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 世界三大仏跡のひとつ

 バガンを訪ねて 寺院と人々の生活



     

  バガンの仏塔群は、カンボジアのアンコールワット、インドネシアのボロブドゥールとともに
  世界三大仏跡に挙げられる仏教遺跡です。赤茶色のレンガで造られたパゴダや寺院は、11世紀から
  13世紀にかけて繁栄したパガン王朝時代に建設されました。
  右はバガンで最も有名なアーナンダ寺院です。レンガの上に漆喰が塗られており、頂上部は金ぱく
  で覆われています。



     

  バガン観光の拠点はニャンウーです。空港、長距離バス、フェリーの拠点です。
  朝のマーケットでは様々なものが売られており、とても活気があります。



     

  日用品、食料品、なんでも売っています。物価もとても安いです。
  近年は中国、インドとの国境貿易が盛んで、市場の物資も増えているそうです。



     

  ニャンウー近郊で最初に訪れたのはシュエズィーゴン・パゴダです。
  大規模なパゴダで、すべて金ぱくで覆われています。
  左は、紙に挟まれた金ぱくです。仏像に貼ることができます。



     

  仏像が着ている袈裟は、満月の夜、一夜のうちに織られるものです。
  一晩のうちに、一生懸命努力して袈裟を織ることで、たいへんな功徳を積むことができるのです。



     

  ここは町の漆工房です。竹を編んで形を作り、その上に漆を塗って形にします。
  細密な模様を描いて色付けすると完成です。
  中が竹なので見た目よりも軽いです。



     

  漆の上に黄色で模様を描き、黄色の上に金ぱくを貼っていきます。
  漆塗りの技術は日本の輪島塗に学んでいるそうです。
  ミャンマーは金も漆も竹も豊富な国です。



     

  ミンナントゥ村を訪ねました。家はチーク材、竹、レンガなどを組み合わせてできています。
  家の中には結婚式などの家族の写真、お坊さんになった時の写真などが飾られていました。
  仏様の祭壇もあります。日本の神棚のようです。



     

  托鉢のお坊さんは、毎日どの家に来るのか順番で決まっているそうです。



     

  バガンで最も有名なアーナンダ寺院です。本堂は1091年に建てられました。
  一辺63メートルの正方形で、塔の高さは50メートルあります。



     

  東西南北の4面に高さ9メートルの巨大な仏像が4体建立されています。
  微笑んでいるような優しい表情をされています。2体が創建当時のものです。
  今はライトで照らされていますが、もとは自然光が堂内に入り込むように設計されています。



     

  4体の大仏像以外にも、さまざまな表情の仏像がたくさん作られています。
  お釈迦様の生涯をつづったレリーフなど、壮大な彫刻群です。



     

  バガンタワーから一望。3000のパゴダがあります。これらのパゴダ群は11世紀から250年
  かけて作られました。13世紀、モンゴルの侵攻によってパガン王朝は滅ぼされました。
  今はアンコールワット、ボロブドゥールとともに世界三大仏跡に挙げられ、世界遺産への登録を
  申請中です。



     

  バガンの朝、熱気球に乗ってパゴダの平原、エーヤワディー川の流れを一望することができます。
  右は、パゴダと御来光です。



     

  ここはアマラプラのマハーガンダーヨン僧院です。ミャンマー最大級の僧院で、1000人の僧侶
  が修行しています。10時になると、托鉢から帰ってきた僧侶たちが一斉に食事をします。



     

  ほとんどの僧侶は赤茶色の袈裟を着ています。まだ得度していない幼年僧侶は白い袈裟、尼僧は
  ピンク色の袈裟をしています。無言のまま、静かな食事です。




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