■TOPへ戻る 旧ビルマ王朝の首都 マンダレーのパゴダ 世界一の仏像群 首都ヤンゴンに次ぐ、ミャンマー第2の都市がマンダレーです。 マンダレー最大のパゴダがこのマハムニ・パゴダです。 こちらのご本尊は参拝の人々が毎日金ぱくをはっていくため、ボコボコに膨れ上がっています。 金ぱくはお布施して購入することができます。薄くてヒラヒラした金ぱくを台紙ごと押し付けます。 注意しないと自分の手が金ぱくまみれになってしまいます。 大勢の人々が次々に金ぱくをはってお祈りしていきます。 なお、女性が金ぱくを貼ることは禁止されています。それでもたくさんの女性がお祈りしています。 お祈りと言いましたが、日本のお参りと違って、どの人も長い間座って瞑想しているような 感じです。お坊さんたちは108珠の数珠を繰りながらお経を唱えています。 ミャンマーの寺院は境内の中でさまざまなものが売られています。 参道に商店があったり、行商が店を広げていたり、若い人やお坊さんなど、さまざまな人が 集まっています。「こんにちは!」と日本語で話しかけられることもしょっちゅうです。 市内の金ぱく工房を見学しました。あの極薄の金ぱくは、石の間に金ぱくを挟み、それを男たちが 何時間もハンマーで打ち伸ばして作っているのでした。 このような重労働によって作られた金ぱくが仏像に貼られます。 仏像を作るために汗を流すことは功徳を積むことなのです。 マンダレー旧王城の外堀からマンダレーヒルを見通しています。 マンダレーはイギリスに占領される1885年までミャンマー最後の王都でした。 しかし王都としての歴史は短く、ミンドン王が即位した後の、1857年から建設されました。 右側はマンダレーヒルのふもとにある、クドードォ・パゴダです。 クドードォ・パゴダは1857年の王宮建設と同時に建設が開始されました。 ミンドン王の指示により、2400人の僧侶が経典を刻んだという大理石の石版が729枚 納められています。仏陀の入滅までの全ての説法を集め、第5次仏典結集が行われました。 マンダレーヒルは標高236メートルで、山全体が寺院となったマンダレーの仏教聖地です。 山頂には360度見渡せる広々とした展望テラスがあります。夕日の時間帯は数百人の人出です。 マンダレー旧王宮と市街、エーヤワディー川を一望することができます。 左の写真のようにミャンマーの女性は横すわりで礼拝をします。 マンダレーの翌日はインワ鉄橋を渡り、ザガインヒルへ向かいます。お坊さんたちはアスファルト の上も裸足です。一般の人々はサンダルで生活しています。靴は見かけません。 黄緑色の壁面や、床のタイルもきれいです。すっかりこちらの寺院の色使いに慣れたので違和感 なんてさっぱり感じませんでした。 ここには日本人戦死者を供養するパゴダが建てられています。第2次大戦中、ビルマ戦線では 19万人の日本兵が亡くなりました。慰霊碑も全国に建てられています。 この旅の途中でも慰霊供養をたびたび行ってきました。ミャンマーの人たちは日本人のお墓を きれいに掃除し、大切に守ってくれています。 日本の遺族会からも学校やインフラ整備などへの援助が盛んに行われ、今日の平和と 日本ミャンマーの友好を示しています。 ザガインヒルの中、ウーミントンゼー・パゴダです。ここには仏像45体が並んでいます。 私が履いているスカートは、ミャンマー人のほとんどの人が履いているロンジーというものです。 老若男女、公務員、会社員、学生、みんなロンジーにサンダル姿です。 ザガインからモンユワ方面へ、ここはカウンムードー・パゴダ、女性と関わりが深いパゴダです。 売られている材木は日焼け止めの材料、タナカの木です。 内部はガラス中心の飾りです。ミャンマーの寺院の天井部には、お釈迦様の生涯を描いた絵が 美しく飾られています。絵と解説つきで、いつでもお釈迦様の説法を見ることができるのです。 モンユワに来ました。そびえる仏像、シュエ・ター・リャウンです。 手前の寝釈迦仏は全長111メートル。奥は建築中の立像です。今は亡くなられたあるお坊さんの 夢だったそうです。人々のお布施が集まり、1996年に寝釈迦仏が完成しました。 シュエ・ター・リャウンのふもと、ボディ・タタウン。 ここでは菩提樹の下にお釈迦さまが1万体!!建立されています。 寝釈迦仏は内部が寺院になっていて、お釈迦様の生涯が人形や壁画で描かれています。 シュエ・ター・リャウンの立像は高さ176メートル、2007年6月完成予定。世界一です。 右側は1939年建立のタウンボーディ・パゴダです。大きい仏像と壁びっしり埋め尽くす 小さな仏像あわせると58万体!!になるそうです。 タウンボーディ・パゴダの山門です。マンダレー周辺の寺院は山門に白い像が立っています。 白い像もお釈迦様に由来しています。 仏像や寺院を建立することは功徳を積むことです。人々のお布施が集まり、このような大寺院が 最近になっても作られ続けていることにたいへん驚かされました。 前へ ■TOPへ戻る 次へ |
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