大潮ってなに?
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大潮 : 潮の干満の差の最も大きくなる時。新月・満月の時におこる。
中潮 : 潮の干満の差が中くらいになる時。
小潮 : 潮の干満の差が小さくなる時。月の上弦・下弦のころがそうなる。
長潮 : 潮の干満の差が一番小さくなる時。
若潮 : 長潮の翌日。潮の干満差が大きくなり始める日のこと。陰暦の11日・26日にあたる。

大潮の干潮は午前11時前後に 満潮は午後5時前後になり、磯に入る時の目安にします。

潮の基本パターン(数字は陰暦日付、大:大潮、中:中潮、小:小潮、長:長潮、若:若潮)
 01大(朔月・新月) 02大 03中 04中 05中 06中 07小 08小 09小(上弦) 10長 11若 12中 13中 14大 15大
 16大(望月・満月) 17大 18中 19中 20中 21中 22小 23小 24小(下弦) 25長 26若 27中 28中 29大 30大

陰暦には 29日までの小の月(1月、3月、5月、8月、11月) と 
       30日までの大の月(2月、4月、6月、7月、9月、10月、12月) とが有ります。

陰暦月の呼び方
   1月:睦月(むつき)
   2月:如月(きさらぎ)
   3月:弥生(やよい)
   4月:卯月(うづき)
   5月:皐月(さつき)
   6月:水無月(みなづき)
   7月:文月(ふづき)
   8月:葉月(はづき)
   9月:長月(ながつき)
  10月:神無月(かんなづき)
  11月:霜月(しもつき)
  12月:師走(しわす)




潮の濁り、透明度ってなんだ?
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海や川・湖の汚染度合いを示す基準の一つに、「透明度」があります。珪藻やプランクトンや汚濁粒子、土の粒子などが増えると透明度は低くなります。透明度は、河川や海に流れこむ土砂や生活排水等によって生じる富栄養化の状態を示すわかりやすい指標です。



赤潮・青潮ってなんだ?     
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赤潮:写真をクリックするとズームアップします。
海面が珪藻やプランクトンの死骸が浮き上がり真っ赤になった状態のこと。赤潮の下は珪藻等が死んで浮き上がってしまうため、見た目よりは海水は綺麗な様で、黒鯛などがよく釣れることが有ります。こんな潮じゃ何にも釣れないよと言いながら竿を出したらメジナが入喰ったことも有ります。

菜っ葉潮は赤潮前兆(赤潮の一種だそうです)で、海水中に珪藻やプランクトンが大量に繁殖し、潮の色が緑色に見える状態のこと。緑色に見えることから「菜っ葉潮」と呼ばれている。この潮の時は海水中の珪藻やプランクトンが多すぎて酸欠状態になるのと、エラに珪藻等が引っ掛かってエラ呼吸が出来なくなるので、魚が逃げ出してしまう(魚が居なくなる)ので魚はがあまり釣れません。


青潮:
底層にある貧酸素水塊が風の影響で、底層から表層に運ばれる現象で、貧酸素水塊に含まれる硫化水素が表層で酸素と結びついて海の表面が青乳色になるのでこのように呼ばれています。近年の研究では底層にあった貧酸素水塊が外洋水によって押し上げられて表面に出てくるという要因もわかってきました。 (神奈川県水産技術センター)

学術的には
赤潮は、渦鞭毛藻という植物プランクトンが異常発生する現象です。実際には赤色だけでなく、増殖する植物プランクトンの種類によって赤褐色や茶褐色などバリエーションがありますが、いずれも赤潮とよばれます。
赤潮の主な原因は、やはり海の富栄養化にあります。生活排水などに含まれる有機物から生じた豊富な栄養塩をえさにして、渦鞭毛藻が増殖します。赤潮が発生すると、赤潮プランクトンがエラにつまったり、大量の赤潮プランクトンが分解するときに酸素を奪うため、魚介類が死滅します。これまで赤潮は、工業化や人口集中のはげしい北半球の内海によく発生していましたが、近年では発生がより大規模化、長期化しており、発生海域も世界的に拡大しています。
渦鞭毛藻類の中には、有毒物質を分泌するものもあり、このプランクトンを食べた貝類を人間が食べて中毒をおこすという被害もおきています。たとえば、フィリピンで猛威を振るった赤潮プランクトンは麻痺性の毒をもっていました。毒はプランクトンを食べる魚介類に蓄積し、さらにそれを食べた人間に被害をもたらしました。 (人間に被害がおよんだ例は「恐〜い お話」を参照して下さい)

青潮は、生活排水などに含まれる有機物が分解され、リンや窒素などの栄養塩が自然環境の許容量をこえると青潮などの現象がおこります。
栄養塩が海の浄化作用をこえて流入した富栄養状態の海でおきます。富栄養化した海では、まず栄養塩をえさにしている植物性プランクトンが大量に発生します。こうした植物性プランクトンの死がいが海底に大量に蓄積し、これを分解するために微生物は多くの酸素を消費します。その結果、酸素の含まれる量が極端に少ない貧酸素水塊ができます。この貧酸素水塊は、白っぽい色や青緑色をしているため「青潮」とよばれるのです。
青潮が発生すると、アサリなどの貝類や魚類が酸欠状態になり大量死します。明るい青緑色をした青潮は、硫黄のような臭いを発します。
青潮は、海底にできたくぼみは海水がよどみやすく、流れがないため、微生物によって酸素が使い尽くされ、貧酸素状態となるからです。


赤潮・青潮を防ぐために釣人である自分達に出来ること
いつまでも魚の住める海を守るため、コマセの撒き過ぎは避けましょう!。特に潮通し(流れ)の悪いところでの撒き過ぎは、沈殿したコマセが富栄養状態の海水をつくり、珪藻やプランクトンの大量発生を促し、魚の住める環境を破壊、強いては魚の釣れない海をつくって居ることにつながります。自分だけ釣れればと考える前に、ちょっとこのことを思い出してね。




東の風が吹くと「釣れない」ってほんとう・・・?
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東の風が吹くと、表層の水が沖に流れ出る(離岸流)。そして、底層にあった酸素の少ない水が湧昇してくる。 そのため水温が下がって魚の活性が鈍くなり、魚が餌さを追わなくなり喰いも鈍ってきます。これは一般的な話ですのでもちろん例外も有ります、挑戦して釣果があったら教えてね!。



「やませ」ってなに?
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東または北東から吹いてくる冷たい風のことを「やませ」風と言います。

夏は太平洋高気圧が発達して南寄りの風が吹き、暑くなるのが普通です。しかし北の高気圧が異常に発達し日本の方へに張り出してくることが有ります。この様な時、東または北東の風が吹きやすく成ります。この風を「やませ風」と言って、北の冷たい空気が噴き出して来るので気温が下がります。この「やませ風」が連続して長く続く時ほど気温が低くなり北日本では凶作となることが多くなります。専門家によると「やませ」が連続して五日以上も吹き続く場合には平年よりも気温が3度以上も低くなることを明らかにしています。



                              





















釣りマメ知識
大潮ってなに? 潮の濁り、透明度ってなんだ? 赤潮・青潮ってなんだ?
東の風が吹くと「釣れない」ってほんとう・・・? 「やませ」ってなに?