1983年

クルマ以外のシリーズチョロ獣誕生



写真1 チョロ獣

写真2 チョロ獣 夏祭り限定品

写真3 レディみるく

写真4 レディみるく ウインク

1983年はCシリーズ コンバットチョロQをはじめとして 500円玉でウイリーする大きなチョロQ「ビッグチョロQ」、1円玉ウイリーの小さなチョロQ 「すえっ子チョロQ」、ハデな模様がプリントされたハデハデチョロQ、ステアリング機構がついたGTチョロQ、お風呂で遊べる Qボートと多くの変り種チョロQが登場する。

この年 チョロQはクルマ以外のカテゴリにも進出!しかもプルバックぜんまいでなくフリクションアクションの 怪獣なのだ。口から火を噴くアクションも搭載。
その名は「チョロ獣」。かわいいデフォルメで ゴジラ、ウルトラマン、キングコング、ガメラ、ゲゲゲの鬼太郎をシリーズ化。
特別仕様として 夏祭りにはクリア仕様が販売されたがこちらは 当時のクリア樹脂は弱く 折れやすかったため回収。稀少な逸品となっている。レアものとしては 毛がついたものもある。

珍品では「レディみるく」というチョロ獣のバリエーションがある。花嫁衣裳、チアガール、バニーガールなどの衣装を着用したゴジラが6種類。
実は隠れたバリエーション。写真4を参照願いたい。どこが違うの?はい、瞳をみてください。なんとウインクしているではありませんか!

<面白コラム>
あれは、いつのことであっただろうか。
ふと、チョロQの初期製品には「HOBBY CAR」そして「JOY HOBBY CAR」といった刻印があったことをAは思い出した。
確かに、昔の個体にはJOYとかかれたものと、書かれていないものがある。
S氏は個体を何気なく並べているうちに、一つの法則に気が付いた。
「いわゆる、A品番にはJOYの文言が入らない!」
そうだ。コンバットチョロQにはJOYが入っている。
これはどういうことだ!コンバットはJOY(楽しい)であって、通常品であるA品番はJOYではないというのか?
その、コンバットもドイツ軍セット4からはJOYが消えている。
ということは、コンバットも途中から楽しくなくなったのか??
いや、そんなことはあるまい。途中からJOYが消えたコンバットの真偽は不明であるが。
S氏は以下のような仮説を立てた。
「JOYの入るチョロQはタカラの別部門(例えばホビー事業部)などが企画した。故に通常品と差別化をはかるためにJOYと入れたのではないか?」
真偽の程は明らかではないが、ある時期、チョロQにこのような刻印があったことは事実である。

みなさんも裏板をたまには見てみましょう!なにか発見があるかも??

この年の幻の逸品

コンテスト賞品

この年 チョロQ改造コンテスト、レース大会などが年末開催。入賞者に贈られたのが写真の記念チョロQだ。メッキ仕様のチョロQはぴかぴかチョロQと呼ばれ 東京銀座「金太郎商店」の特注がはじめて。
クリアのすけすけチョロQもつくられた。
今ではメッキやクリアは好まれないが当時は他とは違う宝石のように光るチョロQに心ときめかせたものだ。

※金太郎商店は現在存在しません。


写真 すけすけチョロQ


写真 ぴかぴかチョロQ