1990年

バブル崩壊とHG中期



写真1 トライアスロンチョロQ

写真2 Qboy

カラフルなカラーリングで初期HG並のクオリティを持つ トライアスロンシリーズが誕生!
従来のQボートに改良が加えられスポンジをタイヤにつけるのではなくフロートをコインホルダーにはさんで水面を走ることができた。
車種は スタリオン、パルサーエクサ、パジェロ、BMW、コルベットインディ、プジョークワザールの6種。
翌年 トライアスロンIIとして フェスティバ、シェビーバン、F−3、スカイラインGTSが発売。このパートIIは生産数が少なかったようで入手が難しいようだ。

変り種では プラモデルキットのチョロQロボ「Qboy」が登場。チョロQの中でももっとも異色。
漫画やカードが付属して シリーズ全部そろえると合体できるという代物。

HGシリーズは RS(レーシングスピリット)マグナムエンジン搭載の チョロQスポーツシリーズへと以降。スカイライン、フェアレディなど人気のスポーツカーが多数ラインナップに加わる。

この年の幻の逸品

中期 HG
エダマメスカイライン2種と
フェアレディZ32 イエロー

この年以降発売されたチョロQはバブルのあおりも受けて 初期HGのクオリティは面影もなく、A品番時代の成型ボディにシールに逆戻りしてしまう。
それでも遊び心は失わず 当時のCMをパロったエダマメシールのR32など 開発陣の心意気は受け継がれていた。
この時期 初回ロットのみで絶版となったカラーリングが多数あり、いずれも入手が今では難しいものが存在する。初期HGに対してここでは中期HGと呼んで列挙してみる。
HG21 R32スカイライン (エダマメ、ゼクセル)
HG22 フェアレディZ32(イエロー)
HG23 フェラーリF40(ホワイト)
HG24 ザウバーC9(ホワイト)
HG25 ユーノスロードスター(黒、白、緑、銀、レモンイエロー)
HG26 セリカGT-FOUR(マールボロ)
HG27 ディアブロ(シルバー)