レクチャー中・上級編
アクシデントとハーフサム

ある場所が、ある瞬間に、危険なエリアとなるかどうかを、ハーフサムで判断する方法。


★ハーフサムとは、「ある時期において、ある事象が起こり得る環境が整っているかどうか」を表示する技法です。

例えば、「その人の周囲が、結婚できるような環境であるかどうか」とか、「独立できるような環境かどうか」などを検討することができます。

また、病気にかかりそうな環境下であるとか、物事が終わりそうであるなどと並んで、事故が起こり得る環境というのもあります。

アクシデントが起きた場合、これら死の軸、治療軸、突発軸などの軸が何らかの形で刺激されている可能性が強いでしょう。
また、40選の軸だけでなく、天体の置き換えによる表示に現れる可能性もあるでしょう。

★では、どのように読んでいったらよいでしょうか。

例えば、震災など大きな天変地異の場合は、「その場所の経度緯度で作製した春分図」のハーフサムに、トランジット天体が接触していることが考えられます。

今回の課題は「ある場所」を特定するということにあるので、特に、アセンダントに注意する必要があるでしょう。

トランジットのアセンダントももちろん重要ですが、ハーフサムのアセンダントの含まれる組合せに対する、トランジット天体の接触も重視するべきでしょう。

先日のトルコの震災では、地震図の加速軸(ASC/MC)に火星が入っていました。
また、それほど大きな事象でない事件などで、ある特定の場所が重要になる場合は、
「その場所で作製した月の位相図」のハーフサムに、事件が起きた瞬間のトランジットにでる可能性が大きいと思われます。

★今回紹介した方法は、まだまだ研究途中なので、可能性を示したに過ぎませんが、
興味を惹かれた方の研究の成果を期待したいと思います。

このように、場所を精密に限定できるような方法が確立されれば、地震予測などにおける場所の特定が、より細かくできるようになるでしょう。


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