占星学って、なーに? その6 |
【ホロスコープのマクロ的な読み方2】 石川源晃著 「実習占星学入門」 P77〜 |
ホロスコープをマクロ的に検討する方法としては、前回あげたものの他に、 逆行天体の数、天体の度数、ディスポジターを検討するという方法があります。 ●逆行天体 地球からみると天体の動きは、太陽と同じ方向に運行する場合と、それとは 逆に運行するように見えることがあります。 太陽と同じ方向に運行することを「順行」、逆を「逆行」といいます。 太陽と月は逆行することはないので、残る8個の天体の内、いくつの天体が逆行しているかで、その人の社会に対する適応度を知ることができます。 10個の天体の内、平均で2〜3個逆行するといわれています。 ●社会に対する適応度 逆行惑星が一つだけの人は、特殊な才能の持ち主といわれています。 逆行惑星が2個か3個の人は、最も一般的なのでわかりやすい性質を持っています。大勢の人たちを相手にする仕事に向いていますから、政治家とか、大衆作家に向いています。 逆行している天体の数が平均より多い(4個以上)の人は、特殊な才能のある人になりますが、それだけ世間一般の人には理解されなくなります。 逆行惑星が多いほど、才能はあっても、世間的にはなかなか難しい人になります。 逆行している惑星が全くなく、全て順行している人は、特別の才能のある人です。そして、逆行の多い人よりも、世間的な付き合いがうまくいきます。 ●天体の度数域 天体はその度数によっては、大きな特徴を持つことがあります。 0度〜3度は幼い度数といいますが、ここにある天体は基本的な意味に幼さが加わります。 26度〜29度は老いた度数といいますが、ここにある天体は成熟しています。 ただ、その天体に関する事は後手にまわりやすいといえます。 26度にある天体は文筆の才に恵まれます。 27度は精神的な指導力があり、占星学の勉強にも向いています。 29度は問題のある度数といわれ、その天体の基本的な意味に関わる事で何か悲しい事が起きるといわれています。 ですから別名「涙の度数」といわれています。 いずれの場合も、サインとサインの切れ目に近い場所にある天体は、他の場合に比べて使いにくい天体ということがいえるでしょう。 また、その天体に関することで、チャンスを逃しやすいともいえます。 |