の選択しよう】

 専門医・よい病院

 専門医は、一般的に、学部を卒業後数年間は一般的内科を研修し、その後自分の専門分野を決め、その分野の勉強を主にします。従って開業にあたっては、開業までに自分が興未を持ち、専門性を高めてきた分野を標榜されていると思います。患者さんもそういう目で医者を選ぶ必要があると思います。
 医学も日進月歩ですので、先生方は全てを知識とする事は不可能です。少なくとも、自分が関わっている分野については、遅れないように勉強していかれるそうです。
 開業されている先生方は、主に家庭医として診療されていますが、より専門的な検査、治療が必要と判断される場合には、地域の基幹病院を紹介するというようにされているようです。
 また、secndopinion(セカンドオピニオン)という言葉が使われますが、納得がいかない場合に、他の病院への紹介を希望して拒否(きょひ)されるようなことはないと考えます。
 呼吸器専門医師、呼吸器専門医、内科医師のその他の病院でも呼吸機能患者を診察されている先生も多くおられます。在宅ケアの啓発の先生に患者自身が自由に選択が出来ます。(例:呼吸器は内科、腰が痛いので整形外科、湿疹で皮膚科など)あまり関係がないように思える症状でも実は1つの病気により起こっていることもあります。主治医先生には今どの様な薬を飲んでいるかなど正確に伝えてください。「現在は呼吸器専門医師は少ない。」
 薬の中には形が違っていても同じ物であることがあります。2カ所の病院から同じ薬がでていることもあるのです。先生と薬剤師と良く話し患者が飲んでいけない薬もあります。掛付けの病院を作り主治医先生と良く相談しましょう。


 呼吸リハビリを習得しよう

 自宅で出来るリハビリテーションには
  1. リラクゼーション(緊張を解く)A腹式呼吸(横隔膜呼吸)
  2. 口すぼめ呼吸(口をすぼめてゆっくり息を吐く)やゆっくりした大きな呼吸(深呼吸ではない)を行い、これらの呼吸の呼気 (息を吐く時)息苦しい作動の開始を合わる「自分にあった無理のない・口すぼめ呼吸をする。」
  3. 呼吸体操その他がありますが、医師又は理学法師の指導をうけて、自分に合った方法・プログラムで行いましょう。
  • 自分自身の障害(病態・生理)を理解する。
  • 呼吸障害に応じた体力を持つ。
  • 息切れを引き起こさない日常生活動作を身につける。
  • 常に増悪予防「外出時はマスクや呼吸器感染症に注意し「手洗い・うがい」はかならず行う様注意すること。
  • 自分の体調に合わせて毎日行う事無理は避ける。
  • 最近は病院や呼吸器教室等でリハビリテーションを実施しているので参加しリハビリの仕方を学ぶ事も大事です。又無理のない散歩も大切です