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当初の予定では「プロフェッショナル・スチュワーです!!」は全8話構成の短期連載という
形でスタートしたようですが、読者からの要望が多かったようで、数カ月の休みの後
読み切りの特別編を掲載。2003年の春から連載を再開しました。
この頃二次元堂では、略称を「プロです!!」に改めたようです。
特別編 (2002-Vol.23 2002.11.22発売)
今回一番期待していた「プロです!!」特別編。
面白いです。非常に手堅い仕上がりです。今までで一番完成度が高いんじゃないかな。
連載中は時々テンポが狂うのが気になってましたが(いきなり水着になったり
延々歌っちゃったりとか)今回は全体のリズムが統一されて気分良く読めます。
原作の段階から話の流れの疎密が揃えられているような印象です。
しかもラストで日常のドタバタへきちんと戻してます。芸が細かい。
極端に目立つ作品ではないし大ヒットするほどのモノでもないのかも知れませんが
雑誌全体の面白さを底上げするには、こういった作品が絶対必要だと思いますね。
#09 (2003-Vol.5 2003.02.28発売)
今回巻頭を飾ったのは「プロフェッショナル・スチュワーです!!」。
今回は新連載の序章って感じでしょうかね。
話の手堅さは相変らずで、しかも第1部であったようなリズムの狂いもなく
安心して読める仕上がりになっています。
今回は比較的おとなしくまとまっているかな、と思うのですが、狭い機内で
ハードアクションをやったり大ゴマで大ボケをやったりする印象が根強く
残っているせいでしょうかね(笑)
実は小百合はプロ野球が好きだったという設定、ちょっと笑えます。
#10 (2003-Vol.6 2003.03.14発売)
「プロです!!」は客室乗務員に必要な資質についてのエピソード。
いくら高学歴で博識でも、それだけではプロの世界の入り口にすら立てない。
やはり人間、中身が大事ってことです。
厳しい仕事であれば特にそういう傾向が強まるのが面白い所なんですが、しかし
改めて読み返すと結構難しい事描いてますねぇ。対象年齢相当高いぞ。
客室乗務員がメガネ禁止だというのは初めて知りました。
かつて「藍より青し」でメガネを掛けた乗務員の絵が出てましたが
あれは間違いだったんですねぇ。
#11 (2003-Vol.7 2003.03.28発売)
「くじごじ」と「プロです!!」とももせマンガの予告の他には特に見るべき物はないような。
「プロです!!」ではまたしても保奈美が下着姿に‥‥じゃなくて
スッチーマニアに引っ掛かる保奈美の間抜けっぷりが笑えます。
元々ストーリー性と内容で読ませるタイプの作品ですが、今回はテンポの良さと
ノリの良さで引っ張る、珍しいエピソードでした。
#12 (2003-Vol.8 2003.04.11発売)
今回の「プロです!!」では、一見何気ないエピソードを描きつつ、時折意味ありげなシーンが
現われたり消えたり見えたり見えなかったり、ちょっと気になる展開が。
原作がしっかりしているだけに恐らく何かの伏線だろうと思うのですが、このあたりは次回に
持ち越し。たぶん次はひと波乱ありそう。
#13 (2003-Vol.9 2003.04.25発売)
「プロです!!」では新章に入ってからの大きな疑問が解決されつつあるようで
次回からはプロとしての資質とか素質とか感性とかに関する部分が描かれそうな予感。
全体の完成度にも関連する部分だけに、ここで原作者の実体験が生きてくるのでは。
この部分をどのように掘り下げてどのような結末に持って行くのか、楽しみになってきました。
次回も期待です。
#14 (2003-Vol.10 2003.05.09発売)
前々号、前号と続く「プロです!!」では、今までで一番見応えのある展開になりました。
こういう話を直球で書ける人ってなかなかいないんですよ〜。普通だとこういった
展開を絶対避けて通ろうとしますから。
難しい話に負けず作画もかなり頑張ってます。
今回は個人的にも色々考えさせられて、満足度は高かったですねぇ。
#15 (2003-Vol.11 2003.05.23発売)
「プロです!!」は遂に第3部に突入。これはビックリ。
カラー原稿も手塗りからCGへ。これもビックリ。
更にフルカラーで豪快にパンツ丸出し。
個人的にはこの作品にパンツィラは不要だと思ってるんですが‥‥まあいいでしょう(笑)
今回はフェラーリで首都高を飛ばすという大変バカバカしいエピソードですが
前回が無茶苦茶シリアスな話だっただけにかなり笑えました。
テンポ良く、スピード感たっぷりの通勤風景が堪能できます。
(この話だけ観たら一体何のマンガか分からない‥‥笑)
#16 (2003-Vol.12 2003.06.13発売)
今回の「プロです!!」は携帯電話とコミュニケーションについて。
実は僕もこれと同じ事例に遭遇して、新千歳で離陸が遅れたことがあります。
海外では着陸直前に乗客のCDプレーヤーが作動して墜落しかけた例もありますから
電子機器に神経質になるのはよく分かる気がします。
見開きで携帯電話を破壊するシーンは二重マル。インパクトばっちりです。
このぐらい大袈裟に描いた方が読み手に伝わりやすいでしょう。
ただ、今回はラストちょっと前で話を急ぎ過ぎたかな、という所があって、ここは減点。
話のハイライトがかなり後ろ寄りになってる所と、台詞回しが微妙にとっちらかっている所が
気になるかも。
エピソード全体を通して、コミュニケーションというものについてもうちょっと
前面に持ってきてもよかったかなー。